JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

泉ヶ岳9/6

2020年09月07日 | 奥山 移動運用
 このところ下界の天候は悪くないのですが、高度1000mから2000mあたりは不安定で登山をするかどうか判断に迷うことが多いです。昨日も奥羽山系は良くなさそう、ということで近場の泉ヶ岳(仙台市泉区)に登ることにしました。

 地下鉄とバスを乗り継ぎ、午前8時かもしかコースを登山開始。スキー場はまともに日が差すのでことのほかキツく感じます。バテないようにゆっくり登っているとトレイルランご一行が軽やかに追い抜いていきました。自分も縦横に山を駆け歩きたいのですが、なかなかそうもいきません。ただ、今回はいくつか軽量化を図ってみました。




岡沼



 うさぎ平を経て岡沼に着いてみると珍しく水を湛えておりました。春先の雪解けで水のある沼になるのですが、今時期このような姿は初めて見ました。このあたりからガスに突入。といってもさほど湿った感じではありません。約1時間20分で山頂着。藪漕ぎしていつもの運用場所へ。






 アンテナ固定に三脚ではなく、雪崩捜索用プローブを使いました。雪崩現場で雪面に突きさして埋まっている場所を特定するための道具です。テントポールのように折り畳み式になっており、全長2.4m。畳めば40cmほど。カーボン製で重さ240g。雪面に突きさすためのものなのでテントポールと違い、ワイヤーでしっかり連結されガタツキやたわみがありません。ということで、アンテナマストとして好都合では?と考え、使ってみました。先端にアローラインをクリップで取り付け設営完了。







 アローライン(AL-144F)もこれまで使ってきた5D2Vケーブルではなく、取り回し改善と軽量化を目的にRG58ケーブルとしました(給電部に工夫が必要)。これによりアローライン本体+3mケーブルで重さ250gに収まりました。リグはID-51。予備バッテリーを含め無線機材一式で1kg以下。これまでは特に三脚がネックとなり2kg近くになっていたので、約半分といったところです。






 さて、時おり霧雨もありアンテナに水滴が付着して良い状態とは言えない中での運用でしたが、145MHzFMにて宮城、岩手、山形、福島各局に交信いただきました。茨城、栃木、新潟局も聞こえいたものの、タイミングが合わなかったり、呼んでも届かなかったりで交信には至りませんでした。最遠方は岩手県葛巻移動局。距離約195km。90分ほどの運用、CQを出したり呼びに回ったりして13局と交信。プロープマストは地面をある程度選びます。硬い地面だとささりません。ただ、ガタツキがないので抜きさしは楽です。アンテナもさらに軽量化を図り、ウルトラライト運用に近づけようかと考えています。





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