かぶれの世界(新)

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無言の圧力

2020-06-12 20:52:16 | 社会・経済
夜間の室温が24度以上になり、梅雨時の谷間の実家は湿度が上昇、高温多湿の悪環境で寝不足になり血圧が上昇してなんだか気分が優れない。昨晩から強力な降圧剤に切り替えて様子をみている。掛り付け医から自己判断でいいと言われてる。更に先日からの軽い痛風症状がまだ続いている。

朝食を済ませて皿洗いし洗濯をやりながらコーヒーを飲む。その度に階段の上り下りをすることになる。本格的な足の痛みだとなるべく階段を避け書斎にこもる。だが、今朝は上り下りの度に痛みが引いていく感じがして、思い切って恒例のバドミントン練習に参加した。気持の問題もあった。

狙った通り体を動かして汗をかくと足の痛みを忘れ、2時間の練習は無事終了し爽やかな気分になれた。練習が終わってママさん達とコロナ感染対策マスクについて話した。私はよくマスクをしないで買い物に行く、バッグにマスクを入れていても何度も付け忘れたことがある。

ところが、あるママさんはお店に入ると皆マスクをしており、マスクをかけなさいという無言の圧力を感じるという。彼女はアッケラカンとした性格なのだが、それでも店内の空気を感じるという。感染者ゼロの当地で買い物をする時、私はマスクを忘れても安心して店内を歩き支払いする。それでも無言の圧力の存在を多少感じることはある。

この生真面目さというか空気を読むのが日本人の特徴だ。麻生さんは言い過ぎて民度と自慢しマスコミに嫌味を言われたが、その無言の圧力に従う生活習慣が日本独自のコロナ対策を何とか成功させた要因の一つだと実感した。こんな時にバドミントンをやるママさん達もそうだった。

蛇足ながら、米国では彼等が大事に思う言葉の一つが、「スタンドアップ」という。誰もが下を向いて黙っている時に立ち上がって自分が信じる意見を主張する人が尊敬を受けると教わった。私は今でこそ何でも言いたい放題だが、会社勤めの時に立ち上がって言い難い発言をしただろうか。

日本の社会全体に無言の圧力がかかっている。海外でもテレビドラマやニュースを見るとそう言うシーンが山ほどある。法的には何の問題がない振る舞いでもネットではどぎつく叩かれ、炎上したりする。それなのに何故か日本だけ無言の圧力がコロナ対策成功の要因になった。■

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