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田舎暮らし雑感2024(8)長い1日

2024-05-30 15:39:35 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は少なくとも気分的には長い一日だった。一昨日の豪雨で翌朝9時からの診療を直前の連絡で昨日11時に延期してもらった。なので昨日午前のルーチンはグチャグチャになった。逆に想定外の時間の余裕も出来た。なので、西日本豪雨の対策で補強された堤防を見たくて、遠回りで急坂もある遊歩道へ続く河川敷道路を通り歯医者に向かい、予約時間に少し遅れてしまった。

一昨日に県南部に降った雨量は相当なもので、翌日は快晴だったが肱川の河川敷一部が泥水で覆われていた。だが、補強された効果でどこにも水害らしき景色は見えなかった。治療は20分余りであっさり終わり、帰りは普段は通らない南側にある山裾の道を走り買い物をして帰った。雨のせいか田植えの準備で耕された田んぼのあちこちにシラサギがいた。普通は川岸にいる。

昼食後はいつもなら午前中にやる「健康と市場の状況」を確認しパソコンに記録した。何時ものルーチンと違ったせいか血圧が高めだった。加えて米株式と為替市場は大幅に下落しており、ついでに気分までもが低下した。正直言うと私の投資はこのところずっとさえないのだが。

一通りデスクワークが終ると気分転換に散歩に出たが、想定外に色んな出会いがあった。まずは散歩道の入口になる川沿いの畑で農作業をする友人に会った。彼は元薬剤師で父親の介護のため退職後、農業をしその合間に一時期世界中を旅するアマチアカメラマンになった。

彼は私が去年偽痛風で入院したことを知らなかった。そのうえ40年前に退職した時には偽痛風という病名すら聞いたことがないという。その代わりに私のお腹が出てると警告した。私が気にしてたことを図星で指摘されて、ヤッパリと思ったが有り難くもあった。彼は後で偽痛風を調べて的確な助言をしてくれると、都合のいい期待をした。別れ際に無理するなと言われた。

遊歩道を歩き始めて間もなく救急車のサイレンの音が近づいてきた。暫く歩くと他の集落から橋に繋がる車道に救急車が停車し、タンカーに患者が運び込まれるところだった。周りには近所に住む大人達とヘ自転車にルメット姿の中学生達が取り巻いて見ていた。今まで住宅地で老人を運ぶ救急車を見たことは何度もあるが、遊歩道横で救急車を見たのは初めてだ。

近くにいるヘルメット姿の中学生に聞くと、同級生が自転車から転倒してガードレールに頭をぶつけたらしい。口や鼻から血が流れているがヘルメットのお陰で意識はあったという。救急隊員は親に連絡しようとしたが誰も連絡先を知らなかった。私も何の役にも立たず散歩を続けた。

更に歩き続けると、後ろから全身黒ずくめのスタイル抜群の女の子が追い抜いて行った。黒頭巾を被っていたが、美人に違いないと思い私らしく声をかけた。振り向いた彼女は予想通り可愛いかった。聞くとUVカットの黒い服で覆われ、汗をかいてる様子はなかったが暑いとのこと。

速足で追い抜いていくスタイル抜群の後ろ姿にもっと話をしたかったが、これ以上しつこく話しできない。私の住む東京郊外の市役所から連日の様に不審者に女性が体を触られた等と警告するメールが届き自宅に転送してる。田舎でそんな疑いを受ける訳にはいかない。ということで、私も彼女と別れて山裾の稲荷神社に速足で向かった。実に色んなことがあった1日だった。■

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