トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

妖艶な花と可愛い花を見に南八ヶ岳を周回。

2015年06月09日 | データ
■2015.06.07 3つの花を見にテニス仲間のハマちゃんと南八ヶ岳へ日帰り登山に出かけた。
久々に仮眠を想定した時間(21時)で地元を出発し赤岳山荘の駐車場を目指す。美濃戸からダートな道に入り0時過ぎに残り僅かになった駐車スペースを確保。当初は美濃戸口にある八ヶ岳山荘の仮眠室(2千円)利用を考えたが、林道歩きの少ない赤岳山荘駐車場まで行き、往復2時間弱の林道歩きを短縮する事にした。
社内でシュラフに潜り込み、僅かばかりのつまみで寝酒とし数時間の仮眠。朝起きると道路脇まで車で一杯、ここまで一杯なのは初めてだ。今週は開山祭と前夜祭があり多くの登山者が入山してくるのは知っていたがこれ程とは驚いた。

4:43 赤岳山荘Pを出発し直ぐそこの分岐を右方面へ。しばらく行くとローブと看板で保護された「Calypso bulbosa var. speciosa」が咲いている。


日の出前後の森は暗く上手く撮影(撮影失敗)できなかった。反対廻りのコース設定にし明るい下山時に撮影すべきだった。

体調も芳しくなくふらふらで行者小屋に到着、ここで出すべきものを出し多少気分は良くなる。
ここから文三尾根を経由し主峰「赤岳」へ

※文三郎につて
行者小屋を昭和26年から昭和32年頃まで運営していた茅野文三郎がハイマツを切り開いて作った登山道が文三郎道。

このマークどうもレーザー加工機で作ったようだ。


しかしこの文三の鉄階段の感触の記憶が無い、気分が良くないのは体調のせいだが・・・よくよく考えるとこのルートを無雪期に上りで利用したことがなかった。
阿弥陀岳もガスが切れず全容は見えないし登山者も多い、気分も悪く我慢の登山が続く。

花も咲き始めでまだまだ少ないが

ミヤマタネツケバナ

山頂の赤岳神社奥ノ院、本日この山頂で12時から開山祭が執り行われる。

三角点と古い山頂標識

オヤマノエンドウ

チョウノスケとコメバツガザクラ

イワヒゲ

地蔵尾根を見守るお地蔵さん。

ここで阿弥陀岳が見えた。

そしてMt.FUJI

ツクモグサ

某サイトに頻繁にアップされるようになりこれを目掛けてくる登山者が増えた。
ツクモグサ

横岳近辺の登山道は狭く、ここを団体が通る為待ちが多くなる。

この景色を見ながらハマちゃんと昼食、お互いメニューはおにぎりとカップ麺。

そして最後の花を目指し硫黄岳山荘まで下って行くがすでに数株見逃したようだ。
駒草神社

ようやく見つけた少し咲きだしのウルップソウ。
これで今回の目的は達成した。

硫黄岳の爆裂火口跡。

ミヤマキンバイ

赤岩の頭からは樹林帯の下山となる。

赤岳鉱泉で煎れたてのコーヒーを注文しおやつタイムとする。

赤岳鉱泉、おお坊さんがいる。

大同心(お坊さんがお経を唱えているように見える)
途中で話をした若者は雲稜ルートをソロ5時間で制覇できて喜んでいた。

コミヤマカタバミ

北沢を過ぎると駐車場に到着。
距離こそ長いが標高差が少ないので前半の体調不良(2日酔い?)にも問題はなかった。
特別な花を同時に見るのはこの時期しかなく梅雨空の間隙を狙ってテニス仲間との山行は楽しかった。
色々な花を見るなら7月上旬から中旬がベストで稜線は花盛りとなる。

■コースタイム:10時間26分(休憩:2時間39分含む)
赤岳山荘04:43→06:57行者小屋07:23→08:48赤岳09:11→09:36赤岳天望荘→09:42地蔵の頭→10:30横岳(三叉峰)11:35→11:55硫黄岳山荘→12:26硫黄岳→12:44赤岩の頭→13:32赤岳鉱泉13:55→15:06美濃戸山荘→15:09赤岳山荘

帰路は縄文の湯に入り、お気に入りのラーメン店「蔵人」で食事をし自宅に帰還。


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