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「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 重信 メイ (著) を読んだ

2013年05月05日 14時46分56秒 | レバレッジリーディング
「アラブの春」の正体 欧米とメディアに踊らされた民主化革命 (角川oneテーマ21)
重信 メイ
角川書店(角川グループパブリッシング)

アラブの春、ジャズミン革命。

長期に亘ってアラブの国々を支配していた抑圧的な政権が

SNSの力などを使って倒された。

アラブの春

<Blockquote>これらの革命の背景にはソーシャルネットワークの役割も大きいとされる。衛星放送[注 1]やインターネットの普及で情報は瞬時に伝わり[注 2]携帯電話ツイッターフェイスブックなどで抗議活動に関する呼びかけなどが行われた。さらにイスラム教の合同礼拝(国民的宗教行事のため禁止は不可能)のため合法的に人が集まり、情報や人々の感情などが直接伝わることも革命を後押しするのに功を奏した。様々な情報に加えて、政権側によるデモの弾圧などで犠牲となった死者の棺は大通りを練り歩き、治安部隊などの行動は周知されることとなった。 </Blockquote>

 

とあるが、実はそういう簡単な話ではないことがよくわかった。いろいろ知らなかった。

アルジャジーラにしても、カタールという小国が存在感を高めるために作った放送局であり、
必ずしも中立的に報道しているわけではないこと。
特にカタールそのものの報道はほとんどしないそうだ。

さらに言えば、アラブの問題の根深いところには

パレスチナ問題があり、エジプトも大きく関わっていると言うこと。

 

それにしても、予備的な知識が全然ないし、

状況は複雑だし、とても今の状況を理解することはできないが、

少なくとも複雑であって、分かりやすい説明で理解することは

不正確な理解となる、とうことだけは分かった。

 

facebookで革命が起きて民主主義が実現してめでたしめでたしでは全然なく、
SNSで煽って都合の悪い政権をひっくり返した、という可能性が高いんだな。

国家、というより、多国籍企業かもしれない。
これは以前読んだTPPの本にも同じ趣旨の事が書いてあった。

政府は必ず嘘をつく――アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること (角川SSC新書)
堤 未果
角川マガジンズ

 



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