大風17号の影響により明日から崩れるとの予報で、本日、泉ヶ岳(標高1172m 仙台市泉区)に登ってきました。今シーズン2回目の定点運用。
早朝は山の稜線が見えていたのですが、登山口に向かうバスから眺めているとみるみるガスがかかり、山頂部はすっぽり雲の中。眺望は期待できないので、無線運用を楽しみに登りました。直登のカモシカコース。霧の中の登山というのもおつなものです。約80分で山頂着。天候が今一つということで、2名の先客のみ、閑散としていました。
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いつもの運用場所に移動し、さっそくアンテナを設置。装備はアローラインとFTM-10S(145MHz)。この組み合わせが使い勝手よく、このところこればかりです。ケーブル直付け、かつ、Mコネがそのまま使えるので、ケーブル忘れとか変換コネクター忘れの心配がない、というのも理由の一つです。
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本日は、宮城各局のほか、山形(米沢市、寒河江市)、岩手(奥州市、一関市)、福島(福島市、郡山市)各局に交信いただきました。ここの定点運用では0エリアと何度かつながっていますが、前回、今回とも応答はありませんでした。八木(3エレ)でないと厳しいのかもしれません。山岳局は笹倉山(大和町)、笹野山(米沢市)。笹野山とは53-52で交信。自分も5年前に登りました。5月の暑い日で、日蔭のない緩慢な尾根道をバテ気味に登ると、突然、真っ白な飯豊連峰の大展望が現れ、感激した記憶があります。
2時間弱の運用、ほぼ途切れなく呼んでいただき22局と交信。帰りのバス時刻を考え、終了としました。
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交信中、リグとバッテリーのことを何度か聞かれました。FTM-10Sの良いところは消費電力が最大パワーでも2Aとハンディ機と変わらず、リチウム電池での運用が可能な点です。今日は18650の3本直列をつないで使いました。運用開始時12.1V。終了時10.6V。3本直列なので満充電は本来12.6Vになるはずですが、電池ホルダーの保護回路が働き12.1Vまでしか充電されません。それでも3時間くらいは余裕で運用できます。ただし、電圧低めなので10W設定でも実質パワーは8Wほどになります。4本直列では開始時16.2Vとなり、許容電圧を超えてしまうもののFTM-10Sではさほど熱くなることもなく使えています。自分の場合、いつも3本直列と4本直列の両方を持って登り、たいていどちらか1セットで済んでしまいます。このバッテリーを導入して丸2年経ちます。その間、すべての山岳移動で使用し、そのたびに繰り返し充電して使っているわけですが、ほとんど消耗・劣化を感じません。電池の進化にはホント恐れ入ってしまいます。