カノウおにいさんの気象・地震再発見

気象や地震についての目からうろこが出る話全集です。
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関東や東北ではこれから濃霧の所も。

2005-10-27 23:35:23 | インポート
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※引用図は27日18時の天気図です。気象庁HPより引用。

27日は、午前中、気圧の谷の影響で、関東地方を中心に雨が降りましたが、各地とも、午後には晴天となりました。

でも、気になることがあります。

まず、天気図をごらん頂くと、本州付近は高気圧にゆるやかに覆われていますが、シベリアから中国大陸東岸には低気圧や前線を伴った気圧の谷があり、本州付近は前線の南側となっています。

実は、前線の南側と言うのは、上空では暖かい空気が流れ込んでいる証ですね。

一方、本州付近の地表付近に目を向けると、東北や関東地方では、27日22時現在、湿度が80パーセントを超えている箇所がざらにあります。さらに、高気圧圏内ということで、これから明日朝方にかけて晴天となるので、地表付近は気温が下がってきます。

上空が気温が高いのに、地表付近が湿っており、おまけに晴れて気温が下がるようになると、、地表付近の空気はよどんでしまいますので、そうです。が発生しやすくなってしまいます。

と言うことで、これから明日28日朝方にかけて、東北や関東地方では、濃霧に注意です。

濃霧で交通機関などは混乱が予想されますので、ノーモア???という感じですね。あまり、語呂がよくないようで。


新潟県中越地震から1年。

2005-10-24 00:00:55 | インポート
平成16年10月23日午後17時54分、新潟県中越地方にマグニチュード6.8の地震が発生。地震が深さ10キロ以下と言う浅いところで発生したため、新潟県川口町では震度7、小千谷市や十日町市などで震度6強、長岡市などで震度6弱を観測しました。この地震で51名の方々がなくなり、多くの建造物が全半壊しなした。

この地震発生から、本日でちょうど1年経ちました。

地震の罹災地では、1年経った未だに復興が満足に進んでいないのが現状です。

ただ、我々は、逆に、この新潟県中越中越地震から以下のことを学んだはずです。

①地震の規模としてはマグニチュード6・8で、巨大地震とはいえないが、発生箇所によっては、震度7と言う猛烈な揺れに見舞われる地域があるということ。

②地震発生後の避難生活でも、不幸にしてな亡くなられた方が出てしまったことで、地震後の避難生活のあり方について。

③地震発生の復興作業における、予想外の物理的、経済的困難さ。
などですね。

我々は、地震国日本に住む限り、この地震災害から無縁と言うことはありえません。日本のどこかで、明日にでも、大地震が発生するといっても、決して過言でなありません。今一度、地震と言うものの素性を十二分に理解して、来るべき地震災害に対して、ソフト、ハード面双方充実させて、地震災害を軽減するべく、日々努力することを誓おうではありませんか。


この秋始めての冬型気圧配置へ。

2005-10-22 23:55:46 | インポート
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※引用図は22日15時の天気図です。気象庁HPより引用。

22日は、本州上を寒冷前線が通過したため、不安定な空模様となったところが多かったですが、寒冷前線の通過後、西から次第に冬型気圧配置となってきました。

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※引用図は22日21時の天気図と雲画像図(赤外)です。気象庁HPより引用。

ただ、日本海に気圧の谷がまだあって、これが東進中です。当該低気圧の伴う雲もひときわ輝いており、雲として発達していることを示しています。こういう低気圧は上空に寒気を伴っており、ポーラーローとも呼ばれています。
この低気圧が、明日23日朝には、東北地方の東海上に進みますが、この低気圧が通過する際には、雷や短時間強雨、それに突風をもたらすことが多いので、皆さん気をつけましょう。
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※引用図は23日9時の予想天気図です。気象庁HPより引用。

明日23日は、本州付近は冬型気圧配置となりそうですね。上空には寒気も入って来る予想で、関東以西の太平洋側では、晴れるところが多いですが、北日本や日本海側では雨が降るところが多く、雨量がまとまるところもありそうです。




またまた関東で強い地震。茨城鉾田で震度5弱。

2005-10-19 23:29:24 | インポート

19日20時44分頃、茨城県沖を震源をする、マグニチュード6・3の地震が発生。茨城県鉾田市では震度5弱を観測しました。

関東地方では、3日前の16日に続いて、再び強い揺れに見舞われました。

この地震は、関東平野が乗っている北米プレートの下に沈み込む、太平洋プレートとの境界部分で発生した地震と思われます。

それにしても、この頃、何か地震が多いな。次、地震が何処で発生するかな~んてことは、私自身、予測するのは自身???がありません!


台風20号、伊豆諸島南部に接近。

2005-10-18 23:37:08 | インポート
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※引用図は18日21時の天気図です。(気象庁HPより引用)

台風20号が、ようやく重たい腰を上げて本州南海上を北上してきていますが、伊豆諸島めがけて北上中で、明日19日未明から朝方にかけて、伊豆諸島南部にかなり接近する見込みとなってきました。

その後、台風20号は、房総半島の南東海上を、暴走??しない程度に北東に進む予想です。
明日19日夕方までに、伊豆諸島南部では降水量が250から300ミリ程度、風は30メートル程度、瞬間的には50メートルを超す突風が吹きそうです。
また、関東地方では、この台風20号の影響で、引き続き天気がぐずつきそうですが、う~ん、伊豆諸島を除く関東地方では、雨の中心は千葉県あたりとなりそうで、東京地方や関東の内陸部では、予想よりも天気が崩れずに済みそうでは?と私は考えています。