かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ゼロリスク・悪平等・変化嫌い、おまけに被害者史観

2022-01-08 20:01:18 | 健康・病気
年が明けてコロナ感染者数が急増し、感染力の強いオミクロン株の出現と重なり、たった数日で急に世の中が落ち着きを失ったと感じる。マスコミ報道の論調が変わったというべきかも。ただ、昨日の感染者6214人そのうちオミクロン型は435人、換言すると症状がより重いデルタ株の感染者数が急激に増えたことになる。だが、最早デルタ株に興味がないのか、誰も話題にしない。

2年間コロナ禍の世の中で過ごして、幾つもの不思議なことが起こった。その中で天邪鬼な私は日本の嫌なところがやけに強調されて目についた。連日の報道で気になったのが、国から自治体まで政治家や官僚等の人と組織の振る舞い、医療関係専門家の身勝手と感じる発言、これ等窮地の国全体を手を変え人を変え煽るマスコミ報道と感染報道に右往左往する国民だ。

そして辛いことに私自身もシンクロして「嫌な人」になった気がする。冷静に世界を眺めれば日本はコロナ感染の被害は非常に軽いのに大騒ぎし、政治経済やその他の活動を停滞させている。ディジタル化の遅れ、特に医療保険システムの非効率さ、それらが判明後も一向に改善されない状況は一国民として恥ずかしく思う。

責任ある日本の組織や人達の多くがリスクを恐れ、改革する為の変化を嫌う。リーダーや組織はそれがバレるのを恐れて情報の透明化を嫌い、非効率さが他所と同じ様に見えるよう平等を言い訳にする。彼等にとって先頭を切って改革する人や組織の提案(或いは海外の取り組み)は、自らを貶めることになるので体を張って反対する。こういう時に官僚が規制を盾に改革を阻む姿は醜かった。

多分、問題はその手の人や組織が多く、改革を阻みスローダウンさせようとする力が強い事だと思う。そうする原因は一見改革に反対ではないが、縦組織を守る為にあの手この手で規制を道具に改革を潰す。そして、強い圧力を受けると人々はリスクを嫌う傾向が強まる、今回の圧力はコロナだ。

話は変わるが、昨年亡くなった橋田寿賀子さんが国民的人気のドラマ「おしん」の裏のテーマで、自ら軍国少女だった戦争責任があったとインタビューに答える姿を見て感動を覚えた。如何に戦争の被害を受けたか訴える人の姿を何度も見たが、一方で送り出した日本兵が戦地で何十万と殺傷し破壊したか一言も言わない、いわば身勝手な被害者史観の姿を思い出したからだ。

私にはコロナ禍を伝える煽る一方で医療システムの機能不全に口をつぐむマスコミ報道の姿に、一方的な被害者史観に似た発想を感じた。勿論、自治体と連携して全力でコロナに取り組む地域医師会が沢山いる。だが、マスコミは伝えなかった。全国的に眺めると機能不全というべきだった。それもコロナ5波の教訓として改善すべきだ。例えばオンライン検診だが、私は期待してない。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正月明けの大掃除

2022-01-06 15:13:54 | 日記・エッセイ・コラム
正月明けの4日に2階の息子が部屋からゴソゴソ音が聞こえ始めた。暫くすると窓ガラス清掃の洗剤がないか聞かれたが、私の記憶になかった。タイミング的には正月明けと仕事始めのはざまで大掃除を思いついたらしい。私達は転居以来5年間、部屋の清掃以外まともな大掃除をやった記憶がない。

彼は1階のLDKのエアコンの掃除をして欲しいと言った。食事時にエアコンの近くに座ると咳が出るという。だらしない私はキッカケが必要だった。言われて直ぐ家内と私は清掃を始めた。マニュアルを見ながらエアフィルターを取り外すと、灰色の紙みたいに汚れていた。

家内が庭に出てブロワーをかけると本来のフィルターらしい網になった。その他に聞いたこともない小型の光触媒集塵・脱臭フィルターとストリーマーユニットがあったが、清掃の仕方が良く理解できず適当にやって済ませた。とりあえず、従来からのエアフィルターは綺麗になった。

そのうち息子が階下に降りてきて風呂の排水口の掃除を始めた。彼は風呂掃除担当で、最近の排水状況の悪さを見て掃除を始めたようだ。誰もやらない風呂の様子を見かねて、正月明け初日に息子がやり始めた。何とだらしない夫婦だろう、でも息子もいい年だ、やってもいい。それを見て家内が手伝い始めたが、掃除しようにも浴槽の排水弁の構造が分からず苦労していた。

私も腰を上げてマニュアルを引っ張り出し、浴槽のメーカーに電話をかけ助言を求めた。担当者は浴槽の排水口は取り外せないが、洗い場の排水口と繋がっているのでそこを清掃すれば水はけがよくなるかもという。洗い場の排水口はフィルターなどが取り外せる構造になっていた。

家内が排水口に手を突っ込むと泥化した大量のゴミが出て来た。新居に移って5年分のゴミだ、物凄い臭いだと家内が悲鳴をあげた。ビニールの袋にゴミを入れ2層のフィルターを清掃して水を流すと、排水口の水の透明度が改善し浴槽の排水もキチンと働くようになった。

その日からエアコンの効き目が2-3割は良くなったと思う。同じ温度設定でも部屋が早く温まり室温が2度くらい上昇した。風呂の排水も順調だ。一方で、寝室や客間など滅多に使わない部屋のエアコンはそのままにしてある。これが真の姿だ。

昨日の夜夕食後、大國魂神社からケヤキ並木まで散歩した。参道の両側の夜店は全てブルーシートに覆われていた。それに続くケヤキ並木の道の両側に竹に孔を明けた芸術的な灯篭が飾られていた。去年はいつまでケヤキ並木に灯篭があったか覚えてないが、まだ暫くあると思う。

途中立ち寄ったコンビニで買った牛乳を入れて買い物袋を受け取ろうとすると、レジの女性は「外は寒い、手袋をして」と言って待ってくれた。優しい言葉にハッとして顔をあげると若いマスク美人だった。お正月明けの大掃除は、暖かさと優しさが帰って来た。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年の船長

2022-01-03 22:25:40 | 国際・政治
今年の日本の舵を取る船長は言うまでもなく岸田首相だが、具体的には首相が日本をどういう方向に持って行こうとするのか推測してみたい。私の考えでは、それは日本人がどんな国民かによって変わる、言い換えると首相がどんな国民と理解しているかで決まると思う。

私の考えでは、日本人は高齢者が多くリスクを嫌う傾向がある(海外に比べゼロリスク志向が強い)。各紙の世論調査でも明らかなようにコロナ対応を最優先に考える。今迄のところ岸田船長はよく理解しており、外国人の新規入国停止など厳しい水際応策を取り高い支持を受けている。

だが、首相が強硬に自説を主張して政策を推進する船長ではない、彼は世論を見ながら柔軟な舵取りをする。典型的な例が、10万円給付に反対論が強いとみて、自治体の判断で全額現金を可とする柔軟な判断をしたことだ。自治体が自由に給付方法を選べる最適な決定だった。

これぞ岸田流と言える「様子を見ながら最適解を見つける」やり方だ。一方、菅前首相はあるべき政策を打ち出し、強いリーダーシップでゴリ押しして政策を推進した。だが、正しい政策でもコロナ対応やディジタル化は厚生省・自治体・医療界等の隠れた抵抗で思った通りに進まなかった。

一方で世論を見定めて最終判断する岸田船長のやり方が難しい場合もあると私は考える。特に事が外交の場合は世論調査のように分かり易くない。しかも、海外諸国は岸田船長の都合に合わせて待ってくれないし、分かり易く意思表示してくれほど優しくない。

北京オリンピックの外交ボイコットについては散々迷った末に、閣僚レベルの派遣を中止した一方で中国と米国からクレームされない解を見つけた。私から見るとNZの前例に倣って対応できたが、運が良かっただけのように感じた。NZの悩んだ末の決断を参考にした判断だったと思う。運が良かった。

だが、それ程生易しくない事態が続くと予測する。今後、米中・米ロの対立が益々激化した時、岸田船長は日本丸と我々乗客をどこに向かって連れて行ってくれるのか。判断が遅れれば乗客はイラつき、船長を取り換えろと喚くだろう。その時に岸田首相がどうするか問われることになるだろう。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年は老いとの戦い

2022-01-01 22:05:51 | 日記・エッセイ・コラム
昨夜は年末恒例の紅白歌合戦を見た。我が家では紅白歌合戦を見るハードルは高い。家内は歌番組は好みではないし、息子はそもそもネット人間でテレビを見ずさっさと自分の部屋に戻った。昨夜放送された歌手も歌も殆ど知らなかった。近年その傾向が徐々に強まってきたが、昨夜はNHKの番組作成方針を変更したそうで、後期高齢者にとって紅白歌合戦は余り楽しめなかった。

一夜明け新年になり近くの大國魂神社に行った。正しくは神社の近くまで行った。コロナ前と比べると若干物足りない様に感じたが、明らかに参拝客数は増えていた。神社と競馬場の間にある駐車場が車で満杯だったので予想は出来た。参拝客の列は参道から旧甲州街道を越えて駅に向かうケヤキ並木道まで続いていた。長い列に並ぶのは苦手だ、出直すべく自宅に戻った。

昨秋ひどい胃腸炎で下痢が続き体重を減らした一方で、身体が軽くなり運動能力が若返ったように感じた。それ以来2キロ減った体重をキープしようと努めてきたが、年末の多めの食事で気が付くと元の体重に戻っていた。テレビを見ながら好物の甘いモノの摂り過ぎがたたった。神社から戻った午後も家内が買って来てくれた大好物の台湾カステラをパクパク食べた。

今年は後期高齢者になる私の目標は、少子高齢化が進む我が国の若者世代に迷惑をかけない様にすることだ。老いと懸命に戦い、なるべく医者に行かず、将来若者の負担になる国の借金を増やさない、若者世代が好む流行り歌を聞く機会を増やしていきたい。そして、私自身の老後の世界を楽しみたいと思う。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする