トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

晩秋の雨乞岳(コクイ谷から)

2015年11月14日 | データ
■2015.11.12 鈴鹿セブンマウンテンで唯一行けてない雨乞岳を登る。

コースは
武平峠より紅葉の綺麗なコクイ谷を行き古の「千草街道」に合流、しばらく千草街道を行き杉峠からは雨乞岳まで登る。雨乞岳山頂を踏んで東雨乞岳から下山となり七人山をピストンしこれまた紅葉の綺麗なクラタ谷を通り武平峠まで戻る。

今回の楽しみは「晩秋の紅葉」「古の千草街道」「雨乞岳」と「コクイ谷」。

この千草街道は織田信長や蓮如ゆかりの場所もある。

「千草街道」
近江の永源寺町から杉峠を経て三重県菰野町千草に至る鈴鹿山脈越えの街道。近江商人や伊勢商人が盛んに交易路として利用したこの街道で戦国の武将も密かに往来した。
現在は雨乞岳などの登山道として利用されてます。

「信長の千草越え」
越前朝倉氏攻めの途中で浅井長政の離反により千草街道を越え岐阜城帰還を目指していた。ところが千草街道山中で鉄砲の名手「善住坊」に狙撃されたがかすり傷程度で助かった。後日、捕らえ生きた杉谷善住坊は首から下を土中に埋められ、竹製のノコギリで時間をかけて首を切断する鋸挽きの刑に処された。

「蓮如上人旧跡」
比叡山宗徒に追われた蓮如が、千草街道の炭焼小屋に隠れて難を逃れたとの伝承がある。

自宅を5時過ぎに出て一般道で武平峠のトンネルを過ぎた場所の駐車スペースに7時頃到着。
準備をし早速出発する。
07:14 武平峠登山口
先行者2グループ6名を交わす。
07:52 クラ谷分岐
事前情報も含め迷いやすいコースとされているが

渓流の右岸・左岸へ振られながら川下へ向かう。

ケルン。
テープやケルンも多く視界から消える事はないのでどうしたら迷うのか不思議だ。

高巻き部にはテープスリングやロープが有ったりする。

コクイ谷鉱山跡。

明るくない渓流で際立っていた紅葉。

落ち葉が一杯。

08:44 コクイ谷出合。

千草街道を杉峠まで向かう。
紅葉も終盤。

09:29 御池鉱山旧跡。

最盛期の明治末期ごろの約300人の工夫が銀や銅などを採掘していた。

09:57 杉峠。

ススキの道。

10:28 雨乞岳。
滋賀県側では雨乞い信仰の対象であり、山上にある小さな涸れることない池(大峠ノ沢)で昔神事が行われていたそうです。
コクイ谷からここまで誰にも会いませんでした。

東雨乞岳までのルートに早朝会ったグループに会いました、ピストンの様です。

10:40 東雨乞岳。
ここで食事中の登山者が1人いました。私も早めの昼食を食べます。

日帰りはこのザックを使っています。

30分程休憩し七人山へ向かいます。

千草街道は辛うじて紅葉が残っています。

11:32 七人山。

クラ谷の紅葉①

クラ谷の紅葉②

クラ谷の紅葉③

急遽、休暇を取り向かった山行だったが渓流の紅葉も何とか残っており意外に楽しかった。
鈴鹿の紅葉もそろそろ終わりですね。

12:57 武平トンネル西登山口着。

何時のもようにアクアイグニスでゆっくり温泉に入り一般道で自宅へ帰る。
ナイターテニスは流石に体が重かった。


■コースタイム(山行:5時間03分、休憩:40分、合計:5時間43分)
武平トンネル西登山口07:14→07:52クラ谷分岐→08:44コクイ谷出合→09:29御池鉱山旧跡→09:57杉峠→10:28雨乞岳→10:40東雨乞岳11:08→11:32七人山→12:19クラ谷分岐→12:57武平トンネル西登山口


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