いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

こども文教委員会行政視察1日目

2009-11-09 | Weblog
 本日から3日間、区議会こども文教委員会の視察で、青森県、岩手県、福島県を訪問する。都市環境委員会が、宮古島・沖縄、総務財政委員会が、やはり沖縄に行ったのに比べて、なんとも地味(失礼)ではある。

 本日の日程は、以下のとおり。相変わらず「のんびり」な行程である。毎度の事ながら、行政視察のあり方、そして、必要性を考えてしまう。

09:00羽田空港集合、09:45羽田発 JAL1203 11:05青森空港着
青森空港からバスで青森駅、昼食。13:30青森市役所着。視察。
15:00青森市役所発、15:30三内丸山遺跡着。視察。16:40遺跡発、17:30旅館着。

 議員9名に議会事務局職員2名がお世話係として同行する。通常、旅行業界では観光バス1台(最大45名)程度までは、添乗員1名、ベテラン添乗員であれば3台程度まではこなしてしまう。しかし、議員という特殊な人種には、どうやら、この程度の「お世話係り」がいるようだ。

 例によって、同行する職員の第一関門は「定時に集合してくれるか」「欠席しないか」である。昨日、担当の職員さんから「明日です」と確認の電話が入ったのには笑った。旅行会社より親切!

 さて、楽しみ(何が?)の集合時間である。はたして、定時集合はどうか。やはり民主党だ!集合時間に遅れること15分。「出かけてから忘れ物に気づいた」そうだ。先日も書いた民主党の若い女性議員の病的な遅刻グセといい、もはや、遅刻は民主党の企業文化と言ってもいいかもしれない。(ここまで書いても、次も遅刻するからたいしたもんだ!)

 昼食場所で1時間半もの昼休みを頂戴したので、青森市内を「個人視察」をしてみた。正直言って「ヒドイ」の一言である、中央政府では「地方分権」が花盛りであるが、権限を委譲しても、これほどまでに経済が疲弊している現状は、地方だけで解決できるのだろうか。ましてや、民主党のファシズムとも言える「めった切り」の結果、地方都市はますます、ひどい状態になるだろう。
青森駅から2分の空き店舗群

 青森市での視察項目は、1.学校支援地域本部、2.習熟度別学習、の2点である。学校支援地域本部は、文部科学省の肝いりで全国3600の中学校区に、学校支援地域本部を設けよう、というもので、3年間は国から100%の予算がつくことになっている。(民主党のファシストに見つからなければ‥)

 青森市では、2つの支援本部を立ち上げ、そこに9名の地域コ-デイネ-タ-が配置されているそうだ。その属性は、町内会2名、元教員2名、PTA3名、民生委員1名、ボランテイア団体1名である。

 そして、大田区と大きく違うのは、この地域コ-デイネタ-に国庫補助の上限である、時給1200円、週20時間の報酬を支給している点だ。月額10万円を超える方もいるそうだ。わが大田区は、今月から1校で試行しているが、コ-デイネ-タ-への支給は、1時間1000円、最大月2万円というショボイものだ。残りの国庫補助はどこへ??ちなみに、青森市の試算によれば、学校支援地域本部1ケ所の国庫補助の限度は約520万円だそうだ。

 ただ、設備、備品には使えないので、パソコンなどは、わざわざ高い品物をリ-スして、借料としているそうだ。こんなバカらしいことこそ、仕分けしろよ!ファシスト民主党さん。

 習熟度別学級については、残念ながら先進的とは言えなかった。中学校21校中1校だけが導入しており、それも人員の関係で3学年のみである。導入するか否かは、学校長の判断に任されており、導入しても、市独自の加配教員もなく、導入したくとも「加重労働」との教員の反発に、手控える校長が多いのは、容易に理解できる。

 唯一、導入している三内中学校の先生が、説明をしてくださった。それによれば、各クラスから8名程度の習熟度下位の生徒を数学、英語に限り、本人、保護者の同意のもと、「基礎充実授業クラス」で教えるそうだ。

 成果そしては、1年、2年のわからず進級してきた分野を理解できる、褒めてやれる、生徒に達成感を味あわせることができる、ことなどをあげられていた。が、成果としての、高等学校進学の際の状況をうかがったところ、明確な回答はなかった。

 やはり、もっと早いうち、多分、小学校時代から習熟度別に、必ず理解させてから進む、という実践を積み重ねることが重要なのだらおう。私などは、小学校、中学校の、算数、数学の先生が嫌いだったので、高校時代の教官がとてもいい方だったが、いまだに数学は大の苦手である。(そりゃ能力だ?)

 次に、青森出身の野呂けい子議員の、推薦で三内丸山遺跡に向かった。車寄せにつくと、いったい、これのどこが遺跡なのか、と驚く巨大な建物が建っていた。いやはや、自民党時代に建ててしまってよかったね。


 この巨大な建物をくぐると、これまた広大な土地に縄文の遺跡群が連なる。復元された建物、住居などを巡ると、4000年以上昔の、人々の英知と努力に頭が下がった。しばしのタイムマシンは、よい体験ではあった。

 そして、今宵の宿は、浅虫温泉である。私が議員になって、10年、視察では、温泉が近くにあっても、あえてビジネスホテルに泊まり、近所のレストランで夕食というパタ-ンだった。

 理由は、イビキのうるさい議員と同室はいやだ、温泉では「世間の目が」等らしい。一つ目の理由は笑い話である。最もわがままな職業集団である議員こそ、協調性を養うために、イビキぐらい我慢せねば。二つ目も、そうだ。世間の目を気にすべきは、税金を一人10万円を使って、はたして、この程度の視察でいいのか、又は、視察をする意味はあるのか、という点で、温泉に泊まったかどうか、などというのは瑣末な、そして、アホなマスコミを気にしすぎである。

 さあ、風呂行くぞ!!!

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