石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

3月6日午前10時より一般質問を行いました

2009年03月06日 | Weblog
 こんにちは、国立市議会議員の石井伸之です。3月2日から始まった一般質問もいよいよ最終日となり、本日午前10時より私が一般質問を行う時間となりました。

 一般質問の順番というのは、通告書を提出した順番となっており、この頃は上村議員と最終日の一般質問をするのが慣例となりつつあります。特に今回は、住基ネットに関する議論の移り変わりを見たかった半面、自分が考えていたことが次々と質問されてしまうという諸刃の剣でした。

 さて、通告をしていた一番目の項目は矢川駅・谷保駅のエレベーター設置です。矢川駅エレベーター設置については、初めて市議会議員選挙に立候補して落選した時から、エレベーター設置について訴えかけておりました。

 その後、矢川駅は平成14年に、谷保駅は平成18年にエレベーター設置を求める陳情が国立市議会で可決しております。矢川駅については、ようやく具体的なエレベーター設置に伴う新駅舎建設工事の見込みが平成21年9月ということで示されました。

 手前味噌な言い方となりますが、両駅のエレベーター設置に関する質問を議員の誰よりも多くの時間を割いて質問してきた私としては、今までの質疑における長い道のりに一つの大きな区切りを記すことができました。

 さらに、谷保駅エレベーター設置についても、12月議会では長期計画に「凍結」と、打ち出されていたところを「協議継続」という方針転換があったことを副市長から答弁されましたので、その責任をどのように感じているか関口市長に質問したところ、あっさりと自分の非を認められておりましたので、そういった潔さは大切にしていただきたいと思います。

 大阪府知事だった横山ノック氏は、大阪府議からの厳しい追及を「すんまへん、すんまへん」と、ひたすらあやまることで有名だったと言われております。人間というのは、不思議なものと頭を下げてひたすら陳謝する相手に対しては、追求の手が緩むものです。

 しかし、住基ネットに関しては、住基法30条5で市長に接続か切断をするかという裁量権が無いことは明白となっておりますが、そういった違法状態を改善する努力が見えません。

 今日の質問では、年金を受給されている方にとって、住基ネットへ接続していれば提出する必要が無い、現況届について質問をしました。そこでまずは、期日までに現況届の提出を忘れてしまった方の総数を聞いたところ、平成20年度で87名との答弁がありました。

 現況届の提出期日を一日でも遅れてしまうと、年金から天引きされている介護保険料や後期高齢者医療費といったものが、普通徴収という形となって納付書が送られます。自分は年金から天引きされていると思い込んでおりますので、納付書はそのままゴミ箱へ直行し、その後の督促状で市役所へ苦情の連絡が舞い込むそうです。

 また、現況届が年金の受給日を超えても社会保険事務センターへ到着しないと、年金支給が実際に止められてしまうこともあります。そこで、そういった現況届の出し忘れを防止するにはどういった対策を考えているのか市長へ質問したところ「広報を充実したい」という一言で終わってしまいました。

 住基ネット切断によって、年金受給者へ現況届の提出をさせてしまい、それによって生命・財産の危険にさらしている訳ですから、もう少し親身になって対応するのが責任ある市長の立場ではないでしょうか?

 こういった状況が続くことが好ましくないことは、誰の目にも明らかなはずです。こういった是正要求に対して不服があれば、自治紛争処理委員会へ不服申し立ての手続きができますから、関口市長のDV被害者への対応やシステムからの情報漏洩の危険性を公の場所で議論すべきではないかと訴えかけましたが「市民へ情報提供を行って対応を考えたい」というだけで、総務省と議論をする考えはないようです。

 それでは、いつまでに結論を出すのかという私の質問に対して、何故かわかりませんが、期日を区切ることはできないそうです。

 関口市長の考え方と、総務省の考え方を擦り合わせる中で、さらによりよい住基ネットを確立する一助になるかもしれません。少なくとも違法状態とレッテルを貼られた訳ですから、何らかの対応をしないのは、誠意ある対応とは到底考えられません。

 残念ながら、議論は平行線となってしまいましたが、今後とも現況届で年金受給者の不安と不便さを解消できるように努力して行きます。

 それにしても、余りにも不誠実な答弁が繰り返されるので、私も大人げ無く熱くなってしまい、語気を荒げて質問すると、終了後はドッと疲れてしまいました。充実感の無い徒労感も疲労を助長しているように感じます。

 それにしても、どうしてそこまで関口市長が重箱の隅を突くようなごく僅かな危険性を声高に触れまわって、どこでも発生しているかのような答弁を繰り返すのか理解に苦しみます。よっぽど、現状の実害として現況届の提出を忘れてしまったり、病気になって入院してしまい提出できなかったことについての配慮もされていないというのは、責任ある市長としての立場を放棄しているように見えてしまいます。

 とにかく、一刻も早い解決に向けて努力するのが、関口市長の責務であることは言うまでも無いと思います。
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