トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

2012年 GW涸沢 前半(奥穂高岳)

2012年05月03日 | データ


■2012.04.29-05.01にGW涸沢へ入る、昨年は風邪で涸沢岳のみで下山している。

■2012.04.29 入山から涸沢設営まで

天候の崩れが思ったより早まり入山日も予定より1日早くし4/29の早朝にあかんだな駐車場に到着
5:20発の上高地行きバスへ乗り込む。
6:05上高地バスターミナル着、事前準備した登山届けに日付を変更し提出。
そして河童橋定番の撮影スポットで。

登山者は意外と少なくひたすら歩く。
8:23横尾着、冷たい水で喉を潤しコンビにおにぎりを食す。
この橋を越すと本格的な登山道になる。

横尾大橋を渡り暫らく行くと右岸に大岸壁『屏風岩』が見える。
昨年より雪は少ないが何処を見ても真っ白には変わりない、そこに容赦なく太陽が照り付け暑い。

本谷からは雪道となるがこの暑さで雪は腐っておりザクザクで歩きにくい。
多少不安定な場所も通過するので途中でアイゼンを装着。前穂北尾根が見えるがレンズのような谷の中を歩くので汗だく。

12:30涸沢着、やはりバスターミナルから6時間は切れなかった。
まずは我が家の設営場所を探し整地、この整地をいい加減に行うと安眠は確保されない。
設営後は涸沢ヒュッテで生ビール。

テント村からのザイデングラード方面、本日のテントは160張り。
そして明日に備えてシュラフに潜る。

夜の涸沢も綺麗だ。


■2012.04.30 涸沢から奥穂高岳
05:23奥穂に向けて出発、天気は曇り。
あずき沢がまだ雪崩ていないのでザイデングラードの右側を登る。
07:28 約2時間で穂高山荘(白出コル)、雪面はクラストしていて登り易い。
アイゼンを締めなおし取り付く、梯子は出ているが足場は凍結場所が多い。

穂高山荘方面

最初の雪壁。先行者も慎重にアイゼンを蹴り込みダガーポジションでピックを差し込む。
風はなく高曇りなので意外と眺望はある。

08:10 日本第三位の奥穂高岳山頂。
ここまで来るのに随分まわり道をした、ここは積雪期に登りたいと思ったからである。
廻りの山は殆ど登ってしまった、美味しいものを後に残したから。

ロバの耳、ジャンダルム
積雪期にも関わらずトレースが2パーティー分伸びている。
そろそろジャンダルムへ行っても許される経験は積んだ、・・・いやいやその前に大キレットがある。

山頂の祠から槍方面。

しばし山頂を楽しむ。
山頂から前穂に伸びているトレースに足を踏み入れそうになるがぐっと我慢して、来年以降の楽しみにする。
山頂近くの雪壁をクリアし穂高山荘へ、ここで2名×2組とすれ違う。
このすれ違ったの方が山頂近くの雪壁から400m滑落したとの話を穂高山荘で聞いた。
ベテランさんで滑落停止姿勢を何度と取り軽症ですんだそうです。
また滑落場所を確認でき早々ヘリでピックアップされたそうです。(近くに山岳警備隊がいました↓)

雪面はクラストしているので滑ったらなかなか止まらない。
慎重に慎重に。

取り付き直後の雪壁には滑落停止用の網があります、その網の張替えを山岳警備隊が行っています。
『ご苦労様です』

下山時は雪が腐りだした。

10:50 無事下山。

涸沢ヒュッテで自炊、メニューはナポリタンとスープ。
毎日のように荷揚げヘリが飛来する、その都度小屋番さんが強い風が吹きますので飛ばないようと注意をします。


テン場に戻りテント内の整理整頓をしたりラジオを聞いたりして過ごす。

夜中、空は満天の星
明日は午前中は晴天予報。

2012年GW涸沢後半(北穂高岳)へ


コメントを投稿