今朝6時過ぎに起きて急ぎ朝食をとり、集落の守り神になっている神社の掃除に向かった。毎年この時期に実施される恒例の行事だ。1時間余りで参道の草刈・掃除と神社本体の掃除、神社に入り祝詞をあげ揃ってお祈りの後お神酒を頂き散会となった。
参道から一般道に出た道の路肩に「いが栗」が転がっていた。実家の山の栗の木から落ちたもので、毎年付近に住む人に迷惑を掛けていた。それではこの機会にと、神社掃除に持参した刃の厚い山刈鎌を使って栗を取り出し持ち帰った。勿論、イガイガを路肩に寄せ片付けも忘れなかった。
今日の午後妹夫婦が母の見舞いに大阪から帰ってくるので、正に取り立ての栗ご飯を食べさせてやろうと思った。栗ご飯は昨年に続き2度目のトライで何とかなるだろうと思った。甘かった。
念の為、失敗しないようレシピをネットで再確認した。今年ももち米はなし、白米3.5合、むいた栗400g、塩小さじ2杯で、炊飯器で普通に炊いた。炊き上がったご飯をジャーに移し、(昔から使ってきたものでそのほうが美味しい)料理酒をたっぷり掛けて蒸らした。
1時間後に食べてみて妹は美味しいといったが、私には少し淡白でパサパサしていた。減塩の為、塩は少なめ(普通の半分)だった。古米なので水分が少なかったはずだ。更に決定的なのは、栗が取立てだったこと。栗は冷温で2-3日寝かさないと美味しくならないのを忘れていた。失敗作だが、一晩ジャーに入れておくとモチモチ感が増すはず、明日それを期待しよう。
栗ご飯はイマイチだったが、数日前にミートソースは満足できる出来栄えだった。といってもインスタントだ。玉ネギのみじん切りとひき肉を炒め、市販ミートソースの素(100円程度だった)を加えただけ。だが、レトルトのソースに比べて材料の旨味がしっかり感じられ美味しかった。
私が普段ろくなもの食ってないから、チョットした差でも美味しく感じたのかも。美味しいというより、みじん切りがいい加減で材料の食感が変わったのが新鮮だったのかも。いずれにしろ少しの手間をかけるだけでこんなに味が変わるのか、料理のど素人の私としては大発見だった。■