※引用図は15日15時の天気図です。気象庁HPより引用。
今日の本州各地は、朝方冷え込んだところも多かったものの、南海上にある高気圧に覆われて、日中は穏やかな春の陽気となったところが多かったですね。
高知県高知市では、最低気温が氷点下まで下がりましたが、日中の最高気温は13・6℃まで上がり、全国のトップを切って、桜(ソメイヨシノ)の開花宣言がありました。
桜の開花とは、開花観測を担当する気象台、測候所が基準の桜の木(標本木と言います。東京では千代田区大手町にある気象庁が観測を担当し、標本木は同じ千代田区内の靖国神社内にありますが、各気象台、測候所の敷地内に標本木があるケースも多いですね。)を決めておき、その標本木の5~6輪咲くと、「開花」宣言となり、その標本木の8割以上咲くと「満開」宣言となります。
桜は、春に開花して葉桜となった後、その年の秋までにそれ自身のつぼみの成長を終えて休眠に入りますが、冬季に一定の寒さ(おおむね平均気温5℃以下)に数日さらされると、桜のつぼみは冬眠から目覚めて、成長期に入ります(これを休眠打破と言います。)。 その後、春先の気温上昇でつぼみ自身が成長を加速させて、ついには開花となるわけです。
よって、桜と言うものは、冬季が気温が早めに下がり、春先が気温が高いほど、開花が早まると言うわけです。 その逆(冬季が暖冬で始まり、春先が気温が低い)であれは、その年の桜の開花は遅くなりますね。
本年(2006年)は、前年12月が、本州各地とも記録的な寒さでしたが、2月中旬から各地とも高温傾向となっています。よって、本年は、各地とも、桜の開花は、平年より早めと言う予想です。
それにしても、ようやく、本年も、花見の時期が近ずいてきました。私の住んである東京でも開花予想日が3月22日(私の誕生日です。)であるそうな。 こうなると、花見、イコール、花見酒。うーーーーーん。うずうずしてきますな。
しかし、皆さん、桜の花見で酒飲みすぎて、桜???ん状態???にならないようにご注意あれ!
少し前ですが、東京都内の千鳥ヶ淵で、花見酒を飲みすぎたとある方が、隣接する皇居のお堀に酔っ払って転落したこともありましたね。こうなると、人生転落???にもなりかねません。