①9月16日9時の天気図 気象庁HPより引用
②9月16日9時の関東周辺レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用
③9月16日9時の関東周辺アメダス風向風速分布図 気象庁HPより引用
④9月16日9時の全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用
9月16日明け方から、関東地方南部で雨雲が発達し、東京(気象庁のある千代田区大手町)では、午前7時50分までの1時間に32㎜と、非常に激しい降水を観測しました。
この大雨の影響で、千葉県内では、JR成田線が一部区間で運転見合わせ。京成電鉄では、一部区間で速度規制(時速35キロ)となり、列車の運行ダイヤが乱れました。
引用図②③④より、この大雨は、
Ⅰ:下層での暖湿流が収束している(関東付近で上空1000m付近で南東風と南西風とが衝突しています。)
ところへ
Ⅱ;関東の地面付近では、関東東海上から吹き込む気流と、内陸部に滞留したり、吹き渡る気流との間に形成された気流の不連続部分(シアーライン)が発生し、
当該シアーライン付近で強い降水域が形成された。 と思われます。
低気圧や前線を含む気圧の谷は、全体的に見て,南西~北東方向へ進んでいますから、前記したⅠの部分も今後、東北地方へも広がってきそうですから、これからは、東北地方の太平洋側でも大雨の恐れが出てきました。