石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

3月20日本日は早朝より火災出動した後に夫婦別姓に反対する大会に参加しました

2010年03月20日 | Weblog
 こんにちは、消防団第一分団所属の石井伸之です。本日は午後からの予定になっているので、午前中のんびりしていると「ふわーーん・・・ふわーーん・・・・・」と出火報のサイレンが聞こえ、速やかに作業服へ着替えて消防小屋へ向かうと、分団長から「燃えているから」との嬉しくない言葉があり、周囲には緊張が走ります。

 谷保7000番台のとある場所に駆け付けると、遠くからでも延焼しているグレーの煙が上がっており、並行道路のとある場所に他の消防車が使っていない消火栓を見つけ、そこから水利を取り、ホースカーと呼ばれるホースが9本詰まった台車を引くチームと消火栓に接続しる取水するチームに分かれて作業し、私は水利を確保した後に放水しているチームに合流しました。

 既に大半が煙に包まれた民家へ消防署隊と消防団がそれぞれの方向から放水を行い、私たち第一分団も西側より放水を行いました。不幸中の幸いは早朝だったことでほとんど無風状態により煙も炎も直上に上がっておりました。これがもしも午後からの強風に煽られていたらと思うとゾッとします。

 さらに怖いことに、民家にはプロパンガスが設置されており、出火場所がそちら側でなかった為にプロパンガスは無事でした。もしも、これが爆発していたら、被害甚大で火の手は広範囲に広がっていたと思います。火災現場には地元の石神地域の方が集まっており、顔見知りの方々より状況を聞かれると共に周囲へ燃え広がらないように駆け付けたことを感謝されました。

 消火作業は40分ほどで終了しましたが、その後はホース洗いなどでなんだかんだで帰宅するまでは1時間半ほどの時間がかかり、朝食前だったこともあり腹ペコでヘロヘロでした。火災は続くと言われておりますので、火災を他人事とは思わず火の元には十分気をつけて下さい。

 その後、家内から聞いたのですが、お昼前になってから燃えカスと思われるものが青柳地域にも降って来たそうで、洗濯物や布団が汚れてしまったと言われました。こんな形で二次災害があるとは思いもしませんでした。

 さて、午後2時からは、夫婦別姓に反対し家族の絆を守る国民大会が東京ビックサイトで行われるということから、日本会議地方議員連盟よりお誘いいただき、そちらに参加しました。

 只さえとんでもなく広い会場にどれだけの方が集まるのか少々不安に感じましたが、5000人入る会場には5100人の方が詰めかけ、夫婦別姓に反対する方々の関心の高さを伺えました。主催者は「夫婦別姓に反対し、家族の絆を守る国民委員会」となっており、呼びかけ人には、市田ひろみ(服飾評論家)桂由美(ブライダルデザイナー)桜井よしこ(ジャーナリスト)小野田町枝(日本女性の会)工藤美千代(作家)長谷川三千代(埼玉大学教授)と言った方々の名前が並んでおりました。

 主催者代表の挨拶があってからは、各党・各派からの挨拶に入り、トップバッターには国民新党代表・金融担当大臣の亀井静香衆議院議員が登壇し、毎日のように福島みずほ大臣より「夫婦別姓で困っている人がいるから助ける為にも閣議決定に賛同して欲しい」と言われ先週水曜日には鳩山総理直々にお願いされたそうです。

 しかし、亀井大臣は選択制とは言え、姓の違う親を持つ子どもがどれだけ戸惑い、思い悩むのか?長く続いた伝統文化を何故ここで変えなければならないのか理解できない、として国民新党は断固として夫婦別姓には反対であることを表明しておりました。

 続いて民主党の吉田議員からは党内でも23名の議員が夫婦別姓には慎重な立場を取る議員が会を立ち上げ、反対を訴えているそうです。

 自民党からは、下村博文衆議院議員が親として子供が社会の役に立つ立派な社会人に育ってほしいという願いを叶える為にも、夫婦の絆と家族の絆が大事であると言われている時代に、家族のまとまりを弱める夫婦別姓制度を導入すべきではないと訴えかけ、自民党でも旧姓や通称をさらに使いやすくする対案提出に向けて努力していると言われておりました。

 平沼赳夫衆議院議員からは、夫婦別姓法案には家族解体の危機が隠れており、民主党は家族解体や戸籍制度廃止を訴えている旧社会党系議員のいいなりになって、民主党の政策集に書かれていることに触れておりました。

 最後に登壇した埼玉大学の長谷川三千代先生の話は目からウロコが何枚も落ちる内容となっておりました。

 夫婦別姓の韓国や中国は儒教の教えが色濃く残り、その中身は祖先を大切にすることだが、それは自分自身の親だけのことであり、日本は明治新政府となった明治5年に戸籍法が確立するまでに慎重審議された結果、夫婦のどちらかがどちらかの姓になることによって、お互いのご先祖様をお互いが尊重し、お互いの両親をお互いに面倒を見る為にも夫婦同姓制度が必要であるという言葉が私には最も説得力のある言葉でした。

 その時には、私は何故かさだまさしさんの関白宣言の歌詞「おれの親もおまえの親もどちらも同じだ大切にしろ」が思い出されました。

 こういったコンセプトを持って150年余り運用されてきた戸籍法で、選択制夫婦別姓には、完全夫婦別姓や完全夫婦同姓に比べてコンセプトが無いと断言しており、民法の改正には誰にでも分かる明確なコンセプトが必要であると言われておりました。

 こういった話を聞くと、日本人というのは自分の姓に誇りを持ち、ご先祖様が頑張ってくれたからこそ、今の自分が存在しているという当たり前のことですが、その当たり前を再確認する時期がきているのではないでしょうか?現世を生きる横のつながりも大切ですが、縦の繋がりとも言えるご先祖様を大切にすることが、両親や子供を大切にすることにも通じるのではないでしょうか?

 戸籍法は明治からの150年程度かもしれませんが、江戸時代以前からも日本人は家族を大切にして、結婚と言う親族同士の繋がりから家と家が連携して協力すると言う「困った時はお互い様」という精神を守ってきた民族であると思います。

 だからこそ、私は夫婦のどちらかに姓を同じくして、家族という最も小さな集団を大切にすることが重要であると考えます。

 アメリカや欧米では一時期個人尊重主義に陥ったことによって、離婚率が高まり家族の崩壊がクローズアップされておりました。そのことを反面教師として家庭の大切さに気が付いたと言われております。
 
 民主党が議員立法で提案する可能性もあると言われましたので、亀井大臣が閣内で頑張ったとしても危機が去ったわけではありませんが、国会議員の方々には今一度、両親の姓が違うことによって子供がどれだけ戸惑い、思い悩むのか考えていただきたいと思います。

 久しぶりに大変長い文章となってしまいましたが、最後まで読んでいただき心より感謝致します。


コメント
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