①4月30日15時の天気図 気象庁HPより引用
②4月30日9時のAXFE578図 日本気象予報士会HPより引用
③5月1日9時の予想天気図 気象庁HPより引用
④4月30日9時のFXFE5782図(4月30日21時と5月1日9j時の上空1500メートル付近の風向風速と気温分布図と上空5500メートル付近の気温と上空3000メートル付近の気流の鉛直分布の予想図) 日本気象予報士会HPより引用
4月30日は、日本の東海上のある勢力の強い高気圧に、本州付近はすっぽりと覆われて、この高気圧の縁を廻るようにして、南から暖かい空気が本州上空に流れこんできました。(引用図①)
特に、本州内陸部や南より風が本州の山脈を越える際にフェーン現象が発生したため、日本海側の各地で気温が上昇し、京都府舞鶴市と兵庫県豊岡市では、最高気温がそれぞれ30・5℃と、本年初の真夏日を観測しました。
また、東京(気象庁のある千代田区大手町)でも、最高気温が25・8℃を観測し、本年はじめての夏日となりました。
引用図②の下側図より、本州上空1500m付近では、時計と同じ方向(南海上では南東風、本州上空では南よりから南西風)に風が吹き、この風に乗って、南海上から暖かい気流(12℃以上)が流れ込んでいます。日本海西部の広範囲で、朝鮮半島の山脈を南西風が越える際にフェーン現象を発生させて、気温が15℃以上の高温となっていますね。
さて、あす5月1日はどうでしょうか?
引用図④の下側右図より、上空1500メートル付近での気温が、東日本、西日本では30日とほぼ同じですが、引用図③より、北海道の北に前線を伴なった低気圧が進んでくるのに伴い、北海道付近では、おおむね12℃以上、オホーツク海側では山越え気流がフェーン現象を発生させるため、気温が15℃以上と、真夏並みに高くなる予想です。
したがって、本州各地は、5月1日も、各地で最高気温が25℃を超え、特に北海道のオホーツク海側や本州内陸部の一部では、最高気温が30℃以上となる箇所が発生することが予想されます。
皆さん!暑さ対策は万全に、それにしても、ビールがうまい陽気となったもんだ!