ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【9月も毎週日曜日は休業します。】

シンクロニシティ

2013-07-17 15:21:42 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「シンクロニシティ」です。

「シンクロニシティ」は心理学者ユングが提唱した概念で、「意味ある偶然の一致」の事で、日本語では「共時性」や「同時性」といいます。それは必然性を感じる偶然の事で、そのような事は誰しも経験があると思います。このブログでも数回登場した事のある言葉です。

このところ、私にも「シンクロニシティ」と思うような事がいくつも発生しております。その一つは昨日も起きました。

ここ最近、お客さんのいない時に「結晶 成長・形・完全性」(砂川一郎 著)を読んでいるのですが、昨日はちょうど「トラピッチェ・エメラルド」のページを読んでいました。この本は専門性が高く、理解できない部分も多いのですが、私は少しずつ目を通しています。昨日はそのページだけを読みました。

昨日は暇な一日でしたので、定刻の19時ちょうどにシャッターを閉めようと思っていました。ところがそのタイミングになんなさんと千葉の加奈子先生がいらっしゃいました。ロージーさんとここで待ち合わせをしているという話です。加奈子先生は昨年9月以来の久々のご来店でした。

加奈子先生は前回のご来店の時に幾つかの取り置きをしておりまして、その中のひとつがコロンビア産の「トラピッチェ・エメラルド」だったのです。私が「トラピッチェ・エメラルド」のページを先ほど読んでいたという話をして、「これってシンクロニシティ?」と言いますと、「そうですね!取りに来ました。」とおっしゃいました。

待ち合わせの3人はテンション高くお店にいましたので、閉店時間を延長しました。3人とも石好きで、石を見ながらの話題はなかなか尽きません。どの位だったでしょうか?3人は食事に行かれるという事で短時間で帰って行きましたが、非常に密度の高い時間が過ぎたような気がします。

「シンクロニシティ」はどうも日常的に複数起きているようです。ほとんどは気付かない場合なのでしょうが、まれにその事に気付いてしまう事があり、そういう時にひとは「シンクロニシティ」を感じてしまうのだろうと思います。

「シンクロニシティ」、これも未知の不思議な現象だと思います。

宮城音弥さんの言葉を思い出します。

「証拠なくして肯定せず、アプリオリーには否定しない。」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする