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かぶれの世界(新)

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ITオンチになり下がる

2024-02-11 11:03:27 | デジタル・インターネット
一昨日に春の帰郷のフライトを予約して、いざクレジットで支払いをしようとして行き詰った。最後のパスワード入力が不一致で、散々トライしたがどうにもならず一旦ギブアップした。最近は確定申告から航空便の予約支払いまで殆どの支払いがネットで済ませられる様になった。だが、逆に便利さについていけない後期高齢者もいると実感させられた。

私の場合それはそれで便利になったのだが、安全の為に夫々の処理の為に異なるパスワードを設定したのでとても記憶できなくなった。始めはメモ帳に記録したが管理しきれず、パソコンのスプレッドシートに記録することにした。これで何とかなると思ったら大間違いだった。

近年になって個人情報を厳密に管理する為に手続きを微妙に変化させ、特にマイナンバーを紐づけして操作法が大幅に変更する例もある。年に一度か二度しか利用せず、しかもシステムの操作法が毎年のように変わり、一方記憶力が毎年劣化する高齢者には極めて厳しい状況になってきた。

一昨日の航空便を予約しても購入できず、深夜までパソコンを前に格闘して遂に諦めベッドについた時は酷く惨めな気持ちになった。親しくして貰ってる友人には帰郷日程が変わるかもしれないと、みっともないメールを打つ羽目になった。

昨日は三月初めに予約した北海道旅行の支払いをする締切日で、再度パソコンを開いて挑戦しなければならなかった。息子が予約して旅行の案内書が届いていたので、不安を抱えて旅行会社のシステムをアクセスしたが意外にもスムーズに支払いのプロセスを済ませることが出来た。

前半では案内書に丁寧な操作法の説明があり、後半では一昨日苦労したクレジットカードの情報がまだ記憶に残っていたので何とかなった様だ。その勢いで再び帰郷の航空便を予約し恐る恐る支払いのプロセスに入ると、意外にも何の問題もなく処理を終えてホッとした。

後になって考えると、航空会社の本人確認、クレジット会社のカード情報確認、カード会社システムの本人確認のパスワード等が夫々に異なり、私が混乱して操作したために上手く行かなかったようだ。会社ごとに異なるシステムで異なる本人確認のプロセスをこなすのは私には厳しい。

実際のところ私は週末を除く毎朝パソコンを開き、血圧と天候から運動等の体調を記録し、内外のメールチェック、為替や株式の米国市場チェック、東京と実家の家計簿管理などを行う。これらのシステムのパスワードは全てパソコンのOSが記録して自動的に本人確認される。

これが結果的にパスワードを忘れてしまう原因の一つで、滅多に利用しないシステムで難儀をすることになった。思うに政府から民間のシステムまで利便性や安全性を高める為の改変が高齢者を苦しめている。後期高齢者になって昔馬鹿にしていたことを自ら墓穴を掘ってしまったようだ。

この記事を書いている時実家の集落の地区長から電話が入り、西日本豪雨で崩壊した集会所の再建費分担の通知があった。帰郷日程が確定したところでタイムリーな連絡だった。恥ずかしい思いで日程連絡をした親友にも連絡して一件落着、高齢者は手間がかかる。■
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写真が消えた!

2024-01-13 17:08:22 | デジタル・インターネット
喜寿祝いに子供達からプレゼントされたスマホはほぼ使いこなせる様になった。だが、今迄気付かなかった重要な問題に気付いた。我が家一族の明治時代からの写真を記録した積りだったGoogleフォトが、2003年以前に記録した写真が消えていたのだ。その頃の写真は多様な手法で記録していた。

古い写真は昔のアルバムの写真を複写機でディジタル化しパソコンに記録していた。私が撮ったフィルム写真はかつてあった駅前の写真屋でCDに記録し、その後はデジカメの写真と併せパソコンに記録した。そしてスマホの時代はそれまでの全ての写真を含め自動的にGoogleフォトに記録された。その時は写真が自動的に記録されると同時に消えるとは考えもしなかった。

江戸時代に生まれ昭和の初めまで生きた祖父母から父母と私と妹の子供時代から結婚、子育てと子供の結婚や孫の誕生頃までの写真が全て無くなった(見えなくなった)のだ。先祖の家系図等もコピー機でディジタル化して子孫に伝える貴重な記録だ。私の学生時代の旅行とか海外赴任時の米国での生活とか、子供たちに伝えたい貴重な体験の写真もなくなった。

私はてっきりGoogleフォトの保存容量をオーバーしたかと思ったが、現時点で最大容量15GBのうち2.2GBしか使っていなかった。これだけの容量があれば、私が死ぬまで十分あると思ったのだが、何故か2003年以降に記録した写真しか表示されなくなった。

写真が消えると警告を受けた記憶はないので2003年以前の写真はまだ消滅した訳ではなく、どこかに格納されていて見えないだけのはずと思う。Googleはそんな無責任なことはしないはずだが、どうして良いか分からない。専門家並にスマホに詳しい息子に聞いたが、写真は彼の興味の外らしく一言「知らない」との返事だった。

これからGoogleフォトを調べ、消えた写真の再生法を見つけたい。Googleがユーザーの写真を勝手に消してしまうような無責任なことはしないはずと思いたい。最悪の場合を考えて自宅や実家を家探ししてオリジナルデータを総ざらいし子供達に手渡したいと思う。だが、最近はスマホで気軽に写真を撮ることが多い、その度に古いデータが消えると思うと写真は撮れない、全然楽しくない。■
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「新し物好き」が「新し物嫌い」に

2023-11-25 20:58:42 | デジタル・インターネット
夏日に近い暖かさにひかれて一昨日の午後、是政橋を渡り南多摩から川崎街道を北上し若葉台を経て桜丘まで多摩丘陵を歩いた。来春に子供や孫達と雲取山登山を提案した。先ず多摩丘陵を歩き次に高尾陣馬縦走して自分の脚力を見極め、最後に雲取山に登って田舎に行く積りだった。

府中街道の是政橋の手前にあるコンビニでスポーツ飲料を買った。支払いをする時に、田舎に長男が顔を見せ買物に全く現金を使わなかったのを思い出した。お店の女の子に聞くと最近は現金払いのお客は殆どいないと聞きショックを受けた。息子が違う国の人のように見えた。

若い頃から「新し物好き」を自称し、仕事に新しい設計手法を取り入れ上司を困らせたりした。退職後もマイナンバー導入より前の住基ネットを使ってディジタル化し確定申告した。マイナンバーの登録も先頭を切って対応したが、医療保険や免許証に一向に利用されないのにイライラした。

ところが、高齢者になった10年前頃からパソコン等を使って生活のディジタル化を進めるのを躊躇うようになった。実際、スマホによる家族間連絡とかSUICAカードを使ったチケットレス化とかは、全て子供達にプレゼントされて利用するようになった。

マイクロソフトのアプリ「MONEY」を使って家計と投資を一括管理し始めて以来、生活のディジタル化に酷く保守的になった。最初の頃MONAYはとても便利だったが、その後マイクロソフトがサポートを止めて無償の民間サービスになり、銀行や金融市場のシステム変更にMONAYを無理やり適用させ今日に至る。

使い続ける理由は20年近く利用して来て蓄積したデータを何とか活用したいからだ。その後新しい多様で便利なアプリがどんどん出て来たが、私は一切利用せずパソコンのアップグレードもしなかった。マイクロソフトOSのアップグレードに対応する為に息子の力を借りて新しいパソコンを買ったのが唯一の大きな変更だった。その間に私は全てに保守的になってしまった。

今回帰京後に某銀行の口座にアクセスすると、本人確認の為にスマホ経由の暗証のやり取りを求められた。何度やっても上手く行かず、ついにHP指定の電話に連絡し操作を誘導して貰う羽目になった。女性の声で優しく教えて貰うと何故か上手く行った。今も何故そうだったのか分からない。

最近、オンラインで騙される詐欺被害が激増している。ITスタッフを抱える大企業でさえ防御システムが破られる被害が多発しているので、銀行が本人確認して顧客を守ろうとするのは理解できる。だが、その為に私のような後期高齢者が操作法に迷う事態も情けないが深刻だと思う。

今も不思議なのは米国にいた時、確定申告や免許証とか年金の処理が難しいと思ったことは一度もなかった。専門家に助けて貰った為か、何故そうなのか日米制度の違いがあるはずだが、私には良く分からない。だが、今でも問題なく年金を受けている。

昨日は7度目のコロナワクチン接種のオンライン申し込みをしようとして上手く行かず、市役所の担当に電話連絡して助けて貰った。結局のところ電話に助けて貰う羽目になった。この程度のオンライン申請すらちゃんとできなかった。我ながら情けない。私の印象では対応してくれた女性の慣れた扱いから、そういう高齢者が沢山いるのではないかと思った。

だと言ってもやはり生活のディジタル化は便利なはずだ。私のような「新し物嫌い」では後期高齢者は若者に迷惑をかけっ放しになってしまう。昔に戻って「新し物好き」になる様高齢者は努めねばと思う。最低限でもディジタル化生活の中で過ごしていく必要がある。■
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私の後期ディジタル半世紀

2023-09-01 21:29:33 | デジタル・インターネット
先月末の日本経済新聞が、円の実効為替レートが1995年が最高値だったことと、1998年にグーグルが創立し今年で25年になると報じた。この記事を読んで私の直近の25年間の個人史と重なると感じた。25年前は米国で仕事をして3年目で、それから帰国後にITバブルが弾け早期退職し、母の介護をしながら東京と田舎の二重生活を経験して後期高齢者を迎えた。

たまたま高度成長時代に東京で働いた田舎者が最先端ビジネスに人生の半分を過ごし、残り半分の人生を別の意味で激動の25年を過ごした。その初めのマイルストーンは円最高値とグーグルで、終わりのマイルストーンは円最安値と世界分断にぶつかったグーグルがいると感じた。

私がグーグルのネット検索を凄いと認識したのは1999年に米国勤務から帰任した時のことだ。直前に米オフィスで同僚から便利な道具があると教えられたが、「あ、そう」と聞き流し積極的に利用した記憶がない。ところが、帰国後子供達に教えられてその便利さを実感させられた。

帰任当時長男は大学に入ったばかり、娘は高校生、次男はまだ中学生だったと思う。子供3人は私がその4年前に残して行ったパソコンを使い回していた。中学生の次男が有線のオンライン契約をしたと家内に聞き、ブラインドタッチでキーボード入力するリケジョ娘を見て驚いた。

半世紀前に会社勤めを始めて以来私はコンピューター技術者だった。正しくはハードウェア設計技術者だった。1995年に米国に赴任し、一転して100%コンピューターのユーザーになった。その時に私は子供達と同時にコンピューターユーザーとしてスタートしたようなものだ。

現実の私は家族内で最も出来の悪い消極的なユーザーだった。退職後の家計と資産管理の為にパソコンを使うだけ。家族間でメールや写真のやり取りに参加する為に、プレゼントされて初めてスマホのユーザーになった。その頃は息子や娘は外資系の会社に勤める最先端のITユーザーであり専門家だったのだろうと想像する。私は退職した時から家族内で最も遅れたITユーザーだった。

2日前の日本経済新聞を見て1995年4月が円の実質実効レートが最も高かったのは知らなかったが、円高が私が米国工場に赴任して生産に携わることになった理由だ。そして今、円の実力は53年ぶりの低水準になった。円の実力低落は私のコンピューターユーザーとしての半世紀と重なった。

だが、一つだけ家族内で負けてないことがある。それは米国勤務時に始めた外貨ベースの資産投資と田舎で相続した不動産を一括してディジタルで管理していることだ。大した金額ではないが、海外勤務の結果として種々の通貨ベースの投資や年金・保険を保有している。

東京や田舎の不動産と税金・医療費などを総合して家計を管理せざるを得ない。それでも海外の動産不動産は出来るだけ処理した。折角だから金額は少なくても米国から支給される年金は頂くが。結果、今でも複数のスプレッドシートを連携させてリアルタイムで資管理と家計管理を同時にする。

私のディジタル半生記後半特有の普通はあり得ないアプリだ。ただ、説明が難しく誰にも使えないアプリだ。こんな面倒くさいお金はいらないと言われそうだ。私もそう思う。■
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金欠解決への道

2023-06-08 17:25:27 | デジタル・インターネット
今月初めに現金の持ち合わせが減った一方で、田舎には都銀の支店がなくてお金のやりくりに苦労していると白状した。そこで昨日は珍しい梅雨の晴れ間の午後、会社員時代に得た端株の配当922円を引き出しに郵便局へ行った。今の私には「はした金」でも助かる。

だが、郵便局についたのは4時過ぎ、局員に現金引き出しは4時までと言われ苦笑いした。私としたことがうっかりしていた。だが、ケチケチ生活は慣れていると気を取り直して実家に向かう川沿いの散歩道を歩き始めた。偽痛風の足の痛みを注意して少しずつ散歩の距離を伸ばしている。

直ぐ先の国道に向かう橋と川沿いの散歩道の交差点の真ん中で黒いボックスカーが止まっていた。よく見ると車中に若い可愛い女性が手を振っているのに気づいた。見たことのない女の子だったが、私はためらわず手を振った。ふと下流側に目をやると女性二人が手を振っていた。

私は二人とすれ違う時、「俺じゃなかった!」と思わず声をかけた。すると驚くばかりに大声ですれ違った女の子は笑った。私も聞こえるように笑い返した。会話ゼロだったけどお互い意味は通じたと思った。そこで気分転換したのか、私の運気は一気に取り戻した。

帰宅すると家内から銀行で打ち出した通帳の写真が届いていた。それを見て小口の引き出しが続いていると警告する銀行からの通知を装ったメールはフェイクだったと分かった。最近SPAMと警告するメールが増え、メーラーが検出しない無印の怪しいメールも増え用心していた。勿論、海外からのフェイクメールが圧倒的に多いのだが、日本人の私には偽だと感じ取れる。

運悪くそんな時に銀行がオンラインでログインする手続きを変更し、本人確認を固定電話番号にしていた私は適切に対応できなかった。ログインできなければ地場銀行に送金も出来なかった。そう思っていた。私はフェイスブックとかSNSを利用するのを止めたが、銀行のIT化によるセキュリティ強化は利用する方向だった。私は使うのを止め戸惑った。

ところが、多分散歩道で若い女の子と馬鹿笑いをしただけで私の頭は柔らかくなったのだろう。加えて、家内からの連絡で警告メールは偽だと分かった。帰宅後に再度銀行システムにログインをトライし、本人確認の為マイナンバーカードの写真を角度を変えて転送し、次に新規登録したスマホ経由のSNSでワンタイム暗証を打ち込み、最終的にログインし口座を確認できた。

それにしてもフェイクメールは怖い。メーラーのチェックをすり抜けて手元に届く。用心深い私は簡単に引っかからない、今回も怪しんで対応できた。だが、次々とIT技術が進歩して来ると、私のように新しいソフトは使わない防御策が果たして有効なのか、今回バタバタを経験して不安になった。不安の大元になった金欠も、冷静になると来月の帰京までの生活費なら何とかなりそうだ。■
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