10年ほど前に作り、山岳移動で一時期このアンテナばかり使っていました。先日、しばらくぶりに物置から取り出してみたところ使い勝手の良い印象があり、調整し直してみることにしました。調整と言っても接続部のボルトを締め直したり、防水処理したり、ロッドエレメントの最適化を図ったりする程度で、大きな変更をしたわけではありません。
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ロッドエレメントには印を付けマッチングの目安にしていたのですが、いつの間にかズレが生じてしまったようです。このアンテナは4本のエレメントすべてが導通しており、1本でも寸法を変えるとすべてに影響を与えるのでやっかいです。ある意味、寸法の組み合わせは無限にあります。上下同じ寸法、前エレメント(給電部)より後ろエレメントを若干長くのセオリーどおり改めて微調整したところ <前エレメント上下41.0cm 後エレメント上下44.0cm> でベストマッチングとなりました。
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給電部近くのケーブルにパッチンコア1個を取り付けた状態でベストとなり、コアを外すと変わってきます。同軸ケーブルも新しいものに換えようかと考えたのですが、思いのほか良好な状態となり、そのまま使うことにしました。
このアンテナの特徴は
1) エレメント寸法が短くて済む(コンパクト)
2) ブロードな指向性
3) 利得は通常の2エレ同等か少し良い程度。
といったところです。本日も大年寺山公園にてJP7IEL局と比較実験してみましたが、「J型アンテナより若干良い。わずかに信号が安定する」とのレポートをいただきました。利得的にはホイップ系より良いものの過大な期待は禁物、コンパクトさが身上のアンテナ、といったところかと思います。
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三脚とのバランスを考慮し、本体中心部を支点に持ち上げるようにしており、そのためケーブルもポール(塩ビパイプ)に沿って垂らすことになります。下部エレメントに影響が出てしまいそうな気がしないでもありません。バランスはそのままに、ケーブル引き回しはもっと良い方法がありそうな気がしています。
3エレ化した後に導波器を作って取り付けてみましたが、反射器以上に放射器からの間隔が長くなり、1)大型化してバランスがよくない、2)組み立てと強度に難がある、ことから試作のみでやめてしまいました。だいぶ前のことで寸法図はありません。本文に書いたとおり、このアンテナは通常2エレよりコンパクトに使えるところがメリットと考え、今は3エレ、4エレ化は考えず時々使っています。ご参考まで。
z 50近くまで追い込みました。 アンテナソフトで
寸法を出す方法もありますが、カット・トライでやつた
方が早いかもしれませんね。 挑戦してみます。
黒崎