①9月25日15時の天気図 気象庁HPより引用
②9月25日9時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用
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③9月25日15時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用
④9月26日9時の予想天気図 気象庁HPより引用
本州の南海上で勢力を強めた台風20号ですが、進路予想では、次第に進路を北東へとり、伊豆諸島の南海上を進んで、明日26日には、関東の南東海上へ進む予想です。(引用図④)
このため、太平洋沿岸では、北日本~西日本、それに南西諸島にかけて、台風からのうねりが明日まで高く、特に、関東南東海上や伊豆諸島近海では大シケが予想されます。
一方、引用図①②③より、北海道付近にある低気圧から延びる前線に沿って、水蒸気画像上で、白い帯状の画像域が中国大陸まで延びています。その北側では、水蒸気画像上の暗域がU字型に広がり、これは、比較的低温で乾いた秋の気団がある様子を示しておりますが、引用図②③と比較すると、次第にこの秋の気団が南下してきております。
引用図④より、26日9時には、本州付近では等圧線が混んで、前記した比較的低温で乾いた秋の気団が北より風(一部で北東風)となって、本州付近で流れ込んでくる予想です。
とはいえ、前記した、比較的低温で乾いた秋の気団の外縁に位置する、白い帯状の画像域は、上空3000m付近の上昇流が分布しているもの。この帯状の上昇流の通過時には、気流が乱れて、航空機にとっては、乱気流の原因にもなりますし、通過直後は上空3000m付近では、反対に下降流が顕著になりますから、風が強まり、山越えのおろし風が局地的に発生することも考えられますから、この点は、ご留意ください!