下界の暑さから逃れ秋の匂いのする常念岳(2857m)・蝶ヶ岳(2677m)と雨飾山(1963m)を2日で登る。
<テーマ>
百名山2座と野趣あふれる露天風呂(料金:寸志)
<そのハードな山行計画はこうだ>
・前日から出て翌日(土曜日)深夜に三股駐車場に着き仮眠をし早朝より常念岳~蝶ヶ岳を周回。(CT:14H)
・下山後に温泉→夕食とし雨飾キャンプ場まで移動(移動距離約80Km)登山者用テント場でテント泊。
・翌朝(日曜日)雨飾山を登る(CT:6H)下山後に小谷温泉奥の院 雨飾高原露天風呂に入り帰る。
<メンバー>
私、テニス仲間(1人)
■2010.09.4 深夜1時頃に三股登山口Pに到着、寝酒を飲み仮眠する。
4:45起床しロングコース日帰りの準備をする、足廻りは友人も私も念入りにワセリンを塗ったりテーピングを施したりしている、お互いキツイ事を知ってるからだ。
5:40登山口に登山者カードを投函し樹林帯へ入る。しばらく行くと前常念経由の分岐となる。
雲海が低い、今日は良い天気になる。
今回のコース、前常念経由でアルペン的だ。森林限界を超えるとすぐに岩場となる。
前常念の避難小屋は良いロケーションにある。
爽快な常念岳への稜線
9:53 約4時間を掛け常念岳山頂に。
槍穂をバックに友人と『コマネチ』
標識の上に槍が覗く
槍穂を見ながら食事とするが喉を通らない。
無理やりシャリバテしないように押し込む。
常念岳から蝶ヶ岳へのこれから向かう稜線。
一旦標高を下げ、樹林帯に入るが暑く風も抜けない。おまけに4~5回登り下りを繰り返し、体力を消耗する。更に残り水も僅かに・・・・
蝶槍のピークを抜ければ蝶ヶ岳ヒュッテまではすぐだ。『ガンバロウ』
ようやく蝶槍に到着、先が見え(水分補給の)残り水を一気に飲みこむ。
蝶槍を振り返る
横尾からの合流ポイント
ここで大休止。
蝶ヶ岳ヒュッテで水1L購入しジュースを2本一気飲み、水バテが解消された。
常念から縦走して来た登山者は殆ど蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊する。
我々にはまだ先が長い。
綺麗な蝶ヶ岳標識
山頂から本日の縦走コースを振り返る。
前常念から常念岳への稜線が一番涼しく快適だった(核心部もここだ)
蝶ヶ岳からの最終下山者は我々だろう。樹林帯の中を2.5時間掛けて下る・・下る・・
途中、恐竜みたいな樹木が・・・
登山者の遊び心で牙や角が・・・
ゆっくりした時間の中に自分をおき自然を楽しむ、これを可能にするには時間を掛けそこまで行く必要がある。だから少しの事でも感動できる。
17:20 三股登山口に到着、出発から12時間が過ぎていた。(行動時間は10時間)
同行の友人は常念登頂で日本アルプスの未登百名山は光岳のみとなった。
常念岳はピラミダルで歴史のある山、上高地への道が出来る前は槍ヶ岳へは常念乗越を超えて行くルートが最短ルートであった。
途中の延命水により喉を潤わす。
そしてしばらく行くと『ほりでーゆー四季の郷』に着く、ここで温泉に入り食事をする。
本日の宿泊地『雨飾キャンプ場』までは80km。
22時頃に到着
テントを設営しシュラフに入る、さすがにすぐに爆睡
明日は雨飾山だ!(標高1963m)
■コースタイム
5:40三股登山口→9:53常念岳10:30→13:45蝶ヶ岳15:00→17:26三股登山口(行動時間10H)
2日目
常念岳+蝶ヶ岳と雨飾山 Vol.2
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