引用図は、2月27日9時の予想天気図です。気象庁HPより引用
26日は九州の一部では雨となりましたが、本州各地は晴天に恵まれたところが多かったですね。
しかし、27日は、上空に寒気をともなった谷が本州へ接近してくる予想です。
引用図①より、27日9時には、一見、天気を崩す低気圧は本州付近には見当たりませんが、各種予想図(引用図になくてすみません)より、本州の南海上から本州南岸方面に暖かく湿った気流が流れ込み、前記した上空の谷の接近に伴い、27日夜には、四国沖付近に低気圧が発生して、この低気圧が東進して、本州の南岸沿いの地域に雨を降らせ、所々で雷も発生する予想ですね。
また、地形的に、南海上からの気流と、東海上からの気流とが衝突する関東地方付近では、局地的に低気圧も発生することが考えられ、この方面では、雨の降りだしが以外に早まり、27日宵の内以降には雨天となりそうですね。
さらに、本ブログ昨年8月12日の記事に紹介した
※(850hpa気温-500hpa気温)+(850hpa露点温度-500hpa気温)+(地表の気温-37)+C(定数ですが、今日のように正渦度移流や、日中海陸風収束で地形的低気圧が発生する場所、地形的に山の斜面にぶつかり上昇流が発生する箇所、または北を360°として、850hpaの風向と地表付近の風向との差が90°で+8。※前記の現象が複数発生する場合は、8×当該現象発生数。負渦度移流の場合 -8)=48~51で、大雨注意報基準の降雨が、52以上で大雨警報基準の降雨が発生。
の式に、27日の各種予想図より、予想値を当てはめると、27日午後以降、関東以西の本州南岸の地域では 48以上(一部50以上)の地域が散見するようになりますね。よって、この時期としてはかなりまとまった雨量となりそうですよ。
関東以西の本州南岸の地域の皆さん。朝、雨が降っていなくても、雨具は忘れずに!