①8月22日12時の天気図 気象庁HPより引用
台風9号は、関東南沖の高海水温の影響で、本州のすぐ南で勢力を強めて、22日12時30分頃、千葉県館山市付近へ上陸しました。
上陸後は関東平野東部から東北地方太平洋側を北上するコースをとっております。
22日未明に、八丈島で50・9㍍毎秒の最大瞬間風速を観測しましたし、22日13時過ぎには、千葉県勝浦で最大瞬間風速45・5㍍毎秒(南風)10分間の平均の最大でも31・5㍍毎秒(南風)
を観測、成田空港では、14時過ぎに、最大瞬間風速36㍍毎秒(南東風)10分間の平均風速の最大でも23・7㍍毎秒(南東風)と観測開始以来最高となる暴風を観測しております。
さらに、台風を取り巻く発達した雨雲が掛かった、東京都多摩地区北部や埼玉県南部では、局地的に1時間100㍉を超す猛烈な降水量を観測!がけ崩れや低地での浸水被害などが生じました。
さて、今回は、この台風というもの、反時計回りに流れつ気流の渦巻き ですが、その渦巻き内、気流に流れが一様ではないのです。
②全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 ⅰ:22日9時 ⅱ:22日12時 気象庁HPより引用
ⅰ:
ⅱ:
ご覧のように、台風9号に伴う渦巻き、中心に近いほど風速が増大しておりますが、風向は、地形の影響を受ける、上空2000㍍と上空1000㍍では、風向は一様な反時計回りという状態ではありません。
所々、気流同士、ぶつかり合って不連続となっている箇所もあります。この、引用図②ⅰ,ⅱでの気流の不連続の箇所を念頭に、
引用図③ 日本付近レーダーアメダス解析雨量図 ⅰ:は22日9時 ⅱ:は22日12時
共に気象庁HPより引用 とご覧いただきましょう。
③
ⅰ:
ⅱ:
引用図③ⅰ,ⅱでの、台風を取り巻く発達した帯状降水域、引用図②ⅰ,ⅱでの、上空2000㍍と1000㍍での気流の不連続部分に発生していることがわかります。
台風というもの、本州に接近するとともに、本州の地形的特性を受けやすくなりますが、本州の脊梁山地より標高が低い、上空2000㍍より下方の気流の流れが、
より、本州の地形的特性を受けやすく、当該本州の地形的特性で、気流がぶつかりあう 気流同士の不連続箇所が発生すると、台風を取り巻く暖湿流が当該箇所で収束上昇するわけですから、
その箇所に、降水域がより発達し易い というわけです。
このような状況下で、22日昼過ぎの、東京都多摩地区から埼玉県南部での記録的短時間大雨が発生したわけです。
④8月22日12時のアメダス関東周辺風向風速分布図 気象庁HPより引用
台風を取り巻く帯状の発達した降水域、引用図④のような地表付近での気流の収束があればより一層発達しますし、その形状も、地底的特性に敏感に左右されます。
また、当該帯状の発達した降水域の隣接箇所で、風速が増大する ということも認識しておきましょう!
台風9号は、関東南沖の高海水温の影響で、本州のすぐ南で勢力を強めて、22日12時30分頃、千葉県館山市付近へ上陸しました。
上陸後は関東平野東部から東北地方太平洋側を北上するコースをとっております。
22日未明に、八丈島で50・9㍍毎秒の最大瞬間風速を観測しましたし、22日13時過ぎには、千葉県勝浦で最大瞬間風速45・5㍍毎秒(南風)10分間の平均の最大でも31・5㍍毎秒(南風)
を観測、成田空港では、14時過ぎに、最大瞬間風速36㍍毎秒(南東風)10分間の平均風速の最大でも23・7㍍毎秒(南東風)と観測開始以来最高となる暴風を観測しております。
さらに、台風を取り巻く発達した雨雲が掛かった、東京都多摩地区北部や埼玉県南部では、局地的に1時間100㍉を超す猛烈な降水量を観測!がけ崩れや低地での浸水被害などが生じました。
さて、今回は、この台風というもの、反時計回りに流れつ気流の渦巻き ですが、その渦巻き内、気流に流れが一様ではないのです。
②全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 ⅰ:22日9時 ⅱ:22日12時 気象庁HPより引用
ⅰ:
ⅱ:
ご覧のように、台風9号に伴う渦巻き、中心に近いほど風速が増大しておりますが、風向は、地形の影響を受ける、上空2000㍍と上空1000㍍では、風向は一様な反時計回りという状態ではありません。
所々、気流同士、ぶつかり合って不連続となっている箇所もあります。この、引用図②ⅰ,ⅱでの気流の不連続の箇所を念頭に、
引用図③ 日本付近レーダーアメダス解析雨量図 ⅰ:は22日9時 ⅱ:は22日12時
共に気象庁HPより引用 とご覧いただきましょう。
③
ⅰ:
ⅱ:
引用図③ⅰ,ⅱでの、台風を取り巻く発達した帯状降水域、引用図②ⅰ,ⅱでの、上空2000㍍と1000㍍での気流の不連続部分に発生していることがわかります。
台風というもの、本州に接近するとともに、本州の地形的特性を受けやすくなりますが、本州の脊梁山地より標高が低い、上空2000㍍より下方の気流の流れが、
より、本州の地形的特性を受けやすく、当該本州の地形的特性で、気流がぶつかりあう 気流同士の不連続箇所が発生すると、台風を取り巻く暖湿流が当該箇所で収束上昇するわけですから、
その箇所に、降水域がより発達し易い というわけです。
このような状況下で、22日昼過ぎの、東京都多摩地区から埼玉県南部での記録的短時間大雨が発生したわけです。
④8月22日12時のアメダス関東周辺風向風速分布図 気象庁HPより引用
台風を取り巻く帯状の発達した降水域、引用図④のような地表付近での気流の収束があればより一層発達しますし、その形状も、地底的特性に敏感に左右されます。
また、当該帯状の発達した降水域の隣接箇所で、風速が増大する ということも認識しておきましょう!