いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

大田区自民党、国政に先駆けて再編か??

2009-11-18 | Weblog
 議員の控え室の机の上、メ-ルボックスには実に様々な文章、お手紙などが届く。時には「死ね!」等と言う物騒なものもある。本日の文章は、想定内とはいえ「またですか」という感じだ。

 それは、議会事務局発のもので「議員の会派異動について」というものだ。それによれば、先日、自民党3会派だったものが、4回派目に「自由民主党政友会」なる会派が出来たのだが、この新たな会派に、11月16日付けで、自由民主党大田区議団所属の4名が合流し、同日付で、自由民主党大田区議団(ここでは、最長老議員の名をとって便宜上、永井派とよぶ)は解散したそうだ。

 いやはや、なんだか、忙しい。当初は18名の最大会派だったものが、議会内役職と、区長との関係をめぐり、真の親区長派(自称)9名が分離、大田区議会自民党(ここでは同上の理由で河津派と呼ぶ)を設立。その後、議会内人事の見解の相違から近藤忠夫議員が永井派を離脱、自由民主党大田区議会を一人で設立。さらに、先日、河津派から2名、永井派から4名が離れて、政友会を設立したのだった。

 まあ、他所から見ていても、政友会は、全員合流のためのソフトランデイングとしての、土俵作りだ、と思っていたが、なんとしても合流の条件として「議長と幹事長をよこせ」(河津派の発した部外秘文書による)と頑なだった、河津派は合流せず、また、近藤議員も合流しなかった。

 結果、政友会10名、河津派7名、近藤議員、と3つの会派構成となり、相変わらず、大田区議会最大会派は、公明党である。従って、議会内の慣例で、永井議長が辞任すれば(慣例では毎年辞任で交代)、公明党から議長を選出することになってしまう。

 何度も書いているが、大田のサル山の大将よりも、日本という大きなサル山の大将を交代することに全力を傾注すべきで、区民に理解しにくい会派間抗争をやっている暇はないはずである。保守勢力は、超党派で合流し、現亡国政権を倒すべきであろう。

 がんばれ!自民党!まだ、民主よりマシだ!

(参考)

自民党政友会:
永井敬臣、田中一吉、水井達興、高瀬三徳、安藤充、伊藤和弘、塩野目正樹、鈴木康文、鈴木隆之、湯本良太郎

大田区議会自民党:
河津章夫、海老沢信吉、松原秀典、岸田哲治、松原茂登樹、大森昭彦、押見隆太

自民党大田区議会
近藤忠夫

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年収1000万円のお仕事ありますby大田区課長公募

2009-11-17 | Weblog
 任期付公務員採用の条例を可決して以来、様々な職種において、「任期付」が「人気」である。あきれた事例では、定年退職の一日前に「大田区職員を退職」させ、一日だけ民間人にして「翌日から任期付採用」などという新たな天下り?とも言える荒業まで実施されている。この例は、問題ありとして東京都が疑義を表している。

 また、新政権の目玉である観光課長も、墜落寸前の航空会社の「ホテルマン」から「期限付き」で入庁されたが、いかなる理由かは承知していないが「病気療養」を理由に9月以来姿がない。

 東京都の天下り的「期限付き課長」も、「高度な識見」で採用されたわりには、議会答弁では「承知しえいない」「私は担当したことがない」「そう信じてやってきた」など、およそ「識見がある」とは思えない内容を答えていた。 

 さらには、建築系の比較的若年の「期限付き」担当課長、係長の中には、全職の「会社名」を明らかにしない者もおり、ひょっとしたら、ゼネコンなどから「期限付き」を装い送り込まれたスパイか???

 さて、そのような中、またまた大田区では、期限付き課長と係長を公募することになった。対象は「再開発担当」である。資格要件もたいしたことはない。

 課長が、再開発の経験3年以上。係長が経験があること、だそうだ。その程度の経験の人材民間から期限付きで公募する必要があるのか疑問である。再開発は、発議から竣工まで、早くても5年以上。時間がかかるところでは20年以上を費やす事業である。たかだか、3年の経験は、なんの役にたつのか。

 また、この程度の人材を庁内で発掘できないのか、と実に不思議に思う。さては、またお得意のデキレ-スで、どこぞのデベロッパ-と組んで「すでに決まった人材」がいて、それを「透明性、公平性を高める」言い訳に、公募をするのか??

 真偽不明の「民間出身」を標榜する、自民党出身区長と取り巻き役人である。

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いぬぶし、ピロリ菌に感染か?

2009-11-16 | Weblog
 一昨日、ある医療機関の会合で同じテ-ブルでご一緒した消化器系の女医さんに、「過去に十二指腸潰瘍にかかった痕跡があること」「最近、下痢ぎみであること」などを告げると「ピロリ菌駆除」を勧められた。

 以前、放送大学の保健衛生系の面接授業で、講師がピロリ菌駆除をされた体験を話され、ピロリ菌駆除が胃がんのリスクを軽減するから是非、との言葉を思い出した。

 さっそく、本日、「いるかいないか」の検査を受検した。これは、ピロリ菌に反応して二酸化炭素を発生する検査薬を飲む前後の、呼気に二酸化酸素量の差異を測定することにより、その有無を確認するものだ。

 最初に、呼気を採取。次に検査薬を飲み、5分間横たわり、さらに15分間座位で安静にし、呼気を再度採取する。結果は、5日後とのこと、永年同居していた「知人?」の有無は、いささか面白いではないか。

 ただ、一部学説によれば、ピロリ菌除去を行った患者に、食道炎や食道癌の発症が多くなった、という。必ずしも悪玉だけではないのだろうか。

 ちなみに、検査は保険適用で2400円也。50歳以上の方の50%以上は保菌者だそうで、検査をお勧めする。

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いぬぶし新入隊員、市民消火隊「旗手」の栄誉に!

2009-11-15 | Weblog
 自民党、民主党の多くの議員が消防団に入り、普段から消火訓練や救護訓練をされているのは、誠にりっぱだと思う。ただ、私は航空自衛隊予備自衛官なので、大規模災害、国民保護などの事態には、招集命令が防衛大臣より届く可能性がある。そこで、消防団と自衛官の選択を迫られた時には、たぶん、自衛官を選ばざるを得ないだろう。従って、再三のお誘いも固辞しているのだ。

 消防団とは別に、多くの町会には市民防災組織としての「市民消火隊」がある。普段、消防団の指導のもと、初期消火訓練などを行っている。妻は、地元町会の女子消火隊員で、操法発表会では「2番員」として活躍をしているが、私は、これも逃げまわっていた。

 ところが、つにに逃げ切れず、一昨日「制服が出来たから取りに来るように」との指示が、消火隊長からあった。そして、本日、六郷地区市民消火隊操法発表会が多摩川河川敷で行われた。

 勿論、新入隊員の私など出る幕はない、と思い開会式に臨んだのだが…
隊長「今年は、当町会が幹事なので、旗手をやらなければいけない。誰かやって」一同シ-ン…

隊長「じゃあ、いぬぶしさんやってよ!」

私「一応、来賓なんですけど…」

隊長「大丈夫!大丈夫!」

 てな訳で、突如、六郷地区15町会の消火隊の先頭を、とても重い旗を持って行進することになってしまった。

 自衛隊で散々やらされてきた「観閲行進」のようなものだが、何しろ30年も前のことだ。忘れちまったな~

 旗の敬礼は、旗を体に直角に掲げて行うのだが、この旗が実に重い。行進中は、なんとかなったが、挨拶の度に、「かしら右!」。これは大変だった。不動の姿勢での「旗の敬礼」は、まず予令「かしら~」で旗を真上にあげ、動令「みぎ!」で旗を真正面、体に直角に出す。「直れ」で、反対の動作だ。

 これを繰り返すのだから、たまらない。事前にわかっていれば「休め」の姿勢の時は、旗を保持せずに、右手で体と同じように地面に立てることも、形としては出来たのだが…

 いやはや、右手が痛いこと。他の議員からは「政治力で、一番目立つところを取ったのだろう」と言われたが、とんでもない。

 まあ、旗手というのは、名誉なことではある。皆さん、御苦労さま。



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日本解体阻止!!守るぞ日本!国民大行動

2009-11-14 | Weblog
 今日は、志ある保守系地方議員の団体である、草莽全国地方議員の会等が主催する「11.14 日本解体阻止!! <第2弾> 守るぞ日本! 国民大行動 」が有楽町マリオン前で行われた。

 昼間から街頭演説、日比谷公園までのデモ行進、そして、またマリオン前で17時半まで、街頭演説というロングランの企画だ。

 固い内容と、土曜日という日程にどれくらいの方々が集まるか?なんと、マリオン前は、約2,000名もの人々が参加し、身動きができない状態だった。



 外国人参政権、夫婦別姓、靖国に替わる国立追悼施設など、民主党政権はまさに、とどまるところを知らない「亡国政権」である。なんとか、この暴走を止め、国民の前で化けの皮をはぐ必要がある。

 民主党お得意の「労組の動員」とは違い、今日は誰に動員されたのでもない人々が、怒りをもってマリオンに集結したのだ。街宣車の上には、高市早苗衆議院議員や、憂国の士である西村眞悟前衆議院議員、田母神俊雄前航空幕僚長の姿もあり、道行く人の歓心を買っていた。

 私も多くの同志の地方議員と街宣車の上で、いかに民主党が危険で、外国人参政権など絶対に認めてはいけない、と訴えた。自民党への「お灸」のつもりが、日本解体に繋がってしまう等とは、有権者は考えなかったのだろう。

 はやく、出て来い保守本流のマトモな政党!!
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忘れちゃだめでしょ!国旗掲揚by区立学校管理職

2009-11-13 | Weblog
 我が国ほど「国旗をあげる」という、世界中の国で当たり前におこなわれていることを、当たり前にできない国はない。北朝鮮だって、国旗だらけではないか。

 昨日は、天皇陛下御即位二十周年の国民がこぞって祝賀すべき日であった。さすがに左傾した民主党政府も式典を開催し、祝意を表した。内閣府、文部科学省、総務省などは、この日、全国の自治体、学校、企業などに国旗を掲揚するように、協力を依頼した。

 大田区教育委員会でも、これを受け、区立学校の学校長宛てに、国旗掲揚の依頼文を数回流したそうだ。(教育委員会総務課長)ただ、日教組の教育政策丸のみの民主党政権下で、はたして国旗を掲揚するのか、不信に思い、議会調査係に調査依頼をした。

 大田区4地区で、中学校、小学校各2校づつをランダムに抽出し、11月12日の国旗掲揚状況を調査して欲しい、との依頼だ。全校調査してもいいのだが、とりあえず実態をすぐさましりたかったので、16校にとどめたのだ。

 結果、調布地区は、小中学校ともに4校共に掲揚されていた。大森地区は、小学校、中学校、それぞれ1校が掲揚していなかった。糀谷・羽田地区では、中学校1校が掲揚していなかった。問題なのは、蒲田地区の小学校である。「朝のうち掲揚していたが、今は掲揚していない」という回答である。何が原因なのだろうか。

 さっそく、掲揚していない学校、降ろしてしまった学校の副校長、または学校長に電話で事情を確認すると、またまた面白いことがわかった。

 *大森地区の中学校の副校長:忘れていた。その文書はいつきたのか?

これでは、生徒の忘れものの指導は出来ませんな!

 *糀谷・羽田地区の副校長:忘れていた。午前中の議会からの調査で気づいた。

では、なぜ、午前中のうちに掲揚しなかったのか、との私の問いに「すみません。今から掲揚します」と。う~ん!!学校管理職って、この程度か。

 *蒲田地区の朝掲揚していた校長:なぜ、降ろしたのか?私の指示ではない。風が強いからかもしれない。すぐ、掲揚する。指導が行き届かなく申し訳ない。

へえ、他の学校では風は吹かなかったのだろうか?それにしても、学校管理職が知らないうちに、国旗が降ろされるとは、学校とは恐ろしいところだ。

 *大森地区の掲揚していない小学校長:インフルエンザとか忙しくてそれどころではない。個人情報の関係で話せないこともある。

はあ~!!!ついに、国旗掲揚が出来ない理由に、インフルエンザと個人情報まで持ち出すとは、流石、学校長になる方の頭脳はすばらしい。だいたい、校長が掲揚するわけではないはずだ。主事に指示すればすむ。皇居前から15時半に電話をかけ、「間違いを気づいたら、すぐ直す。教育者の基本でしょ。今から掲揚したらどうか」と、私が頼むと「学校は、あと30分で終わりだが…」と、学校長は嫌そう。

何???また、1時間、教員が早帰りをしているのか、と思ったら、児童の下校時間までだという。「下校時間に国旗がある。子どもたちは、なぜ、と思う。それでいいじゃないか」と、告げた。はたして掲揚されただろうか…

 全校調査していれば、学校名を公開するのだが、ランダムの一部抽出調査なので、他に掲揚していない学校と不公平になるので、今回は学校名を明らかにしない。

 どうか、教員のみなさん、学校だけがシ-ラカンスのような、時代錯誤の組合活動や、国際常識から外れた行動をしないように願いたい。あなたたちは、定年まで「閉鎖されたユ-トピア」にいるからいいが、教え子らは、学校を卒業いたら、まともな国際常識を身につけ、まともな国民にならなければいけないのだから!

 頼むよ、日教組の政治組織たる民主党さんも!せめて、政権与党なら党本部に国旗ぐらい掲揚しろよ!無理だよね。横路さんや輿石さんがいたんじゃね。

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天皇陛下御即位二十周年をお祝いする国民祭典

2009-11-12 | Weblog
 二十年前の今日、天皇陛下はご即位の礼を行われた。本日は、政府主催の記念式典が挙行され、夕方からは、奉祝委員会主催の国民祭典が皇居前広場で行われた。

 第一部の奉祝まつりは圧巻である。何しろ、全国の著名なお祭りが、一同に会し、見ることができるのだから。

 五所川原ねぶた(青森)、奥州江刺百鹿大群舞(岩手)、しばた台輪(新潟)、館林八木節(群馬)、佐渡おけさ流し(新潟)、郡上おどり(岐阜)、東京神社庁連合御輿渡御、など、まだまだある。

 その後、2部は祝賀式典である。前回10年前は、一般席での参加だったが、今回は国会議員のすぐ後ろの来賓席だったので、さすがに圧巻だった。各界を代表する方々の紹介、あまりに多すぎて覚えきれなかったが、何人かを列挙する。

森光子、宇崎竜童、松崎しげる、藤岡弘、常盤貴子、原辰徳、王貞治、野村克也、高橋尚子、荒川静香、…

 印象的だったのは、ポ-ランド特命全権大使ヤドヴィガ・ロドヴィッチ 閣下(女性)である。両陛下がご訪問されたことから、祝辞を述べられたが、長文にもかかわらず、全文すばらしい日本語であった。

 また、原辰徳氏は、海外で日本の選手が、日の丸を胸に戦う心を披露され、これからも、天皇陛下の温かい励ましを糧に頑張っていく、と抱負を述べられた。

 荒川静香選手は、片手に原稿を持っていたが、一切目もくれず、立派なスピ-チをされた。流石である。

 演奏は、陸、海、空の音楽隊の合同チ-ムという、なんとも豪勢な陣容である。

 そして、いよいよ18時半、天皇皇后両陛下がお出ましになり会場は、12度という気温にもかかわらず、最高潮に。鳩山首相が以下のような祝辞を述べた。

(前、中略)
わけても、昭和天皇のみこころを受け継がれ、戦没者およびそのご遺族に思いを寄せ続けておられますことには、ただただ恐懼(きょうく)するばかりでございます。私どもは、天皇陛下がご即位以来、一貫して願われてこられた国民の幸せと国家の発展、世界の平和の実現に全力で取り組む決意であります。天皇皇后両陛下のご健康と、皇室の弥栄、皇室と国民を結ぶきずなが揺るぎないものとなりますことを、心よりお祈りを申し上げ、私のお祝いのあいさつといたします。

 総理、本当にそう思っているのかいな、と思うのは私の思いすごしだろうか。

 祝辞の後は、EXILEとか言う(有名らしいが、私は知らない)グル-プの奉祝曲。後で、彼らのHPなどを見たのだが、普段はかけているサングラスもはずし、全員、白ネクタイの礼装では、あったが、一昔前なら考えられない光景だろう。陛下は、メガネをおかけになり、皇后陛下と仲睦まじく何かを語りながら、聞き入っておられた。また、大画面に映し出されたメンバ-の瞳には、感激からかひかるものが見えた。

 天皇陛下からは、「少し冷え込み、皆さんには寒くはなかったでしょうか」「とても楽しい時間を過ごしました。ありがとう」とのお言葉を頂いた。本当に寒かったが、このお言葉で、寒さを忘れた列席者も多かっただろう。

 最後に、万歳三唱をして終了。

 約三万人を超える人々が参加されたそうだ。まだまだ多くの日本人の心は、健全だと安堵した。

 日本国、天皇陛下万歳!!
  
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こども文教委員会視察最終日

2009-11-11 | Weblog
 本日は、2泊3日の視察の最終日である。私が議員に初当選したころは、最終日はホテルで朝食を食べ、委員長が「解散」を宣言して、各自勝手に行動するというのが、ほとんどだった。(場合によっては、前日の夕食後に解散を宣言するケ-スもあった。)

 が、最近では「世間の目」もあり、最終日の午前中は「なんらかの視察」を組み込むことが通例となった。帰路のオン・ザ・ウエイ上で、かつ時間がかからず、視察項目に合致した施設を探す、議会事務局の努力は大変なものだ。

 そうして、今回、上記3条件にみごと合格した視察先はJR郡山駅前にある「郡山市ふれあい科学館」である。本日の日程は、以下のようなものだ。

8:15ホテル出発、8:48一ノ関駅発 新幹線 10:00郡山駅着
10:15-11:30 ふれあい科学館視察

 ふれあい科学館は、「宇宙の中のわたしたち」をコンセプトに、駅前再開発ビルの最上階20階~24階に開設されており、23階、24階部分には、「世界一高い(高さ)」プロネタリウムが設置されている。

 到着後、すぐこのプロネタリウムの午前中の上映が始まり、約45分間、6億円の宇宙ショ-と堪能した。年間維持費3億5千万円弱、うち9割が郡山市からの支出である。

 年間入場者14万人。一人入場するごとに入場料を頂いても1700円の税金が使われることになる。

 教育や、宇宙振興に「費用対効果」を持ち出すのは、場違いたと思っているが、素晴らしい施設を拝見しながら、「基礎的自治体(区市町村)」がやるべき事業、「広域自治体(都道府県)」や国がうあるべき事業、地方自治体こそ、流行の「事業仕分け」を行うべきであろう。

 これにて、2泊3日の視察は終了である。道中、いかにもそれらしい「ご同業」の団体と何度もすれ違った。日本全国に2万人余りいる地方議員の視察が、我が国の「観光産業」に寄与する経済効果は、さぞかし大きいだろうと痛感したものだ。

 ちなみに、本視察の予算は、9名の議員と2名の職員で、ざっと120万円。はたして、これだけの公費を使った意味はあるのか。それは、それぞれの議員の、今後の言動にかかっている。

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みなさん、お疲れ様でした!                                                                                                  ブログランキング

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こども文教委員会視察2日目

2009-11-10 | Weblog
 二日目のスタ-ト朝食は、なんと8時だという。ゆっくり寝てください、という大田区職員さんお配慮だろうが、これも「添乗員マニュアルに反している」。今回の参加者の平均年齢は50歳を超えている。この年代の方々は、前日いかに飲もうとも、翌朝は早いのが通常である。

 とすれば、概ね5時半から6時には起床されているはずなので、8時朝食というのは、遅すぎる「配慮」である。だいたい、普通の人間が平日8時に飯食うか?甘やかしすぎ!

 で、出発は9時半、9時58分発の電車に乗って、八戸、盛岡と乗り継いで一関まで行くのだが、この乗り継ぎも、あまりの配慮に「やめなさい」と怒ってしまった。改札口には、必ず、大田区職員がいて、「ここでは○○のキップを出してください」、出口では「乗車券は東京までですから、忘れずに」と、至れり尽くせりである。

 一時はやった「農協観光」でもここまでやらない。ここまでするから9名の議員に二人も職員が必要なのだろう。

 一般の方々(区民を含む)が、自分で普通に出来ることを、議員が出来ないというのは、代弁者として問題である。よく区執行部は「区内産業育成」という錦の御旗で、談合もどきを行っているが、このことが区内業者の競争力を失わせていることを知るときが必ずくるはずだ。

 同様に、議会事務局職員が「よかれ」と思って、区議会議員に手取り足取り誘導することは、そのときには議員に感謝されるだろうが、結果として、議員の「社会性」を阻害し、社会経験の少ない若い議員は、より一層、社会との乖離が広がり、バカにされることになるのだ。

 どのキップが必要か、わからなければJR職員に聞けばいい。通しの乗車券であることを忘れ、取り忘れたら、自費で払えばいい。そうすれば、次は忘れないだろう。集合時間に遅れたら、おいていけばいい。そうすれば、次回は遅れないだろう。当たり前のことが、当たり前に出来ること、それが議員以前に求められる社会性だと思う。

 さて、そのような極めて細かい配慮の乗り継ぎで、視察先一ノ関に到着したのは、12時47分である。なんと、列車乗り継ぎで、3時間かけて一ノ関に着いた。旅行会社では、絶対に組まない行程である。その無駄こそが、必要なんだ、という意見もある。

 一ノ関駅から、さらにのどかな田園を1時間。「森は海の恋人」事業の最前線の市役所支所(元村役場)に着いた。何もないところに、素敵な役場。ここでも民主党政権前でよかったね、と思った。

 「森は海の恋人」は、山の下流にある気仙沼の牡蠣養殖漁師たちが、山から流れる水と牡蠣の関係に着目したのがきっかけで始まった、自然環境事業である。山に植林をして、豊かな栄養のある水を河を通して海に流す。その結果、牡蠣が育つ、ということらしい。

 当委員会の塩野目委員長が、自民党有志と以前、ここを視察して植林をしたので、ぜひ、各委員にも紹介したい、との熱望で出かけたのだ。あまり関心のないテ-マだったので、失礼ながらどうでもいい、と思っていたのだが、塩野目委員長の「自分の植林した苗木」を見つけた時の、少年のようなうれしそうな姿を見たら、これでいい、と思ってしまった。

 案内の市職員さんが、「環境教育をちゃんとしている学校の植林はいいのだが、旅行会社の提案に安易にのって来る学校の植林は、まったく形だけで意味がない」という言葉には、環境保全をビジネスにする構図と、業者に丸投げする教員の姿が見えて、現場職員さんに申し訳ない気持ちになってしまった。

 そして、下山して宿泊ホテルへ。本日のホテルは、恒例のビジネスホテルである。

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こども文教委員会行政視察1日目

2009-11-09 | Weblog
 本日から3日間、区議会こども文教委員会の視察で、青森県、岩手県、福島県を訪問する。都市環境委員会が、宮古島・沖縄、総務財政委員会が、やはり沖縄に行ったのに比べて、なんとも地味(失礼)ではある。

 本日の日程は、以下のとおり。相変わらず「のんびり」な行程である。毎度の事ながら、行政視察のあり方、そして、必要性を考えてしまう。

09:00羽田空港集合、09:45羽田発 JAL1203 11:05青森空港着
青森空港からバスで青森駅、昼食。13:30青森市役所着。視察。
15:00青森市役所発、15:30三内丸山遺跡着。視察。16:40遺跡発、17:30旅館着。

 議員9名に議会事務局職員2名がお世話係として同行する。通常、旅行業界では観光バス1台(最大45名)程度までは、添乗員1名、ベテラン添乗員であれば3台程度まではこなしてしまう。しかし、議員という特殊な人種には、どうやら、この程度の「お世話係り」がいるようだ。

 例によって、同行する職員の第一関門は「定時に集合してくれるか」「欠席しないか」である。昨日、担当の職員さんから「明日です」と確認の電話が入ったのには笑った。旅行会社より親切!

 さて、楽しみ(何が?)の集合時間である。はたして、定時集合はどうか。やはり民主党だ!集合時間に遅れること15分。「出かけてから忘れ物に気づいた」そうだ。先日も書いた民主党の若い女性議員の病的な遅刻グセといい、もはや、遅刻は民主党の企業文化と言ってもいいかもしれない。(ここまで書いても、次も遅刻するからたいしたもんだ!)

 昼食場所で1時間半もの昼休みを頂戴したので、青森市内を「個人視察」をしてみた。正直言って「ヒドイ」の一言である、中央政府では「地方分権」が花盛りであるが、権限を委譲しても、これほどまでに経済が疲弊している現状は、地方だけで解決できるのだろうか。ましてや、民主党のファシズムとも言える「めった切り」の結果、地方都市はますます、ひどい状態になるだろう。
青森駅から2分の空き店舗群

 青森市での視察項目は、1.学校支援地域本部、2.習熟度別学習、の2点である。学校支援地域本部は、文部科学省の肝いりで全国3600の中学校区に、学校支援地域本部を設けよう、というもので、3年間は国から100%の予算がつくことになっている。(民主党のファシストに見つからなければ‥)

 青森市では、2つの支援本部を立ち上げ、そこに9名の地域コ-デイネ-タ-が配置されているそうだ。その属性は、町内会2名、元教員2名、PTA3名、民生委員1名、ボランテイア団体1名である。

 そして、大田区と大きく違うのは、この地域コ-デイネタ-に国庫補助の上限である、時給1200円、週20時間の報酬を支給している点だ。月額10万円を超える方もいるそうだ。わが大田区は、今月から1校で試行しているが、コ-デイネ-タ-への支給は、1時間1000円、最大月2万円というショボイものだ。残りの国庫補助はどこへ??ちなみに、青森市の試算によれば、学校支援地域本部1ケ所の国庫補助の限度は約520万円だそうだ。

 ただ、設備、備品には使えないので、パソコンなどは、わざわざ高い品物をリ-スして、借料としているそうだ。こんなバカらしいことこそ、仕分けしろよ!ファシスト民主党さん。

 習熟度別学級については、残念ながら先進的とは言えなかった。中学校21校中1校だけが導入しており、それも人員の関係で3学年のみである。導入するか否かは、学校長の判断に任されており、導入しても、市独自の加配教員もなく、導入したくとも「加重労働」との教員の反発に、手控える校長が多いのは、容易に理解できる。

 唯一、導入している三内中学校の先生が、説明をしてくださった。それによれば、各クラスから8名程度の習熟度下位の生徒を数学、英語に限り、本人、保護者の同意のもと、「基礎充実授業クラス」で教えるそうだ。

 成果そしては、1年、2年のわからず進級してきた分野を理解できる、褒めてやれる、生徒に達成感を味あわせることができる、ことなどをあげられていた。が、成果としての、高等学校進学の際の状況をうかがったところ、明確な回答はなかった。

 やはり、もっと早いうち、多分、小学校時代から習熟度別に、必ず理解させてから進む、という実践を積み重ねることが重要なのだらおう。私などは、小学校、中学校の、算数、数学の先生が嫌いだったので、高校時代の教官がとてもいい方だったが、いまだに数学は大の苦手である。(そりゃ能力だ?)

 次に、青森出身の野呂けい子議員の、推薦で三内丸山遺跡に向かった。車寄せにつくと、いったい、これのどこが遺跡なのか、と驚く巨大な建物が建っていた。いやはや、自民党時代に建ててしまってよかったね。


 この巨大な建物をくぐると、これまた広大な土地に縄文の遺跡群が連なる。復元された建物、住居などを巡ると、4000年以上昔の、人々の英知と努力に頭が下がった。しばしのタイムマシンは、よい体験ではあった。

 そして、今宵の宿は、浅虫温泉である。私が議員になって、10年、視察では、温泉が近くにあっても、あえてビジネスホテルに泊まり、近所のレストランで夕食というパタ-ンだった。

 理由は、イビキのうるさい議員と同室はいやだ、温泉では「世間の目が」等らしい。一つ目の理由は笑い話である。最もわがままな職業集団である議員こそ、協調性を養うために、イビキぐらい我慢せねば。二つ目も、そうだ。世間の目を気にすべきは、税金を一人10万円を使って、はたして、この程度の視察でいいのか、又は、視察をする意味はあるのか、という点で、温泉に泊まったかどうか、などというのは瑣末な、そして、アホなマスコミを気にしすぎである。

 さあ、風呂行くぞ!!!

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