かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

東京郊外の生活(4)

2022-01-17 22:00:42 | 日記・エッセイ・コラム
快晴の日が続く。東京に雪が降った日を除き快晴が続く。異常乾燥とは報じられてないが、ともあれ洗濯物が良く乾く。と言いながら、実は今日は久し振りに薄曇りだった。それでも東京と富士山の間は僅かに霞があるだけでよく見ると綺麗な形が見えた。ただ、白い雲の背景に真っ白な富士山なので、目を凝らして集中して見ないと良く見えない。

昼前に遠回りして縁取りが曖昧な富士山を見て薬局に行った。先週、土曜日の薬局が休みになったのを忘れて医者に行き処方箋を出して貰ったのに、再度薬局に行く羽目になった。薬局は全国のコンビニの数より多い為なのか、行きつけの薬局は本部の指示で土曜日が休みになったと聞いた。

行きつけの薬局は個人経営ではなくフランチャイズ店だと分かった。そして今日、薬剤師の顔ぶれが変わっているのに気付いた。老薬剤師がいなくなった。支払いの時「顔ぶれが変わったみたいだね」と聞くと、彼女が「それが私です」とにっこり笑って答えた。仲良くなれそうだ!?

帰りに散歩を兼ねて昨日に続いて東京競馬場周りの遊歩道を歩いた。昨日は競馬開催日なのに駐車場がガラ空きだった。警備員に聞いたが答えは予想通りコロナのせいだった。馬が走る日にこんなに駐車場に車がないのを見たのは初めてのことだ。この調子だと売り上げが激減するだろう。それともオンラインで馬券を買えるのだろうか。そして平日の今日は、勿論、人っ子一人いなかった。

だが隣接する大國魂神社に参拝する人は依然として多い。日曜日は松の内が明けて最初の日曜日だったせいか参拝客は多く、参道の両側の屋台はまだ10店以上残っており参拝客が群れていた。更に今日も少しだが正月を感じさせる参拝客の姿が見られ、参道の両側の屋台も数店残っておりケヤキ並木通りの竹の灯篭もまだ飾られていた。

製造会社に勤める同居の息子は今年から週2日会社で仕事をするようになった。彼によると電車の乗客は昨年より若干増えた気がするという。皮肉にもオミクロンが急増し今日1都3県がマンボウを要請したとニュースを見たが、まだ息子の会社の働き方には反映されてないようだ。会社がオミクロンをどう考えているか知りたいものだ。多分、国としての取り組みを反映するだろう。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社長より高年収の中途採用人材

2022-01-16 16:54:32 | ニュース
今日の日本経済新聞の記事「ファストリ、中途人材に年収最大10億円」を見て感慨深い思いがこみ上げてきた。1995年に米国子会社に赴任後に経験した驚きと、同時にやっと日本もここまで来たかという思いがない交ぜになった複雑な気持ちになった。

記事はユニクロのファーストリテイリング柳井社長が取材に応えて、来年度から年収最大10億円を用意してディジタル化・電子商取引・供給網に精通した優秀で天才的な人材を募集するというものだった。柳井社長の年収は3.3億だという。コンサルタントではなく本部所属で事業を白紙から考える人材を求めるとあり、社長の覚悟のほどを強く感じた。

今迄の日本企業の年功序列をベースにした終身雇用システムを360度引っくり返す思い切ったやり方だ。今回のコロナ禍で官民ともに旧態依然としたやり方が悉く躓き、日本式人事制度の問題点が鮮明になったにも拘わらず改革が進まない状況に失望していた私にはトンネルの向こうの灯りのように感じた。やっぱりこの国は「民」が先行して改革を断行するしかないという思いだ。

同時に90年代半ばに米国子会社に出向した時の経験を思い出した。技術開発の経験しかなかった私が上司にワシントン州工場の責任者を打診された時、二つ返事で引き受けて家内と子供3人をおいて米国に出向した。それまで工場運営の経験は全くなく興味もなかったが、一度の人生を色々経験する絶好の機会が向こうからやって来たと無謀にも何の疑いもなく引き受けた。

その分野の経験がある優秀な日本人スタッフを数人つけてくれたが、そんなもので上手く行くほど甘くはなかった。半年後には品質問題から不良在庫が1年分以上も溜まり、本社から視察を受ける事態になった。私を含め各部門に経験を積んだ優秀な中間管理職がいなかった。その時、誰かの判断(?)で業界でも名の知れたオペレーション専門家Cを私の上司に雇ったと通知が来た。

この業績では当然と受け止めたが、Cは現地子会社社長より高級で雇ったと聞きこの国はそういうことがあるのかと驚いた。Cはカリフォルニアの本社務めだが、状況確認と組織見直しを打合せしたいと連絡が入り工場で会った。私は面接試験を受けるような気持で彼と向き合った。結論からいうと彼と馬が合い、その後優秀な部長クラス2人を紹介してくれ私の下で働くようになった。

彼等はかつてアップル等で働きその時知った経験者を多く採用し、田舎の工場は素人集団からプロの部隊になった。更にCは世界的なコンサルタント会社を雇い当時最先端のERPを導入し、工場オペレーションをディジタル化した。その頃は例えば先進企業のIBMですら手こずったという。それやこれやで、製造品質が改善し一気に棚卸が減って半年もたたずに順調に工場が回り始めた。

Cは社長より高給の価値があったし、彼が紹介してくれた人材も多分私より高給だったはずだ。それでも十分価値があったと私は思うし、お蔭で私も最悪だった評価が多少なりとも良くなったはずだ。その後工場移転など紆余曲折があって結局4年弱で帰任した時、今度は本社の昔ながらのオペレーションを見てがっかりした。多分、Cがいても日本の壁は高くどうにもならなかったと思う。

今回のコロナ禍での菅首相の奮闘と、縦割り日本社会の強固な抵抗は変わってないとつくづく思った。しかし、柳井社長のインタビュー記事を見て「民」ならやれる、こんな方法があったかと思った。最近の日立製作所など年功序列を止めてジョブディスクリプション(職務記述書で社員の仕事を定義して給与を決める)を導入する会社が増えているという。期待したい。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わたくし的テレビ番組表

2022-01-14 22:19:18 | テレビ番組
コロナ禍で自宅でテレビを見る時間が増え、好みの番組も徐々に変化して来た。ニュース番組は変わらず見ているが、一番変わったのは洋画に替わってテレビドラマをよく見るようになった。「相棒」だとか「科捜研の女」に始まり、再放送された「逃げ恥」とか人気番組だ。

実は今週久し振りにWOWOWプラスの「刑事モース」再放送を見て、何故ファンだったか思い出し考え直すきっかけになった。私から見ると日本の犯罪推理等の警察ものに比べ登場人物が多様でしっかりした重厚な造りになっており、今まで見た日本の警察ものを見る気が一気に薄れた。

主要な登場人物の背景が分かり易く描かれており、登場人物に無理な設定が無いように感じる。モースはオックスフォード大学中退の切れ者で上司だけに認められている。短期間で巡査から刑事になったが対人関係は下手糞で署長から嫌がられる魅力的な変わり者に描かれている。

実は刑事もの嫌いな家内だが、「刑事モース」だけは好みで最初に私に教えてくれたのも彼女だ。今回の再放送も彼女が教えてくれた。日本の警察ものにはない何かを感じているのだと思う。

その他にはNHKの朝ドラ「カムカムエヴェリボディ」はアメリカかぶれになった私の青春時代を思い出させてくれ、毎朝時間になると新聞やパソコンを脇に置いてテレビを見る。この数年朝ドラは時計代わりに見ていたが、今回だけは結構熱中して見ている。

多分、一番時間を使って見るテレビ番組は各局のニュース番組だろう。朝昼のニュースバラエティ番組は文句言いながら見ている。特に報道の何たれかを分かってない馬鹿な芸人等のタレントが、個人的(あるいは局の指導で)な「印象付けをして番組を進めていく」のを見るとイラつき喚く。

特にコロナ報道で当たり前な発言を繰り返す医療関係者を都合よく入れ替えて、視聴者を煽る様な発言させ印象付けをすると思わず苛立ってしまう。そんなに嫌なら見なければ良いと家内が言うと、一番酷いと思う番組を見て自分の考えを検証するのだと今でも言い訳する。

その中で高く評価するニュース番組が、以前にも投稿したが、テレ朝の「大下容子ワイドスクランブル」だ。彼女の司会は印象付けすることなく、幅広いテーマについて専門家の解説を淡々聞きだし視聴者に伝える姿勢を感じる。報道人としての基本が出来ていると思う。

暇な私はその他にも色々な番組を見る。例えば「プレバト」のお陰で俳句や水彩画や版画に興味を持つようになったし、最近よく見かける可愛い動物を紹介する気楽な番組も気分転換になる。ただ、最近の若者者向け音楽番組はついて行けないのがテレビ好き高齢者には少し悔しい。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月明けの大掃除(続)

2022-01-12 21:59:05 | 日記・エッセイ・コラム
年明けの4日に大掃除と称してエアコンや風呂の排水口など普段滅多にやらない掃除を家族でやった。中でも効果のあったのがエアコンを動かすと部屋の温度上昇が早くなり、反対側の壁の室温が清掃前と同じ温度設定で2-3度上昇し機械の効率が良くなった。

しかし気になったことがあった。エアコンの前のダイニングテーブルで食事をするとき、息子がしばしば咳が出るのが改善されなかった。考えられる原因はエアフィルターの内側にある光触媒集塵・脱臭フィルターの清掃が上手くできず傷めたことと、ストリーマ空気清浄のタイマーランプが点滅したままだった。どうもエアコン内部にカビ等が発生している可能性があるようだった。

今日の午後に洗濯物を取り込み2階の部屋で仕分けをしている時、急に思いついた。この2階の部屋は年に数回泊り客が来てエアコンを使用するだけだ。この集塵脱臭フィルターと交換すれば良くなるかもと。早速マニュアルに従い大元の電源を切ってフィルターを交換し、更に電源投入後まだ点滅を続けるストリーマ掃除のタイマーランプを長押しすると内部クリーンランプが消えた。

果たして今日の夕食時に息子は一度も咳をしなかった。彼はエアコンからの風が変化したとは感じないという。彼はどちらかといえば風邪をひきやすい体質なので、ある種のアレルギーがあるかも知れない。今後少し時間をかけて彼の様子を見てみようと思う。いずれにしても、これでエアコンはカタログ通りの機能を果たす状態になったと思う。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コロナ禍3年目の新年会

2022-01-11 15:46:47 | 日記・エッセイ・コラム
コロナ第6波の襲来で感染者急増の中、昨日予定通り家族新年会を行った。去年忘年会で皆で新年会の日程を決めた時は、感染者数は極めて少ない状況だった。が、年が明けて急増した。しかし我が家の新年会日程を見直そうという声は皆無だった。今日から都が会食の員数制限する様飲食店に協力を求めるとニュースを聞いていたので、タイミング的にはぎりぎりだった。

実際のところ最寄りの繁華街ケヤキ並木通りは歩行者天国が実施され、大國魂神社の参拝客は多く参道両側の露店の半数は年明け10日後も残っていた。オミクロン株の重症化率は低いという楽観的な印象が行き渡っていると感じた。百貨店跡ビルのテナントに入った焼肉のチェーン店はお客で一杯だった。我々家族は子供もいるので事前に個室を予約できたのは幸運だった。

叙々苑は初めての店で私は普通のランチメニューを頼み美味しく食べたが、家内は何回か来店しており私がオーダーしたのは成型肉で味も今一だという。でも私には美味しかったから問題ないと思った。問題だったのは、赤ワインだ。家内も私も最初の一口で異口同音に「マズイ!」と声をあげた。まるで水で薄めたぶどうジュースみたいな味だった。

家内がしげしげとワインのラベルを見て、大手ビールメーカーがチリ産のブドウを絞った液を熟成させたものだと声をあげた。いくら経験の少ないビールメーカーとはいえ、こんな味のワインが商品になるはずがないと思わないのか失望したと私も応じた。普段は私と違い気を使って厳しいコメントを控える家内が、店員に聞こえるように酷評した。知らせる方がお店の為だと。

メニューのなかで最も安価な安価なハウスワイン3900円プラス個室費用10%を選んだ。だが、私たちは年末の大安売りで1本500円だけどコスパの良いワインを毎日飲んでいたので、家内の珍しく厳しい声には若干の怒りを感じた。しかし、それを除けば私は食事は美味しく楽しんだ。個室も良く作られていた。3人の孫達も大好きな肉をたらふく食べたようだ。

昼食の後我が家で気楽な二次会をやった。家内と娘の亭主はワインの飲み直し、長男はパフュームのコンサート中継録画を見、娘に嫁さんと家内は世間話、上の孫はプレゼントの漫画本に熱中、下の二人の孫はゲームや外に出て野球とか忙しかった。私と言えばその何処にも入れず時々ちゃちを入れて煙たがられた。普段は広いLDKが10人もいると人の熱気で温かくなり過ごしやすかった。

特に印象に残ったのは孫3人が三者三様に個性を持ち始めたことだ。身びいきだと分かっているが、彼等は学問やスポーツなどそれぞれの得意な領域で抜きんでて成長して大人になりそうな期待を感じさせた。特に2時間余りで家内にプレゼントされた漫画本を8冊読んだ上の孫の集中力には驚いた。

40代の息子達によると、海外会社は今も100%在宅勤務でたまの出勤は在宅勤務社員の気分転換の為、国内コンサルティング会社は変わらず週2回出勤が続き通勤時間が無駄と見做されるようになったという。一方、製造大企業の子会社の間接部門では出勤が今後50%を超える見込みらしい。業界によってコロナ明けの会社の姿は随分違うと話を聞いて実感させられた。

6時過ぎて辺りが真っ暗になり彼等は揃って都心の家路につき、我が家に静けさが戻った。彼等がいる間はエアコンの風が嫌がられ、床暖で過ごしたが十分暖かかった。今朝からエアコンに戻したが部屋に一人か二人ではどちらも快適さが失われた。昨夜は興奮が残り夜中に目覚め小一時間眠れなかったが、今朝起きると血圧が若干下がっていた。多分、1日中笑って過ごした効果だろうか。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする