大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

必要悪(?)と合法悪(?)(土井)

2007年03月08日 22時46分09秒 | Weblog
名古屋の地下鉄をはじめとする談合問題が盛んに報道されています。
この談合なるもの、勿論法律違反で悪いことなのですが、発注する方も受注する方も罪悪感をそれ程持たずにやっているのではないでしょうか。これまでもずっとやってきたことだし、発注者は自分の金ではなく税金だから、自分の部署の仕事がスムーズに行き、付いた予算が消化されればそれが一番、受注側も民間部門の過当競争による出血受注の穴埋めができて大助かり、住民も便利な施設が出来ることには文句を言わない。
だからバレさえしなければオールOKで済んでしまいます。
我々が交通違反で捕まった時、捕まったからにはしゃあないと罰金を払います。
談合の当事者も表面上は反省しているように見せかけますが、実情は見つかった交通違反と大差ないように思えて仕方がありません。
反対に法律違反ではないが、あまり納得のいかない不合理もあります。
予算の年度内消化原則による期末の道路の掘り返しもそうですが、昨夜のNHK「クローズアップ現代」でもケッシカラン話題を取り上げていました。
通常我々は3割の医療費を負担していますが、ホームレスの人達の場合は10割が公費で払われるので、病院は取りはぐれもなく、必要以上に過度の検査や治療をしているというのです。
また病院同士でネットワークを組んで入院患者を融通し合ったりもしています。
一例では一人のホームレスの年間の入院治療費が980万円にも達しているそうです。
悪徳病院は医療補助制度の盲点を衝いて不当な利益を上げているのです。