JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550   特小・LCR 山岳移動 

石舞台―開山堂―南風蕃山 3/17

2024年03月17日 | 里山 移動運用

 

 

 蕃山山中でまだ訪ねたことのなかった「石舞台」、松倉コースから少し離れたところにあるようです。前回、松倉登山口の様子もわかったことから、ネットにあった地図を頼りに行ってみることにしました。

 

 松倉・盲導犬訓練センター前バス停で下車、松倉登山口から100mほど進み、右の分岐へ入ると、松倉沢。渡渉してすぐ松倉コース入り口となりますが、地図によると石舞台へはここを過ぎてそのまま直進するようです。

松倉登山口

松倉沢

石舞台へ

 

 しっかりした踏み跡がついており安心して登っていくと、急に怪しくなって道を失ったかと思ったものの、適当に5分ほど登った先に「石舞台」がありました。手作り標識によると標高258m。大きな岩場なのかと考えていたのですが、石の露出した尾根の突端という感じで、どこにでもありそうな里山の小ピーク、期待したほどの開放感はなく、ちょっと名前負けかな? といったところです。

石舞台 ↑ ↓

 

 石舞台から北に細道が続いていました。いったん下って登り返すあたりで左折し、斜面をトラバース。赤布なし、左折するところがわかりにくく、踏み跡もほとんどなくなってしまい、カンに頼るしかありません。

斜面をトラバース

松倉コース合流点

 

 しばらく斜面歩きが続いた後、松倉コースのしっかりした道に無事合流。合流点にも赤布や標識はないので、こちら側から石舞台に下るのも手ごわそうな気がします。

松倉コース

 

 雑木林の中を登ってしばらく進むと急に視界が開け、開山堂の一角に到着。マンサクの咲く山頂、大年寺山のテレビ塔や仙台市街地南部が遠く望まれ、樹間にこれから行く南風蕃山とそれに続く尾根が見えてきました。

開山堂

開山堂より

南風蕃山を望む

 

 開山堂を後に4つコブをアップダウンし53番鉄塔を経て巡視路に入り52番鉄塔へ。ここから尾根に出て、展望地に寄ってみました。

53番鉄塔

52番鉄塔への巡視路 ↑ ↓

展望地へ

 

 今日は快晴、雁戸山、大東岳、三峰山、泉ヶ岳、等々一望でした。山中、県境の山々を南北に見渡せる展望地は他になく、ここで無線運用とも思うのですが、高圧線からのノイズ、パルス、影響テキメンで無線不可。なかなかうまくいきません。

展望地より 雁戸山(左) 大東岳(右)

後白髭山、三峰山、泉ヶ岳

 

 展望地を後に、51番鉄塔を経由し南風蕃山に到着。

南風蕃山山頂 標高357m

 

 樹木に囲まれ、ロケ的に良いわけではないものの、今回もここで無線運用としました。145MHzにて福島市、名取市、涌谷町の3局に交信いただき、後が続かず、いったんCL。この山頂で人に出会ったことはこれまでなかったのですが、今日は二組に会いました。いづれも西風蕃山方向から歩いてきたようです。1組はWルートへ、もう一組は往路を引き返していきました。

 

 再び一人になったところで、D-starレピーターにてJP7IEL局と連絡をとり430MHzシンプレックスへ。VUデュアル八木(145MHz2エレ、430MHz3エレ)と以前作って使わずじまいだった5エレ八木との比較実験をしてみました。結果は送受信とも特段の違いは感じられず、ちょっと期待外れでしたが、逆にVUデュアル八木はオープンスリーブ方式にしては悪くないのでは? と少し見直しました。

430MHz 5エレ八木

 

 下山はSルート。前回、登りに使ったものの、夢中で登ったので不確かなところもあり、確認しながら辿ってみました。Eルートと違い、こちらは道形、踏み跡はほとんどありません。赤布も山頂付近と入り口付近のみ。ただ、尾根の縁にそって一直線に下るだけなので単純ではあり、特に不安なく下っていきました。雑木から杉林に変わると赤布があり、見覚えのある旧作業道に出ることができました。

Sルートを下る ↑ ↓

旧作業道

南風蕃山方向を振り返る

下山口付近

松倉バス停より 紅梅が満開でした

 

 南風蕃山のルートが新たに拓かれたことで、周回の自由度が高まり、蕃山歩きの愉しさも格段に増したように思います。里山の例にもれず、至る所に枝道や獣道があって、それがどこに続いているのか、あるいは行き止まりなのか、突然消えてしまうのか、そして思わぬ風景に出会ったりもする、辿ってみてはじめてわかる面白さ、道はどれほど辿っても尽きることがなく、たとえ迷ったとしても人家は近いので知れています。下草のないこの時期、あと半月ほどは蕃山散策、愉しめそうです。

 

 

 

 

 

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