ギタリスト身体論 ー達人に学ぶ脱力奏法ー | |
八幡 謙介 | |
中央アート出版社 |
今年はギターをしっかり弾こうという決意をもってだな、
この本を読んでみた。
まださらりと電車の中で飛ばし読みしただけなので
レビューするのは申し訳ないんだが、あまりにビックリしたので書いておく。
いや、こんな本は見たことなかった。
譜面やら何やらはなく、ギターの構え方、ネックの握り方、弦の弾き方において
いかに「脱力できるか」について、書かれている。
弦飛びにいたっては、指でもなく手首でもなく、肘ですらなく、肩関節の柔らかさである、と力説している。
だいたいネックは親指を出して握るべし、しかも小指は極力使わず
3本でギターを弾くことをここまで推奨している本は珍しい。
また日本人ギタリストは総じてハードピッカーであり、
もっと弱いピッキングで弾かないと力は抜けないし、フォルテの時の音量さがでない、とも。
これはたしかにもっとも、な話だ。
それに限らず、一見するとギターのカルトに思えるが、
よくよく考えてみればいちいち納得いく部分もあって、
ギターに限らず「力を抜く」ことを最も大事だというミュージシャンは多く、
僕が直接聞いただけでも、原朋直(トランペット)、神保彰(ドラム)などは力説していた。
いい音楽を作るにはリラックスしていることは必須だが
フィジカルが力んでいて、マインドがリラックスするということはありえない。
やはりフィジカルなリラックスが必須といえるだろうな。
というわけで、しばらく指3本で、ダウンストロークも重力に任せて弾き、
弦飛びの時には肩関節が柔らかく動くことを意識しようと思う。
2もあるのね。
しかもCD付き。こちらは未読。そのうち挑戦予定。
ギタリスト身体論 2-脱力奏法の実践と応用 - CD付 | |
八幡謙介 | |
中央アート出版社 |
おお、DVDもあるのかー。
ギタリスト 身体論 DVD 脱力奏法の解明 | |
八幡謙介 | |
中央アート |