かぶれの世界(新)

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子供からの贈り物

2012-06-18 13:06:15 | 日記・エッセイ・コラム

高齢者になったお祝いに子供達のアレンジで、昨日恵比寿駅の近くのレストランに家族が集合してタイ料理を頂いた。子供達が独立した最近は、家族全員が集まる機会を出来るだけ作るのが私の努めと思っていたので、私の誕生祝いというより皆が集まって食事すること自体がとても嬉しかった。

子供達の計画に遅れてはいけないと定刻に着いたが、店には一緒に家を出た家内と末の息子しかいなかった。私の腰痛を紛らわす為と言い訳しながら直ぐにワインを頼んだ。シャブリが意外にリーズナブルな値段だった。いつも1000円以下のワインしか飲まないので久し振りのシャブリは美味しく感じた。ワインがあれば子供達が幾ら遅れても気にならなかった、お代は心配する必要ないし。

お店に入った頃は殆どテーブルが空いていたが、30分後全員が揃った頃は全ての席が埋まっていた。普段私が行くお店に比べ、お洒落な感じの若い人達が圧倒的に多い。予約を取った娘によるとネットで評判のお店だという。私が頼んだグリーンカレーは、かつてタイ料理に嵌まった頃の味の記憶、辛いタイホットより甘いココナツミルク味が利いていたが、それなりに美味しかった。

最後に誕生祝のケーキを頂いた後、家族から贈り物を貰った。1週間前に家内が買ってくれたジャケットだと先ず皆に紹介した。その後、長男夫婦はシャンペンをくれた。私にとって一番の贈り物は孫だけど。娘夫婦は数日前にくれたiPad本体にピッタリ嵌まる専用ケースをくれた。‘タブレット・リテラシー’の無かった私だが、1週間使って少しずつ慣れて来てこれからもっと使おうと思っていたので嬉しかった。

同居している次男は最近の私をよく見ていてくれて、お金はかけなくとも痒い所に手の届く嬉しい贈り物をくれた。彼のセレクションで集めたRelaxing Jazzというタイトルで焼いた特製CDをくれた。11曲に興味あるストーリがあるものを選んでくれた。私がそういうのが好きだということを良く知っている。今も、そのスムーズ・ジャズを聴きながら書いている。

最後に来月の一泊旅行の段取りを決めて散会し、夫々の家に戻っていった。自宅に帰り夕食が終ってくつろいでいると、もう一つ贈り物があると次男がビニール袋に包んだ小さなプラスティクの箱をくれた。恵比寿から秋葉原に足を延ばし買ってきてくれたという。中古の無線LANのアクセスポイントだという。私が田舎に行った時にi-Padが「サクサク」動くようネットワーク小物を買ってくれた。凄く嬉しかった。

十数年前に米国から帰って来た時、ブラインドタッチでKB入力する子供を見て驚いた。その後そう仕向けた訳ではないが、気がつけば私の子供達は全員ITの仕事に関り、私に先端技術を使いこなせるよう教えてくれるようになっていた。これが子供達からの一番の贈り物かもしれない。■

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椎間関節嚢腫???

2012-06-16 13:45:32 | 健康・病気

間板ヘルニアを含む腰椎の問題のようです、整形外科に受診されるのが宜しいかと存じます。 脊椎外来等を標榜している整形外科を受診されることをお勧めいたします。」インターネットで専門医に有料の相談した結果、時間をおかず返ってきた返事がこれだ。

3週間前頃から椅子に座ると腰の左側に痛みを感じるようになった。最初は激しい運動で疲労が溜まったからと思いハードな運動を控えてみた。最近体力維持のため週1回のペースでジムのエキササイズ、10-15kmのジョギング、バドミントン練習をやっていたが、特にジョギング後の痛みがきつかった。だが、手で触れる部位に痛みは感じなかった。

就寝時には痛みはないので助かった。痛みは椅子に座った時一番酷く、立てば痛みは軽くなり歩き始めると痛みが無くなる。ワインなどアルコールを飲んでも痛みが無くなった。しかし、運動を控えても徐々に痛みが悪化し下肢に広がり痺れを感じるようになり、医者に行くことにした。

昨年のガン騒動の時、正しい医者に到達するまでに何度も寄り道をしたので、今回は事前にネットで調べた結果が上記の回答だった。私の症状に対して「座ると痛みが出るのは特徴的で、座位では、立位よりも腰椎に高い圧(約1.5倍)が加わるのです。 手で直接触っても痛みを感じないのは、筋肉の凝りによる痛みではなく、神経の圧迫によるものだから。」と言う説明に納得した。

そして近場の「高いレベルの診療が受けられ脊椎脊髄専門医」を教えてくれた。この回答を得るのにクレジットカードで3600円支払ったが、情報の対価として文句はない。早速紹介された医院に行き症状を説明し、レントゲン写真を撮りそれを見ながら医者の診察を受けた。

受付の始まる8時半に行ったが、待っている間に待合室には患者が一杯になった。前日(木曜日)は休みだったが事前に何時行けば良いか聞いたのが良かった。それでも1時間近く待ったが持参した暇潰しの本があったので気にならなかった。

呼ばれて診察室に入り先生が来る前に看護婦は、「先生は腰痛の専門ですから」と聞きもしないのに教えてくれた。でも私は頼もしいと思った。問診の後直ぐにレントゲン写真を撮った。それ程待ち時間なくプロセスが進んで行くので、病院内の管理がしっかりしている印象を受けた。

骨神経痛のようだ、ヘルニアまで行かない、というのが先生の診立てだった。レントゲン写真をみて「背骨が随分くたびれている、何があってもおかしくない」と脅かされた。だが、骨と骨の間隔とか骨のヒゲが伸びたりする異常は認められないそうだ。

「念のためMRIを撮りますか」と先生に聞かれた。患者に聞くことかと一瞬引っ掛かりを感じたが、直ぐにそうしたいと応えた。つまらないことで無意味な時間をかけてもしょうがない。診察室を出て待っていると看護婦がきてMRI撮影の注意書きをくれたが、ガン騒動の時経験があったので驚くことは何もなかった。

30分位で測定が終り、暫らくして再度診察室に呼ばれた。先ほどのレントゲン写真を見たスクリーンに、今度はMRI写真が映し出されていた。診察室のスクリーンと夫々の測定機器の間はネットで繋がれているようだ。今度は私の身体を輪切りにした写真を見ながら説明を受けた。

先生は腰の輪切りの写真を下部から上に向けてスキャンした。それから何度も上下させて症状の原因を探して行った。正常なら逆三角形に見える神経の束が歪んでいる場所を見つけ、ノーホーで圧迫されている為の痛みと教えてくれた。ノーホーとは液体が溜まった袋だとは分ったが、先生が言った病名を何度も聞き返した。ツイカンカンセツノーシュ??? 漢字が浮かばない。

間関節嚢腫と看護婦が気をきかして渡してくれたパッドの上に先生が漢字で書いてくれた。これが正式な病名だ。聞くとこの水疱は自然に無くなる事はない、そのままかもっと大きくなるかで、その時は手術で潰すしかないという。

針か何かで潰せないのか、それとも開いて潰すのかと聞けば、開くしかないと先生の返事。「誰でも手術は嫌なのは分るが、我慢できなくなったら来てくれ、1週間程度の入院で終る」と言われた。全く気軽に言ってくれる。でもいつか手術する日が来ると覚悟した。

これだけの測定と診察をやっても夫々の部署の連携が良く11時頃には支払いを終らせた。これも病院運営の重要なポイントだと思う。何とか我慢してみると、痛み止めは断った。他に薬がないのは予想通り、しかしレントゲン撮影とMRI測定までやったので治療費は高めの6,690円だった。

それにしても私の背骨や腰骨は約65年間バドミントン、山登り、ジョギング等など頑張ってくれた。米国滞在時に頑張った数日分の食料やテントを背負ったバックパッキングと、15-20kmのジョギングに中高年に差し掛かった私の背骨にはきつかったかもしれないと回想した。

先生は長期間の生活習慣の結果であり、短期間の運動に原因はないという。今も運動をしていいと言われたが、今日のバドミントン練習は休んだ。但し、余り重いものは持つなとは言われた。これから、どんな生活習慣に変えていくか、特に身体を動かすことについて考えてみたい。

高齢者枠に入る直前でいろんなことが起こる。昨年は「ガンもどきの慢性前立腺炎」、今年は「ツイカンカンセツノーシュ」、こうやって年をとっていくのだろう。私には還暦より高齢者になった時の方がフィジカルな身体の変化(劣化)がより表面化してきた。先ほど、突然娘から明日の昼飯の案内が来た。何かたくらんでいるのだろうが、私の報告はこれで割愛させてもらおう。■

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覚悟の無い原発反対(番外)

2012-06-13 15:27:18 | ニュース

西

川福井県知事の強い要請を受け、8日夕方野田首相が記者会見し大飯原発を再稼動すべきとの首相判断を表明、これを受けて福井県及びおおい町は同意手続きを進めている。その後の関西地区の首長とメディアは賛否様々な反応を示し、夫々の立場が垣間見えて興味深かった。

新聞各社の反応は予想通りで、読売・日経は賛成、朝日・毎日が明確に反対だった。これまた予想通り朝日・毎日系のテレビが批判する姿勢を明確にした。問題は、反対の仕方だ。反対論者のコメンテーターだけを登場させて語らせ、ニュースキャスターが根拠を示さず感情的な持論を言わせて終った。これではニュース番組の看板を降ろしたほうがいい。

これは「報道」ではないと思った。全てそうだとは言わないが、原発関連になるとスイッチが入って「ニュースを伝える姿勢から反原発原理主義に」変わった、と私には感じた。何故首相が再稼動判断に至ったか記者会見の内容をキチンと分析して報道したとはいえない。

首相は記者会見で再稼動に至った判断を縷々説明したが、テレビで報じたのは判断の根拠を一つ一つ分析するより、再稼動ありきとか電力会社の利益確保という単純な理由に矮小化して報じた。このメディアの責任を放棄する姿勢は自らジャーナリズム精神を貶めているように感じた。残念ながらそれが我国のメインストリーム・メディアの実力だと思うしかないのか。

西広域連合の「夏季限定の暫定稼動」要求が、もう一つ残念に思ったことだ。暫定的な安全基準に基づいた再稼動の判断だから、電力需要がピークを過ぎたら運転停止せよとの主張だ。この主張には一定の根拠があると個人的には思う。問題はその言い方だ。

関西広域連合の主張は「原発は安全じゃないから、電力が足りない夏場だけ再稼動してもいい」という容認の姿勢だ。安全でないと決め付けながら、一方で自分が必要な間は安全でなくともやってくれと平気で頼んだ。それはないだろう。原発立地県に対して余りに失礼ではないか。

関西連合の首長連が揃いも揃ってこんなデリカシーの無い言い方をする、これを聞いて福井県の人達はメチャクチャ傷ついたのではと思う。安全じゃない原発の最も影響を受けるのは福井県民だ。安全じゃないと強く反対している原発を自分の都合で動かせというなら、福井県民に危険なことをさせて申し訳ないと土下座して頼む位のことをして当然と私は思う。

関西広域連合の首長が雁首揃えて西川県知事に頭を下げて謝罪と大飯原発の再稼動を懇願しない限り、福井県民が再稼動に絶対反対の運動をしたらどうかと思う。政府・地方自治体の危機管理や原子力村の問題はいわば既に腐っていた部分の表面化だが、上記の筋道の通らない反原発の風潮は震災で今劣化が進行中の部分のように感じる。■

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野田首相は国の宝

2012-06-10 12:03:53 | 国際・政治

費増税法案の成否がこの1週間で決まる。それは野田政権の命運を決めるだけではない、大袈裟に言えば日本の将来が決まる1週間になると私は思う。政治生命をかけるという「一体改革」の成り行きにより、首相退陣・総選挙・与野党分裂など日本政界地図が大きく塗り替えられる可能性もある(WSJ)という。それがこの1週間内に起こるかもしれないのだ。

野田首相の決意は微動だにしてないように見えるが、小沢元代表率いる反対勢力は相当数に上ると報じられている。かといって修正協議で自民党にすりより過ぎれば、マニフェストの撤回や大幅見直しを求められ党内中間派の反発もあるという。一体改革成立のハードルは高まる一方で、何も成し遂げないまま野田首相退陣という事態も否定できない情勢だという。

野田首相は近年見たことが無い傑出した宰相の一人であると私は思う。ポピュリズム政治が横行する時代に、税・財政・社会保障の一体改革という我国のあるべき将来形に命を賭けて奮闘する政治家は他に思いつかない。多くの国民の目には、足を引っ張る与野党含め他の政治家は選挙のことしか考えてないと見えているはずだ。それが近年の政治不信に繋がっている。

国にとって野田氏は貴重な宝なのだ。国の宝はどこにでも見つかる訳ではない。彼が首相の間に一体改革を成立させず野垂れ死にするようなことになったら、暫らくは消費増税を掲げて闘う政治家は出てこないだろう。世界から日本は救いようの無い問題先送りと見放され、市場から厳しい攻撃を受ける時期が早まる恐れがある。

「増税の前にやることがある」という小沢元代表の反対論はそれなりに説得力がある。「もう時間が無い、今一体改革をやらなければ手遅れになる」という主張は平和ボケしている国民には迫真性に欠けるかもしれない。多分彼らには分らないだろう。実際、国債を国内調達出来なくなり長期金利が急上昇して財政破綻するまでにはもう少し時間の余裕があるかもしれない。私にも分らないが、それ程長い時間は残されてないということは分る。

問題はここで野田首相を野垂れ死にさせたら、次に誰がやるのかだ。私は小沢氏や谷垣氏がやれるとは感じない。万が一野田首相が退陣することになれば、日本政界が被る後遺症は何年も続き本当に必要な時期に間に合わない事態が起こる恐れがある。この時期に野田氏が首相だったことが我国にとって幸運だったと、何年か後に回想できるように是非なって欲しいと私は思う。■

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シーワールドからアウトレットへ

2012-06-08 23:55:06 | 旅行記

火曜日から千葉県の鴨川市に家族旅行に行った。家族と言っても、長男の嫁と孫、休職中の娘、家内、私以外は所謂‘女子供連れの典型的な「安近短」の旅行だ。最初は家内の軽自動車で行く積りだったが、定員オーバーになってバスに乗ることにした。浜松町のバスターミナルに集合して乗車し、アクアライン・トンネルを初めて通って2時間余りで鴨川に着いた。電車の半分の時間だ。

テレビ等で紹介され有名な鴨川シーワールド前で1時過ぎに下車、直ぐに入園してショーを見た。西日本に台風が近づいているせいか風が強く、遊園地から見る太平洋の荒々しい波が目前に押し寄せてきた。アシカ・イルカ・シャチなど4つのショーが30分おきに続き、昼食もそこそこに3つのショーを見た。

巨大なシャチが飛び跳ね水しぶきを飛ばすショーは、テレビでは何度も見たが実物は迫力があった。水しぶきが飛ぶたびにプールの近くに陣取った子供達の歓声が上がり、同行した女性達も孫も十分楽しんだようだ。もう直ぐ2歳になる孫はこんなショーが楽しめるようになり、成長の早さを改めて感じた。小旅行の目的はこれで十分果たした、積りだった。女性陣は違った。

翌日更に風が強まり雨模様の生憎の天候で、ホテルから見る海は豪快な白波が立っていた。ニュースによればそれもそのはず、この日の鴨川は風速13mの強風だった。予定を切り上げ東京に戻ろうと提案すると、それでは木更津のアウトレットによって行けと女性陣に迫られた。散々粘ったが、娘の一言「(我を張らずに)たまには流れに乗って」で押し切られた。

そのアウトレットは、他に何も無い原っぱみたいな平坦な所にあった。アウトレットに近づくと少しずつ青空が見えてきたが、まだ風が強く肌寒かった。そんな天候の平日でも、巨大なアウトレットの敷地内に入ると買い物客で一杯だった。

アウトレットと言えば私は巨大な倉庫みたいなところにまとめ買いで安く売る店をイメージしていたのだが、そこはカジュアル衣料のGAPから高級品のラルフローレンまでブランド・ショップの大集合だった。殆ど聞いたことが無い横文字のブランド名ばかり。女性陣は知っているようだが口々に「別に安くはない」といいながら、お気に入りの店を次々と見て周った。

私にとっては苦痛以外の何物でもなかった。唯一スポーツショップだけは楽しめたが、確かにその店も安くは無かった。アウトレットの定義が良く分らなくなった。目的も無く歩くのは辛い。フードコートでの食事が、又、楽しくなかった。これは酷かった。

お客が多過ぎるのでテーブルを確保してから、長い列のセルフサービスの食事を買って食べるシステムらしい。テーブルは他のお客が食事を済ませるのを待って競争して早い者勝ちで確保しなければいけない。セルフサービスの食事も長い列を待ってやっと手に入った。

私は娘達が確保した子供連れ様のテーブルに座り混んで待ち、家内が買った讃岐うどんを食べた。これが全く腰が無く、とても「讃岐」とは言えないうどんで、疲れてお腹が空いているはずなのに美味しくなかった。もう来ることが無いと思えば、話題作りの経験にはなったかもしれない。

途中でうんざりして女性陣とは別れコーヒショップに入った。ところが、オーダーを取る長い列に並び、次はコーヒーを受け取るのに又も長い間待たされた。やっとコーヒーが出来たと思ったら、娘が来て東京行きバスに長い列が出来ているので早く並んだ方が良いという。

アウトレットに入った時から最後まで並ばされて楽しくなかった。腹が立ったけど、娘の言うとおりだった。何とかバスに乗り、約1時間余りで無事新宿に着いた。それでも思い出すと、孫の楽しそうな顔が先ず浮かんで来る、総括すると旅行はとても楽しい経験だった。■

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