ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

雲龍渓谷(ピーカンバージョン):雲龍鍋

2013年04月30日 00時47分40秒 | Weblog
「キャー!!!」とか「ギャー!!!」とか、時々頭上から聞こえてくる。
更には「ガラガラー バリバリー ドスーン!」といった不気味な音もすぐ後ろから聞こえてくる。

この不気味な音は、雲龍瀑のでかくぶっといつららが滝壺へと落下する音。
そして割れた時の衝撃音や転がったりする時の音だった。
「もう少し安全な場所の方がいいかな・・・」
そう思いながらも、既に具材を入れ煮始めたこともあり、移動はせず滝壺で調理を続けた。



今日の昼飯は「キムチチゲ鍋うどん」だ。
辛みのスープに白菜、えのき、水餃子、そしてうどんなどの具材をたっぷりと入れた名付けて「雲龍鍋」。
ただ単に場所の名前を付けただけのことであって、スープの味や具材が何であれ関係ないのが本当のところだが(笑)。



あふれんばかりの具材だったが、徐々に煮詰まると鍋の中に収まっていった。

今日は暑い!
このピーカンにキムチチゲはちょとミスマッチだったかなとも思ったが、雪(氷)景色の世界で食べれば何でも美味いだろう。

だんだんといい匂いがしてきた。
「早く食べたぁ~い」
と次の瞬間「ギャー~~!」という悲鳴。

「りょうちん、もうすぐできるよ」
と今度は「バリバリガラガラ ドッシャーン!」と、でかいつららがすぐ傍に落ちた。

何となく落ち着かない食事になりそうだ。


これは別に酔っている写真ではない。
美味そうな匂いに喜んでいるだけ。

「よっしゃぁー! りょうちんできたぞ♪」

ではいただきます。 m(_ _)m

日帰りにしては水や具材の重さで結構ザックの総重量はあった。
(「これで帰りは楽だな・・・」)
食べることよりも、ザックが軽くなってくれることが嬉しかった。
しかし、いざ一口食べてみれば・・・。
「うっめぇ~~♪」
できあいのスープとはいえ、実に美味い「雲龍鍋うどん」だ。
我ながら今でももう一度食べたいと思える味だった。



やや味は濃かったが、半日汗をかきながらここまで来た体には、逆に嬉しい「濃さ」だ。
フリーズドライのお手軽簡単調理は確かに楽だが、たまにはちょっと手を加えてみるのもいいものだ。
日帰りならではの、一度きりの調理だからこそできる贅沢昼食と言ってもいい。

食後に、りょうちんが作ってくれた珈琲もまた美味かった。

でもって本日の“SURPRISE”の登場となる。