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昨夜来の雨で涼しい朝となっており、日中もかなり激しい雨が降る予報が出ています。
8月14日恒例の花火大会はすこぶる順調に行われました。
順調の条件は好天と肌に心地よく、爆発後に残る煙を追いやる風のあることです。
今年は何年ぶりかで自転車で約10分、現地まで行きました。
途中には庭でバーベキューをやっている家も何軒かありました。
はじめは堤防の上から見ていましたがすぐ近くの照明灯が少し気になったので、途中から移動して河原に下りて行きました。
薄暗がりの中適当な場所を見つけて立ち止まった途端横から声を掛けられました。
何と私の俳句教室の生徒のお婆ちゃんでした。
この人数でこの暗がりの中での奇遇に双方共びっくりしました。
家がすぐ堤防の反対側で1人で歩いて来たとのことで、以後2人で並んで腰を下ろして見ていました。
翌15日の地元句会の彼女の提出句の1つが「数万の中出会ふ師や大花火」でした。
90歳を越えての元気と意欲に頭が下がります。

鎮魂の燈籠めきて川面行く

木曽川の幅一杯に大花火

一瞬の金と銀なる花火かな

唯見詰む仕掛花火に息を呑み

ぽつかりと浮かぶ花火と灯り舟

太陽と青き地球の花火かな

龍のごと水面より立つ花火かな

天空に珠玉鏤(ちりば)む花火かな