本日の鑑賞
1)
伊藤康英:管楽器のためのメロディ(行列幻想 -邦人作品シリーズ/金洪才&東京佼成WO)
伊藤康英:交響曲、鈴木英史:ソング・アンド・ダンス、池上敏:冥と舞(1995年版)
(飛天の舞 -邦人作品シリーズ/山下一史&東京佼成WO)
小山清茂:吹奏楽のための太神楽、越後獅子、木挽歌/Eng.Hrと吹奏楽のための田植え歌
(山田一雄&N響団員メンバー)
何ということもなく、吹奏楽の邦人作品をまとめてチョイス(^^;)。
伊藤康英さん、やはり聴き応えあり。今時の邦人作品に見られがちな内容、構成の甘さがみじんも感じられない。
大体どちらも標題音楽ではないし、そもそもコンクールの自由曲として選ばれることを全く考慮していない作り(ご本人もそう仰っている)w。
鈴木英史さんの作品も、短いながら非常に力のある作品。これが若書きの作品だというから大したもの。
池上さんの作品は、大昔旭川市立神居中学校がコンクール初出場で金賞を獲得した時の自由曲(改訂版)。
静と動の対比、バランスが素晴らしい。
どちらも逆にコンクールの自由曲に相応しい作品のはずだが、滅多に、いやほとんど取り上げられない。
なぜだろう???
2)
ニュルンベルク裁判(DVD)
しばらく前に買っておいたが、何しろ上映時間が約3hと長尺なので、
なかなか手を出せなかった映画(^^;)。
全く予備知識なく観たのだが、非常に見応えがあった。
特に、弁護人役として熱弁をふるったマクシミリアン・シェルと、困難な裁判に立ち向かった裁判長スペイシ―・トレイサーが
殊の外印象に残った。
(マクシミリアン・シェル)
(スペンサー・トレイシー)
この作品で、シェルがオスカー(主演男優賞)を獲得したとのことだが、納得の出来。
いわゆる「ホロコースト」は、一部少数の人間に責任があるのか、
それともより多くの人間に責任があると考えるべきなのか・・・!?
トップが暴走すれば国は滅ぶ。
どこかの国もそうならなければいいのだが・・・。
3)
ハワード・ハンソン:交響曲第1番「ノルディック」、第2番「ロマンティック」他
(ハンソン&イーストマン・ロチェスター管 他)
これらのシンフォニーが20世紀のアメリカで生まれた、ということに意味があるのだろう。
モダン/アバンギャルド全盛期の作品としては、異例なまでにロマンティックな作品。
規模は大きくはないものの、中身は充実している。
さすがはアメリカ音楽史上の巨人の一人。
PS
『ニュルンベルク裁判』のマクシミリアン・シェルについてWikiで調べてみたところ、
何とフォーサイスの『オデッサ・ファイル』にナチの残党で主人公の敵役・ロシュマン役で出演しているではないか(驚)!?
学生の頃、原作を殆ど徹夜で読んだっけ。
これはDVD買わないといかんなw。
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