29日は、北日本では強風となり、青森県三八には、一時、暴風警報が発表されたりもしましたが、一方、28日と同様、本州の南半分では、南海上から張出す高気圧に覆われて、関東より西の太平洋側では夏のような陽気となりました。
特に暖気が周辺の山から吹きおりる際のフェーン現象も加わって、静岡では33・3℃,熊谷では32・7℃の最高気温を観測して、うだるような暑さとなりました。関東地方の内陸部や甲信南部では、広範囲で最高気温が30℃以上となりましたね。
この他、福岡や山口でも最高気温が30℃を超えました。
引用図は、29日15時の天気図(気象庁HPより引用)ですが、本州の南半分では南海上から張出す高気圧に覆われていますが、北から寒冷前線が弱まりながら南下してきている様子がわかります。
静岡市付近の高温は、こう言った気圧配置に現れるもので、静岡では高温になる場合、西~南西風が継続し、上空では西~南西風が幾分強めに吹く(1500メ-トル上空で20ノット以上)ものです。これから夏季にかけて、静岡市付近では、このような条件が重なると、著しい高温となりますから、この点、静岡市付近の皆様は留意頂きたいものですね。