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「風と共に去りぬ」とその作者(土井卓美)

2011年10月04日 14時56分00秒 | Weblog
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日頃から阪神戦の実況を除いて、長時間テレビを見るということはあまりないのですが、昨夜は例外になりました。
夕食時に見ていたBSピレミアムの「長江・天と地の大紀行(チベット、大渓谷、理想郷)」が興味深く、食事が終わってもそのまま最後の9時まで見続けました。
チャンネルをそのままにしていたら今度は9時から「風と共に去りぬ(字幕)」が始まりました。
これ迄に映画館やテレビで何回か見ていますが、4時間弱の長編であるため、その何れの場合も途中で眠ってしまっていました。
昨夜もビールのセイもあって、前半のある部分はウトウトして見逃しましたが、後半は最後までしっかり見ました。

内容については多くの方がご承知のことでしょうが、私も今回でようやく結末を含めて物語の概要を掴むことが出来ました。
それにしてもこの名作・大作の作者の作品がこの一編しか無いのはどうしてだろうと前からも少しは思っていたのですが、今回ネットで調べてみてナルホドと納得がいきました。
作者マーガレット・ミッチェル(1900.11.8~1949.8.16)はジョージア州アトランタで生まれ、幼年期を南北戦争を生き抜いた母方の親戚の影響を受けて育ちました。
母親のチフスによる死や、それによって学業を諦めて故郷アトランタへ帰ったこと、離婚や再婚等の経験が作品に反映されています。
非番のタクシー運転手の車にはねられ48歳の若さでその生涯を閉じました。
生涯で発表された作品は「風と共に去りぬ」のみで、彼女の遺志によって未発表の原稿は破棄されたと言われています。

彼女が執筆当時住んでいた家はアトランタの中心部にあり、今は「The Margaret Michell Hose」として観光の名所になっているそうです。
アトランタの数マイル北のジョージア州マリエッタには小説と映画を対象にした博物館「Scarlett On the Square」があり、撮影に使われた衣装や台本など多くの関連の品々を展示しているそうです。