JO7TCX アマチュア無線局

せんだいSD550  山岳移動運用 

高瀬峠―疣石山―馬船峠 11/7

2021年11月08日 | 里山 移動運用

 

 

 今シーズンもJR常磐線を使い亘理の山々を歩いてみるつもりです。深山周辺はよく整備されて登山者も多いですが、その北や南はほとんど人に会うこともなく、登山道も少し手が加わったかと思うと翌年は荒れてしまっていたり、訪れるたびに状況が変わります。昨日は高瀬峠から入山、4月に辿ったルートを半年ぶりに歩いてみました。

 

 JR山下駅下車。高瀬峠をめざし林道を進むと左右に石切り場があり、その先1kmほどで峠となります。林道として整備されているのは石切り場まで。4月に訪れた時以上に荒れ方がひどく、特に峠の手前あたりは低木と雑草に覆われ道形はありませんでした。踏み跡すら消えてしまったようです。かつては車も往来した峠道で、「路肩注意」の看板だけが侘しく残っているのですが、見る影もありません。

 

高瀬林道

この先に峠

 

 高瀬峠から急な斜面を登り北に進むと螺吹山。前回見過ごした山頂標識を確認しようと注意深く進みましたが今回も見当たりませんでした。もともとそこが山頂かどうかもわからない状態だったのですが、朽ちてしまったのかもしれません。笹薮の中の細道を進むと伐採地の斜面が見えてきました。伐採がさらに進んだ様子はなく、作業道もそのまま。そのへりに登山道が続き、登り切ったところが疣石山山頂。伐採によるものとはいえ、雑木や杉林の尾根が続く亘理山地にあって見晴らしの得られる数少ない山頂と言えます。西側は谷の急斜面となって高度感もあります。吾妻、安達太良の稜線もうっすらと見えていました。この山は他に大沢山、物見山の山名を持つようで、明治時代の古い三角点も現存します。昔から地元の人々に親しまれた山なのかもしれません。

 

疣石山山頂(314.6m)

 

 さて、山頂にてしばしの無線運用。反射を使えるのでは?と吾妻山に3エレを向け2mSSBにてCQを出し、県内および福島、山形各局に応答いただきました。D-starレピーターのアクセスを試したところ、福島430と福島伊達430レピーターよりダウンリンクあり。福島伊達レピーター山掛けで福島市内局と交信。2mFMでは福島県郡山市の大将旗山移動局の信号が強力に入感。何度か山同士で交信いたいだいている局です。しばしQSOを楽しみ運用終了としました。

 

デュアルバンド軽量3エレ

 

 疣石山山頂からさらに北に向かい馬船峠へ。このまま集落に下ってもよいのですが林道の状態は推して知るべし。いったん鷹討山に登り返すことしに、山頂は踏まず手前の尾根から沢ルートで下山しました。

 

馬船峠 右手に登山道

 

 

 高瀬峠から疣石山頂までは倒木が多く荒れ気味、山頂から馬船峠までとその先の登山道はおおむね良好でした。沢ルートも細々ながら踏み跡が続き、赤布もあります。この数年、山元町側はいろんな新しいルートが拓かれて、それらがどう交差しているのか、あるいは別の登山口につながるのか不明です。今期は一つ一つ辿ってみようかと考えています。

 

 

 

 

 

コメント
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