大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

ユーモアとウイット(土井)

2006年06月09日 10時15分35秒 | Weblog
微苦笑を誘い、表面はやんわりと、実は鋭く社会や権力者を風刺したり、世に警鐘を鳴らしたりします。
このセンスは持って生まれたもので、生後の努力によって得られるものではないような気がします。
社会生活の潤滑剤ともなりますが、生真面目な日本人社会では育ち難く、評価もあまり高くない風潮は少し残念です。
チャップリンや英国のチャールズ皇太子のそれは有名ですが、日本で僅かに知られるそれは、何を食べているかと聞かれた吉田茂元首相が「ヒトを喰っている」と応えたこと位です。
尤も日本では駄洒落や親父ギャグなどといわれるものが幅を利かせるようになりました。
やや低俗気味でテーマも世俗的過ぎる嫌いがあるかも知れませんが、ユーモアの育まれる素地として、また笑いを誘うものとしていい傾向だと思います。
毎日テレビで二流か三流か、名前も知らないタレントまがいが多勢出て、実に下らないことを言って、お互い同士で手を打って大笑いし、それに合わせて録音した笑い声を流す、あの何ともやりきれない番組(娘達は喜んで見ているが・・・)に触れる度に不愉快感が募ります。
だから、駄洒落や親父ギャグが少しでもランクアップして、世界の人にも通用するユーモアに育っていくことを願う今日此の頃ですが、東海地方も梅雨に入りました。