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田舎暮らしの高齢者の話し相手

2024-06-06 18:16:15 | 日記・エッセイ・コラム
人口が急減しているとのショッキングな報道を見て、さて私はどうだろうか考えてみた。この数年で私の話し相手が激減していることに気が付いたた。

田舎暮らしをする後期高齢者の私が最も頻繁に話す相手は仏壇のお位牌だ。食事前に線香を挙げて大声で先祖の名前を呼ぶ。誰とも話さない日があるので敢えて大声を出して近況を報告する。勿論、返事はないので会話にはならないが。次にほぼ毎日日向ぼっこする隣の101歳のお祖母ちゃんに「こんにちわ」と声をかけると「(散歩に)行くのかい」と返事が返り「うん」と返す。

その次に週1-2のペースで散歩道で出会うご婦人達に出会い世間話を交わす。男は殆どいない。同じくらいの頻度で農作業中の同級生に出会い、同期の連中の近況を聞く。誰が入院したとか、誰が無くなったとか、次の同窓会はいつやるかとか。私から提供するネタはない。週一で診てもらう歯医者や看護婦さんとの会話の方が内容があるかも知れない。

昨年から同級生の妹で初の女性地区長や、元地区長だった近所の農夫だ。彼とは農地の扱い等込み入った話をしてた。集落の人達の暮らしぶりや人口減少の状況を色々と教わった。しかし、最近は出会いが限られ、我が家の田畑に係る情報収集も出来なくなった。

私自身も偽痛風を患う前は週2回はバドミントンクラブに顔を出し、大声を出して動き回りスポーツを楽しんだ。クラブのメンバーは学校の先生が主体だが、サラリーマンだった人や商売をしている人もいた。集落の人達だけでは話題が限られていたので会話の幅が広がった。

その他に毎週1回親友と会って食事をし、政治経済から健康の相談や女性との付き合いまで雑談を交わす。親友は幼少時から海外生活し今も海外企業と付き合いのある経営者で、同じように米国で暮らし他国への海外出張の経験のある私と話が合う。田舎には滅多にいない貴重な友で会話の幅が広がり楽しみにしている。

以上が1週間の間に私が話をする人達だ。東京にいる時は同居の家族とは毎日会話を交わすし、近所の人達ともしょっちゅう雑談を交わす。余り信用はされてないが、家内に買い物を頼まれるよう申し出る。かつては都や市が主催するボランティア活動にも参加した。考えてみると、田舎にいても高齢者の私がその気になって積極的に動けば話し相手はいるのかも。■

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