JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550   特小・LCR 山岳移動 

蕃山 松倉沢ルートー展望地―開山堂―大梅寺 3/24

2024年03月24日 | 里山 移動運用

 

 

 平たい台地状に見える蕃山は面的にはまとまった大きさがあり、開山堂、西風蕃山、蛇台蕃山、萱ヶ崎山、南風蕃山、それに展望地を加えると350m前後の6つの小ピークを持ち、それらを縫うようにいくつもの沢が流れ、意外なほどの水量だったりもします。

 今時期なら何とかなるだろうと、気になっていた松倉沢の遡上ルートを辿ってみることにしました。

 

 松倉・盲導犬訓練センター前バス停下車、今回も松倉登山口から入山。

松倉沢渡渉点

高巻きルート

 

 沢をそのまま辿ってもよいかとも思いましたが、よく見ると渡渉点から先にわずかな踏み跡がありました。100mほどこの高巻きルートを進むと行き止まりとなり、そこから沢に下りてみました。

松倉滝

 

 すぐに高さ2mほどの松倉滝が現れました。水量は少なく、滑らない沢床なので、そのまま登って越えることができました。この後も小滝があり、かまわず進むと上鳥屋沢の分岐に到着。

上鳥屋沢分岐

 

 この辺りは小広い河原にいち面の落葉がたまって明るい静寂に満ちており、落ち着いた雰囲気があります。右手の沢の方が広く、そちらに入りたくなってしまいそうですが、左の上鳥屋沢を遡上していきます。

分岐付近

 

 滝つぼを持つ小滝があり、高巻くことができず少し難儀しました。

沢幅が狭くなり倒木も増えてきました

 

 勾配が増した先に、高さ10mほどの二段小滝が現れました。このルート最大の難関、といってもさほどではありません。

二段小滝

二段小滝を上から見る

 

 この二段小滝を越したところで、見覚えのある「はしご橋」が視界に入り、一般ルートに無事合流することができました。

はしご橋

はしご橋より沢ルート方向

 

 ここまで、登山口から約50分。緊張する場面もありましたが、沢に分け入ってはじめて見える風景もあり、愉しめるルートと思いました。ただ、それなりに危険な箇所もあり、標識はもちろん赤布もほとんどないバリエーションルートです。

 

 はしご橋から52番鉄塔を経て、今回も展望地まで行ってみることにしました。大東岳の上部には雲、後白髭山や泉ヶ岳はくっきりとした稜線を見せてくれました。この展望地、自分的には気に入っている場所ですが、なぜか他の登山者に出会ったことはなく、不思議な感じがします。

大東岳

後白髭山 泉ヶ岳

 

 展望地を後にいったん西風蕃山の方向に進み、途中から右折して53番鉄塔へ。カタクリの葉があちこち顔をのぞかせ足の踏み場もないほど、あと1~2週間で開花といったところでしょうか。

53番鉄塔へ

53番鉄塔より 七ツ森を望む

 

 4つコブを越え開山堂に到着。

 

 開山堂の少し先にある反射板の下で無線運用としました。ID-51のGPSでは標高309mを表示。樹木で眺望はありませんが、地形的には北東に開けているようです。145MHzにて仙台市内、名取市、石巻市、東松島市の4局と交信、その後430MHzにて本日もJP7IEL局にお相手いただきました。先週の南風蕃山よりもこの場所の方が信号は安定するようです。

反射板

 

 下山はまだ辿ったことのない綱木コースと思い、反射板から南に下る踏み跡に入ってみました。赤布なし、尾根を外さなければ大丈夫なはずと下っていったところ、その尾根がなくなり、平たい斜面の杉林にとなって、道を失ってしまいました。杉林を歩き回っているうちに沢に出てしまい、アウト。あきらめて登り返すことにし、反射板まで戻りましたが、20分ほどロスしてしまいました。バス時刻も気になり、メインルートである大梅寺登山口に下ることにしました。

遠くに仙台のビル街が見えていました

小畑山

 

 途中、小畑山に立ち寄り、急いで下りました。

大梅寺境内

下山口

 

 バス時刻2分前に到着、なんとか間に合いました。

 

 

 

 

 

 

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