![]() |
Kind of Blue |
COLUMBIA/LEGACY | |
COLUMBIA/LEGACY |
1959
KIND of Blue
マイルスはメンバーを厳選した。ジョン・コルトレーン。モードに燃えるような情熱を持ち込んだ。
クラシックに深い造詣を持ち、マイルスがその音色を輝く水のようだと評したビル・エバンス。
「So What」
Dドリアンという音階の中でメンバーはゆっくりソロを回していく。
あらゆる意味で怪物的なアルバムと行っていいと思います。セールス的には最も高いアルバムで全世界で年間40万枚以上売れ続けている。このままいって21世紀から20世紀のモダンジャズを振り返るとモダンジャズというものはチャーリー・パーカーでもルイ・アームストロングでもなく、マイルス・デイヴィスの
このアルバム「Kind of Blue」のサウンドが代表するんだ、というふうになってしまうかもしれない、といわれているアルバムです。
都会の夜のブルーな感じの集大成にして究極のカタチである上に、このアルバムの最も重要な点は、音楽理論的にいえばそれまでコード進行によって演奏されていたモノがモードジャズに変わったということです。
このアルバムはよく「夢のようだ」とか「無重力だ」と言われますが、どこに音の中心があるのかわからないという浮遊感、クールな透明感に充ち満ちていて、それがいまだに人々を惹きつけている理由だと思います。マイルスミュージックの極点といってもいいかもしれませんね。
![]() |
Kind of Blue: 50th Anniversary Legacy Edition |
Sony Legacy | |
Sony Legacy |