かぶれの世界(新)

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CIA漏洩事件、意外な展開

2005-11-28 12:41:42 | 国際・政治
リビー副大統領主席補佐官が訴追された後、ワシントンポスト紙の花形記者ボブ・ウッドワード氏がそれよりも前に別の政府高官から情報漏洩を受けていたことがわかり波紋を投げかけている。氏は事前情報を明かさないでリビー氏訴追を批評したことで非難され、先週ポスト紙の上司にあたる編集長から叱責を受けたと報じられた。予想もしなかった展開で正直戸惑っている。

問題は彼や最初に暴露記事を書いたノバク氏にCIA覆面捜査官の素性をばらしたのは誰かである。ウッドワード氏は法廷で証言したが誰であったか公表していないが、カール・ローブ氏を含めあらゆる可能性が噂されている。奇妙なのはイラク開戦に反対したアーミテージ元国務長官代理もその一人として噂されていることである。もしそうならブッシュ政権のダメージはミニマムになるだろう。

フィッツジェラルド判事は恥をかかされたという気持ちが強いと私は思う。しかし、これで次のターゲットがはっきりした。もう後戻りできないだろう。リビー補佐官サイドは状況が好転したと見ているが訴追の理由が偽証と法廷侮辱罪なので事態はそう変わってないと私は予測する。

ボブ・ウッドワード氏はウォーターゲート事件以来最も尊敬されるジャーナリストの一人であり、ワシントンポスト紙で特別な扱いを受けて彼の著作は常にベストセラーになり莫大な富を築き、尊敬と嫉妬の対象であった。ジャーナリズムに関わる多くの人から尊敬され、私のヒーロ-でもあった。今後の展開によっては彼のジャーナリストとしての信頼を大きく傷つくことになるだろう。■


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