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■2020.06.09 熊野古道/伊勢路で最大の難所「八鬼山越え」も涼しい時間帯にクリア。
ここからは、三木峠、羽後峠、曽根次郎坂太郎坂など登り下りし今回の目的地の二木島を目指す。
猪垣の脇を街中へ向かう。
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マルバタケブキの花に似ているが葉っぱが丸くない。
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JR紀勢本線を渡る
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三木里ビーチ
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雁木のある家並み
軒先から垂れ下がる木の履は激しい雨風と日差しを防ぎ、農作物の干し物を乾燥にも役立つ。
軒先から垂れ下がる木の履は激しい雨風と日差しを防ぎ、農作物の干し物を乾燥にも役立つ。
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舗装路からヨコネ道に入ります。
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賀田湾からの風が涼しい、自然林に囲まれた道は特に涼しい。
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樹林の合間からたまに海が見える。
伊勢湾と違いここは外洋だから海水が綺麗だ。
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国道をしばし歩き古道へ
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三木峠の少し手前でガサガサ・・
20m程奥の斜面を大きな動物が左から右に走る。
下草で足は見えないし走る時、頭が見えないということは熊。
ここまでホンシュウジカは何度か遭遇しているが熊に遭遇するとは。
馬越峠などではほとんどのハイカーは熊鈴を下げていたのを思い出した。
自分史上熊遭遇は2回目です。
杖で木などを叩いて歩くことに。
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三木峠を越え、羽後峠へ
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猪垣が多く残っている。
※猪垣:農作物をイノシシや鹿などの獣から守るための物。
平地の少ないこの地方は山の斜面に畑を作らなければならなかった。
アサギマダラの里は今は管理する人が居ないようだ。
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賀田羽根の五輪塔
※五輪:仏教思想における宇宙生成の五大要素「空、風、火、水、地」を指し、故人供養の為に建てられる。
左下:曽根弾正屋敷跡
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曽根次郎坂・太郎坂、甫母峠(ほぼとうげ)へ
曽根次郎坂・太郎坂というのは、峠を境に自領と他領に分かれているのが訛ったものと言われている
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くじら岩
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巡礼供養碑
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甫母峠(ほうじ茶屋跡)ここが中世の頃、志摩国と紀伊国の境だったと言われている。
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二木島湾
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熊遭遇で今度の杖は重く頑丈な物を借りてきた。
そう言えば今の格好は、麦わら帽子に刀(杖)これは、子供の頃の野山を走り回ったスタイルではないか?
しばし一人チャンバラをしながら歩く。
市川雷蔵の眠狂四郎になったり、片岡千恵蔵の旗本退屈男になったり・・・・
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賀田で立ち話をしたお爺さんは2004年頃、この道を整備するために沢から石を担いで登ったとはなしていた。
昔ながらの石畳が残っている所も部分的に補修する必要があるのですね。
ご苦労様です。
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※猪垣記念碑
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二木島の港が見えた。
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今回はここまで、次回はここがスタート地点。
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昼からは2時間に一本しか列車がない。
14時台に乗るために途中少し飛ばした。
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自撮り
今回は麦わら帽子も持ってきた。
大正解で首筋を日焼けから守ってくれた。
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紀勢本線で二木島駅から尾鷲駅まで戻り、尾鷲市内を抜け八鬼山の登山口まで移動
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※在蔵
これは郷蔵ともいい、江戸時代、紀州藩へ税として納める米や囲米を収納していたという。囲米制は宝暦3年(1753)から開始され、飢饉や困窮の度に繰り返し放出されて人々を餓死から救ったという。
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「ままになるならあの八鬼山を鍬でならして通わせる」という八鬼山を隔てた三木里浦の庄屋の娘お柳(17歳)と矢浜村の宮大工の弟子喜久八(18歳)の悲恋を歌った尾鷲節の歌詞が刻まれている
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16:11 無事帰還。
行動時間は11時間30分、列車の時間待ちや乗車時間も含む。
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昨日と同じく近くの夢古道の湯で汗を流すし帰路につく。
自宅に帰ってから至る所に痒み、右脇と左腰あたりだ。
結構ひどく蕁麻疹のような物が。
ネットで調べると「蕁麻疹」や「あせも」ではなく「汗かぶれ」と言うことが分かった。
特に酷い場所はカメラバックの当たる「右脇」
ウエストバックの当たる「左腰」
いきなり大汗をかいた事と速乾Tシャツでなかったのが原因かな。
これで残す所、二木島から熊野速玉大社までの38kmの13時間20分。(1泊2日)
鬼ヶ城、花の窟、獅子岩、浜街道(七里御浜)など見どころも多いので楽しみだ。
予定は涼しくなってから。
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