30日、気象庁より、東北地方太平洋沖地震により観測された各地の震度について、地震直後に発生した障害等により、一部の観測データが気象庁に届かなかったため、地震当日(3月11日)の地震情報では、適切に震度が発表できていない地点があった。とのことです。
そういえば、周辺が5強や6弱、6強を観測しているのに、震度3や2とか、明らかに疑い残るような震度を発表していた地点もありました。
でも、今回のような大きな地震が発生した時には、通信障害や地震計の不都合などで、正確な震度を送信することが出来ない地域がままあるもの。これは致し方ないことです。
このため、気象庁では、これらの震度観測点についてデータの入手に努め、これまでに入手できた観測データの精査を行ったところ、震度5弱以上を観測した観測点は別表1のとおりとなりました。
別表1,2については、気象庁HP内 http://www.jma.go.jp/jma/press/1103/30d/kaisetsu201103301800.pdf
をご参照ください。
なお、気象庁では、震度5弱以上を観測した可能性が考えられるものの、地震時のデータが不足しているなどの理由により、精査が終わっていない観測点は別表2のとおりです。これらの観測点の震度については引き続き精査を進めるとのことです。
ちなみに、関東地方周辺で、実際の震度が発表よりも大きく異なったり、地震発生直後は発表なしであったが、実際の震度が判明した主な地点は次の通りです。
<実際の震度が発表よりも大きく異なった主な地点>
茨城県日立市役所 6弱 ← 発表時震度4
茨城県水戸市中央 6弱 ← 発表時震度4
埼玉県所沢市北有楽町 5弱 ← 発表時震度2
東京都新宿区上落合 5弱 ← 発表時震度3
神奈川県横浜市神奈川区神大寺 5強 ← 発表時震度3
神奈川県横浜市西区浜松町 5弱 ← 発表時震度2
神奈川県小田原市荻窪 5強 ← 発表時震度3 など
<新たに震度が判明した地点>
栃木県市貝町 6強
神奈川県相模原市緑区久保沢 5弱 など
となっています。
30日の気象庁からの震度訂正により、11日発生した東北地方太平洋沖地震では、関東地方でも、最大震度が、茨城県内、栃木県内で震度6強 群馬県内 埼玉県内 千葉県内で震度6弱 東京都23区内 神奈川県内で震度5強 東京都多摩地域でも震度5弱と、広範囲で激しい揺れに見舞われたことになります。