かぶれの世界(新)

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シーワールドからアウトレットへ

2012-06-08 23:55:06 | 旅行記

火曜日から千葉県の鴨川市に家族旅行に行った。家族と言っても、長男の嫁と孫、休職中の娘、家内、私以外は所謂‘女子供連れの典型的な「安近短」の旅行だ。最初は家内の軽自動車で行く積りだったが、定員オーバーになってバスに乗ることにした。浜松町のバスターミナルに集合して乗車し、アクアライン・トンネルを初めて通って2時間余りで鴨川に着いた。電車の半分の時間だ。

テレビ等で紹介され有名な鴨川シーワールド前で1時過ぎに下車、直ぐに入園してショーを見た。西日本に台風が近づいているせいか風が強く、遊園地から見る太平洋の荒々しい波が目前に押し寄せてきた。アシカ・イルカ・シャチなど4つのショーが30分おきに続き、昼食もそこそこに3つのショーを見た。

巨大なシャチが飛び跳ね水しぶきを飛ばすショーは、テレビでは何度も見たが実物は迫力があった。水しぶきが飛ぶたびにプールの近くに陣取った子供達の歓声が上がり、同行した女性達も孫も十分楽しんだようだ。もう直ぐ2歳になる孫はこんなショーが楽しめるようになり、成長の早さを改めて感じた。小旅行の目的はこれで十分果たした、積りだった。女性陣は違った。

翌日更に風が強まり雨模様の生憎の天候で、ホテルから見る海は豪快な白波が立っていた。ニュースによればそれもそのはず、この日の鴨川は風速13mの強風だった。予定を切り上げ東京に戻ろうと提案すると、それでは木更津のアウトレットによって行けと女性陣に迫られた。散々粘ったが、娘の一言「(我を張らずに)たまには流れに乗って」で押し切られた。

そのアウトレットは、他に何も無い原っぱみたいな平坦な所にあった。アウトレットに近づくと少しずつ青空が見えてきたが、まだ風が強く肌寒かった。そんな天候の平日でも、巨大なアウトレットの敷地内に入ると買い物客で一杯だった。

アウトレットと言えば私は巨大な倉庫みたいなところにまとめ買いで安く売る店をイメージしていたのだが、そこはカジュアル衣料のGAPから高級品のラルフローレンまでブランド・ショップの大集合だった。殆ど聞いたことが無い横文字のブランド名ばかり。女性陣は知っているようだが口々に「別に安くはない」といいながら、お気に入りの店を次々と見て周った。

私にとっては苦痛以外の何物でもなかった。唯一スポーツショップだけは楽しめたが、確かにその店も安くは無かった。アウトレットの定義が良く分らなくなった。目的も無く歩くのは辛い。フードコートでの食事が、又、楽しくなかった。これは酷かった。

お客が多過ぎるのでテーブルを確保してから、長い列のセルフサービスの食事を買って食べるシステムらしい。テーブルは他のお客が食事を済ませるのを待って競争して早い者勝ちで確保しなければいけない。セルフサービスの食事も長い列を待ってやっと手に入った。

私は娘達が確保した子供連れ様のテーブルに座り混んで待ち、家内が買った讃岐うどんを食べた。これが全く腰が無く、とても「讃岐」とは言えないうどんで、疲れてお腹が空いているはずなのに美味しくなかった。もう来ることが無いと思えば、話題作りの経験にはなったかもしれない。

途中でうんざりして女性陣とは別れコーヒショップに入った。ところが、オーダーを取る長い列に並び、次はコーヒーを受け取るのに又も長い間待たされた。やっとコーヒーが出来たと思ったら、娘が来て東京行きバスに長い列が出来ているので早く並んだ方が良いという。

アウトレットに入った時から最後まで並ばされて楽しくなかった。腹が立ったけど、娘の言うとおりだった。何とかバスに乗り、約1時間余りで無事新宿に着いた。それでも思い出すと、孫の楽しそうな顔が先ず浮かんで来る、総括すると旅行はとても楽しい経験だった。■

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