ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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ニッポンには対話がない―学びとコミュニケーションの再生を読んだ

2008年10月24日 09時36分15秒 | レバレッジリーディング
ニッポンには対話がない―学びとコミュニケーションの再生
北川 達夫,平田 オリザ
三省堂

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フィンランド式って言葉が気になっていたんだが。この北川 達夫さんという人が紹介しているんだな。初めて知りました。マインドマップに似たフィンランド・メソッドの紹介も北川さんだった。これはちょっと勉強しておきたいところ。
フィンランドは世界の子供の教育水準ですごく上位にいるようで学力世界一ともいわれてます。
関連はこちらhttp://allabout.co.jp/children/hsexam/closeup/CU20070912A/

その教育の秘訣が対話、コミュニケーション(カンバセーションではなく)だったり、エンパシー(シンパシーの誤植ではありません)だったりする、ということがわかります。

もう一点、このコミュニケーションは、相手がどこのだれであろうと自分が考えていることを効率的に伝えるということに主眼が置かれており、これは今後日本の教育に必要なこととも言っています。

これは何を意味するかというと、移民を前提とした考え方です。外務省では移民の問題は外に向けてはあまり話さないが今後の日本は移民をたくさん受け入れる、それでこそ成り立つ、というのが当然の前提になっているそうです。この本からは離れますが少子化というのは実は経済問題・労働人口の問題であって、これが縮小するのを避けるためには、集約労働化とともに、移民による労働人口の増加も必須というのが、基本的な流れのようです。個人的にはこれは賛同する話で、日本の閉塞的な構造、精神的な状況を打開するのは、移民によるグローバル化が一番いいと思うからです、もちろん副作用、反作用、反対も多いでしょうがね。
で、その時に必要とされるのが、この対話能力なのですよね。
ただし、今だってこの対話能力は必要で、より確実に効率的にコミュニケーションを重ねるには対話にかかわる基本的なリタラシーは必須と言えるのでしょうね。



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