大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

松島詩子(土井)

2006年06月25日 10時25分52秒 | Weblog
環境の浄化や人々の努力によって全国各地に蛍が甦り、今多くの蛍の里ではその幽玄の美しさを楽しむことが出来ます。
私はこの時季になると一人の歌手への想いを新たにします。
松島詩子ーもう名前を知る人も少なくなっているでしょうが、かつては淡谷のり子、渡辺はま子、二葉ゆり子、奈良光枝等と並んでNHK紅白の常連で一世を風靡しました。
代表曲には「喫茶店の片隅で」「マロニエの木陰」などがあります。
本名松重シマ、実家は私の実家の隣の隣、今に続く酒・タバコのお店です。
私共は子供の頃から「シマさん」と呼びながら、小、中、高の先輩を親しんで成長しました。
それというのも、戦後の娯楽の少なかった時代に度々小学校や中学校を訪ねてくれ、父兄共々楽しませてもらったからです。
当時は講堂も無く、各教室の仕切りを取り外し、生徒の机を沢山並べ、その上に各教室の教壇を持ち寄って作った舞台にピアノを載せての歌とおしゃべりでした。
中学校公演の時彼女を紹介した当時の村長は松島詩子(歌手になる前教職だった)の教え子で後に柳井市長になりました。
公演のときの他にも夫君や子供と時々実家に里帰りしていましたが、その時は、家の前の街灯など一つも無い道路を行ったり来たりして一緒に蛍狩りを楽しんだものでしたが、彼女も何年か前90歳を越える高齢で亡くなりました。