出来合い品に乾杯

1ヵ月足らず前「セブンイレブンが美味しい」と出来合いの冷凍食品を激賞した。勿論、全て美味しい訳ではないが、特に美味しいと思ったのがナポリタンだった。私が田舎にいる間、息子も会社勤めなので家内は一人で冷凍品を食べる機会が増えその美味しさを発見しようだ。

殊にキチンと出汁を取って材料の旨みを出すような料理をゼロから作ると、冷凍品の方が安くできるという家内の主張は理解できた。田舎暮らしの時の私の場合は食事を作る目的が異なる。味より生きていく為の栄養を摂るだけならもっと安くできる。

だが、レストランの食事に引けを取らない味を安価に食べられる冷凍食品は凄い。今更ながらだが、あと１ヶ月で田舎暮らしを再開する私の選択肢を増やしてくれた。こちらでは週に一度冷凍食品の半額セールがある。田舎に行ってもセールがあれば利用してみようと思う。

冷凍品で経験したのと同じ驚きを今日経験した。このところ我が家の靴棚から始め、居間や寝室までレイアウトの見直し使い易くなるよう整理している。半年家を空ける前に住み易くしておいてやろうと思って始めたら、次々に改善のアイデアが湧いて来た。

今日は寝室のベッドの位置を変えた。それに伴い私の小さなタンスや机の位置も変えた。ベッドを東側の窓沿いに移動し、ベッドの両側を窓とタンスが挟むようにした。その結果生じたタンスの左側面にスペースが生じ、そこにコートやジャンパー用ハンガーを取り付けることにした。

思いついたが吉日、昼食後近くのホームセンターに出掛け、広い店内を歩き回り必要な部材を買い揃える積りだった。小一時間かけてあらかた必要な部品を見つけて籠に入れ、支払の前に別のフロアに移動し完成品（コートハンガー）を見に行った。

そこで見つけたハンガーが部品代とほぼ同じ価格で、どう考えても仕上りが良かった。「こりゃー、冷凍品と同じ」と思った。ビジネス構造的には夫々の部品で利益を出して総合すると、組み立てた完成品のトータルコストの方が安くなる理屈だ。冷凍品もそう言うことなのだろうか。

同じ構造が近年利用するようになったパック旅行でも同じだ。自分で考えてプランを作りホテルや食事から移動より、プロの作ったプランの方が余程充実した旅行になると実感した。日本のパック旅行はそれ程充実していると思う。以上３つは全て大量生産の既製品がコスパが良いと証明している。■