かぶれの世界(新)

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停戦か軍事支援か

2023-02-16 15:01:13 | 国際・政治
また、また、ウクライナ戦争について天邪鬼で根拠曖昧な自論を開陳したい。今月になってロシア軍の攻勢が報じられる一方、ウクライナの支援が遅れ気味なのが気になる。頑張って欲しい。

ウクライナ戦争はロシア軍侵攻以来1年が経過した。非人間的で悪魔の戦争を仕掛けたロシアは、ここで停戦したら譲歩したとしてもやったもん勝ちになる。クリミア半島を奪い取ったのを世界は許し、今度はウクライナ東部を獲得するだろう。世界は何としても侵攻を失敗させなければ、ロシアは又次の戦争を仕掛ける。

次の戦争を仕掛けさせない為には、プーチンの失敗だけでは不足だ。プーチンの戦争を支持したロシア国民は反省すべき、その為には戦場をウクライナだけでなくロシアにまで広げるべきだ。あれだけロシア軍がウクライナを爆撃し民間人を殺害しておいて、ロシア国民が呑気に過ごしていいはずがないと思う。欧米が戦場を広げない様極めて慎重に支援しているのは理解できるが、それがロシアやロシア国民を増長させている。

一方で、ウクライナの支援を続けてきた欧米から「支援疲れ」や「戦争反対」の声が聞こえて来る。日本ではテレビ等で他人事のようにもっともらしく停戦を主張する評論家の声を聞くと私は失望する。人の命は尊い、だが血を流して戦っている人達に失礼ではないか、「停戦を説く人」はロシアを応援しているのと同じことになる。

残念だが、世界の大半はこの戦争を自国や自国民の都合がいいかどうかという視点で見る国なのだ。大半のロシア国民はプーチンを支持し、中国やインドに限らず独裁・強権国はウクライナ戦争を好条件でロシアと経済関係を維持する都合の良い機会として利用している。国レベルでは恥知らずという言葉は存在しないようだ。

実は、欧米でも同じ発想の企業活動がみられる。肝心のウクライナだって政府や軍の幹部が巨額の支援をポケットにいれ、職を解かれる事態になったと報じられたばかりだ。多分、それが現実なのだろう。だとすれば、まだ何が何でも停戦を主張する方がましなのかもしれない。

その中で、私は今朝方報じられたラトビア外相の発言を100パーセント支持する。NHKの取材に答えてリンケービッチ外相は「ウクライナでは当面、外交による解決は期待できず、軍事支援の方が重要 --- 停戦で合意しても、ロシアは義務を守らず、圧力をかけ続け、自分たちが再び十分に力を蓄えたと思えば、また戦争を始める」と答えた。正にその通りだと私は考える。ロシアはそういう恥知らずの国だ、国民も。

世界は美しいだけではない、巨悪も小悪もあちこちに転がっている醜くもある。その前提に立って先ずは巨悪をぶっ潰すべきだ、今世界一の巨悪はプーチンのロシアであり、その為の犠牲を惜しんではならない。終わったら次に続く巨悪を潰していくべきだ。この手順を間違えなければ、小悪は隅に隠れてしまう。■
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