リクルート出身で民間人で初の中学校校長を、内の近所の和田中学校でしたのが、この藤原さん。なんとメディアファクトリーを立ち上げた人でもある。リクルートでサラリーマン法人的な「フェロー」をはじめた最初の人でもある。
バリバリのエリートサラリーマンだった藤原さんは、メニエル病になったときに、これでいいのか、と自問し、出世方向ではない道を進んだ。先日読んだヤンキース松井も骨折で。その前に読んだ長谷川も故障者リスト入りで自分を見つめたという。やっぱりナニカの契機で自分を見つめると、それまで不問にしていた前提そのものから考えることができる、それは大切なことだろう。
彼はそこから、教育方向へと歩みを進めて、この本はこれから校長をやるということろだった。ヨーロッパに住んで現地を学び(アメリでないところが慧眼である。これからの日本のロールモデルは一度栄華を誇った後で成熟化社会を迎えた応酬であろう)、そこで実地で学んだ教育の基本が、Independence(独立)とContribution(貢献)だったそうだ。
学ぶべきことが多い本だと思った。校長後の話も聞きたい。
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