いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

こども文教委員会視察2日目

2009-11-10 | Weblog
 二日目のスタ-ト朝食は、なんと8時だという。ゆっくり寝てください、という大田区職員さんお配慮だろうが、これも「添乗員マニュアルに反している」。今回の参加者の平均年齢は50歳を超えている。この年代の方々は、前日いかに飲もうとも、翌朝は早いのが通常である。

 とすれば、概ね5時半から6時には起床されているはずなので、8時朝食というのは、遅すぎる「配慮」である。だいたい、普通の人間が平日8時に飯食うか?甘やかしすぎ!

 で、出発は9時半、9時58分発の電車に乗って、八戸、盛岡と乗り継いで一関まで行くのだが、この乗り継ぎも、あまりの配慮に「やめなさい」と怒ってしまった。改札口には、必ず、大田区職員がいて、「ここでは○○のキップを出してください」、出口では「乗車券は東京までですから、忘れずに」と、至れり尽くせりである。

 一時はやった「農協観光」でもここまでやらない。ここまでするから9名の議員に二人も職員が必要なのだろう。

 一般の方々(区民を含む)が、自分で普通に出来ることを、議員が出来ないというのは、代弁者として問題である。よく区執行部は「区内産業育成」という錦の御旗で、談合もどきを行っているが、このことが区内業者の競争力を失わせていることを知るときが必ずくるはずだ。

 同様に、議会事務局職員が「よかれ」と思って、区議会議員に手取り足取り誘導することは、そのときには議員に感謝されるだろうが、結果として、議員の「社会性」を阻害し、社会経験の少ない若い議員は、より一層、社会との乖離が広がり、バカにされることになるのだ。

 どのキップが必要か、わからなければJR職員に聞けばいい。通しの乗車券であることを忘れ、取り忘れたら、自費で払えばいい。そうすれば、次は忘れないだろう。集合時間に遅れたら、おいていけばいい。そうすれば、次回は遅れないだろう。当たり前のことが、当たり前に出来ること、それが議員以前に求められる社会性だと思う。

 さて、そのような極めて細かい配慮の乗り継ぎで、視察先一ノ関に到着したのは、12時47分である。なんと、列車乗り継ぎで、3時間かけて一ノ関に着いた。旅行会社では、絶対に組まない行程である。その無駄こそが、必要なんだ、という意見もある。

 一ノ関駅から、さらにのどかな田園を1時間。「森は海の恋人」事業の最前線の市役所支所(元村役場)に着いた。何もないところに、素敵な役場。ここでも民主党政権前でよかったね、と思った。

 「森は海の恋人」は、山の下流にある気仙沼の牡蠣養殖漁師たちが、山から流れる水と牡蠣の関係に着目したのがきっかけで始まった、自然環境事業である。山に植林をして、豊かな栄養のある水を河を通して海に流す。その結果、牡蠣が育つ、ということらしい。

 当委員会の塩野目委員長が、自民党有志と以前、ここを視察して植林をしたので、ぜひ、各委員にも紹介したい、との熱望で出かけたのだ。あまり関心のないテ-マだったので、失礼ながらどうでもいい、と思っていたのだが、塩野目委員長の「自分の植林した苗木」を見つけた時の、少年のようなうれしそうな姿を見たら、これでいい、と思ってしまった。

 案内の市職員さんが、「環境教育をちゃんとしている学校の植林はいいのだが、旅行会社の提案に安易にのって来る学校の植林は、まったく形だけで意味がない」という言葉には、環境保全をビジネスにする構図と、業者に丸投げする教員の姿が見えて、現場職員さんに申し訳ない気持ちになってしまった。

 そして、下山して宿泊ホテルへ。本日のホテルは、恒例のビジネスホテルである。

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